「神の恵みをいたずらに受けてはならない。」
コリント人への第二の手紙6.1
イエス様が語っておられますが、「健康な人に医者はいらない。いるのは病人である」というお言葉があります。
イエス様の十字架の恵みは、自分自身を罪人と思っている人間にとってはまさに福音であります。
自分自身では負いきれない罪の重荷を取り去って、正しいものとして取り扱って下さるなど、夢にも思わない幸福な出来事です。
一方、自分自身を罪人と思っていない人間にとっては、あまり価値の無いもののように感じるでしょう。
あってもよし、なくてもよし何かの折に世話になる程度にしか考えていないのではないでしょうか?
しかし、それが神の恵みをいたずらに受けている状態なのです。
この聖言葉に続いて、見よ今は恵みの時、今は救の日であると語られているとおり、
今信じれば大きな恵みを受けることができます。
逆にいえば、今しかチャンスはありません。
旧約の人物、エサウは1杯の食べ物で神様の恵みを独占する長子の特権をヤコブに売り渡しました。
私たちは結果が分かっていますからエサウを愚か者と笑うかもしれません。
でも、もしあなたが今神様の恵みを軽んじているのであればエサウを笑う資格はありません。
今どれほどの恵みを受けているかを今一度味わい、受け止めなおしましょう。(正野)