1月18日教会学校聖言葉

「あなたがたはわたしの手のうちにある。」
エレミヤ書18.6

　この聖言葉は、陶器師のたとえを用いて神様の立場と御意志を表したものととらえられています。まことにその通りで、神様が私たちを神様の作品として造り変えて下さるということは疑いようもない事実です。
　
　ただ、この聖言葉にはもう一つの事実があります。
　それは私たちが粘土すなわち土くれにすぎないということです。
人は生きていく中で自分の内外に自分の価値を求めようとしますが、土くれである以上、どれだけの価値をこじつけてみても土くれ以上のものにはなれないのです。

　しかし、土くれが価値を持つ唯一の方法があります。

　そう、陶器師によって器に造り変えられることです。謙遜に自分自身が価値の無い土くれであることを認め、陶器師の手にいっさいをゆだねる時、土くれが努力などしなくても陶器師が自分の意のままに美しいうえに役立つ器にしてくます。

　今、最高の陶器師であるイエス様が、十字架によってあらゆるゆがみを取り除き、聖霊によって素晴らしい形にかたどってくださっています。それによって得られた価値は決して色褪せることがなく、だれが否定してもその価値が失われることはありません。いかなるときにも自分がイエス様の御手にあることを信じましょう。（正野）