「主を待ち望め」
詩篇27.14
この聖言葉につづいて、「強く、かつ雄々しくあれ。」と語られていますが、
私は昔この聖言葉に反発したことがありました。
自分自身をみると、弱くかつ臆病で、
そんな人間に対して強く、かつ雄々しくあれなどと命令されても
どうしようもないじゃないかと思っていたのです。
また、弱く臆病な人間として創ったのは神様で、
こちらが弱いのは神様がよくご存知のくせに・・・とも思っていました。
しかし、私のその考えは間違っていました。
その考えには「主を待ち望め」という一節が欠けていたことを示されたのです。
神様は力の無い者に、なんとか力を振り絞れと言われる方ではありません。
力を与えるからそれを携えていきなさいと言われるかたです。
勇敢な士師ギデオンも、逃げ隠れていた酒ぶねのなかで
「力を持って行って」と神の使いから促されました。
そして、出て行ったときに
少数でミデアン人を打ち破るという大きなわざをなすことができました。
私たちも、事の大小と自分の力を算段するのではなく、神様の力である御霊を携えて事に当ろうではありませんか。
(正野)