福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

5月26日 ニューモデルマガジンX14年7月号 (三栄書房)

2014-05-29 00:47:49 | スケジュール
福岡事件の記事が雑誌掲載されましたのでご紹介します。

「死刑執行された冤罪事件・福岡事件とGHQ」 中村尚樹著
https://www.mag-x.com/(クリックで雑誌HPへ)


   雑誌の名前自体、私は存在すら知りませんでしたが、その業界では有名な雑誌だそうです。
   どの業界かというと、HPを見ればわかりますが車業界です。
   はっきり言って福岡事件の記事が浮いていました。

   最初にこの記事を拝見した時、6回連載すべてが福岡事件の記事かと勘違いして
   「合計6回の連載予定なのに、今回だけで福岡事件のことをこんなに詳しく書いちゃって
    残りの連載は書くこと残っているのだろうか…」
   と心配になりました。

   古川さんに確認したところ、残念、福岡事件の記事は今回だけだそうです。
   この連載は、あくまで占領下の日本に重点をおいているのであって、
   その一環として福岡事件が取り上げられたとのこと。
   ですが、記事の内容は先に書いた通り、福岡事件の概要を網羅していて、
   他方、紋切型になりがちな福岡事件紹介にとどまらなかったところがおもしろかったです。
   コンビニや書店にて発売中ですので、お手に取ってみてください。  

   
   さて、5/24の現場法要は、毎日新聞と西日本新聞の各地域版にて
   記事になったそうなのですが、ネット上に見当たらない…
   もう少し探してみようと思います。

5月24日 福岡 現場法要

2014-05-27 20:58:04 | 日記
   
    
毎年、福岡事件の犠牲者達を偲ぶ法要を、
   事件現場である福岡市堅粕・吉野公園でおこなっています。
   今年も事件日直近の土曜に法要がおこなわれました。

   この日の福岡は5月とは思えないほどの炎天下、
   そんななか、地元福岡や遠くは関東からの支援者の方々にお集まりいただきました。
      
   さて、今回の現場法要では、事件当日の行動を再現してみようという話もあり、
   西さんや石井さんたちが当日使用した道を、皆で実際に歩いてみました。

   スタートは九州大学医学部正門前、この正門は事件当時から残る数少ない建造物です。
   門を出て医学部前通りに、西さん石さんが「共謀」に使用したとされる「福岡旅館」があります。
   ただ旅館の姿は無く、また6年ほど前私が初めて参加した時からも、建物が様変わりしていました。

   住所をもとに探し出すと、そこには大きなマンション。
   しかし、近辺に住んでいる方にお話をうかがうと「福岡旅館」を覚えていらっしゃいました。
   「福岡旅館」は、鉄筋3階建ての大きな建物で、その広さから修学旅行生も宿泊していたそうです。
   事件の風化が危惧されるなか、当時を知る希少な情報に出会えたことに只々感謝。
   
   出発から約1時間かけて、被害者と西さんの「軍服取引」がおこなわれた「浜利食堂」に向かい、
   その後、10分ほど離れた場所にある西さんが被害者と別れた「中島宅」まで歩き、ゴールとなりました。

   こうして事件現場を歩きながら、西さん石井さんのことを考えてみるのは
   集会やパネル等の文字で見るのとは異なり、独特のリアリティを感じます。
   実際に歩いてみると、すごい距離で私は脱水症状になりかけ(炎天下での1時間!)、
   次の日には、もれなく筋肉痛もついてきました。

   事件の風化が言われている福岡事件ですが、
   当時に思いを馳せながら現代の地図で歩いてみて、感慨深いものがありました。

5月10日 広島 広島市東区地域福祉センター/5月11日 岡山 オルガ

2014-05-11 22:00:24 | 日記

写真は5月11日岡山の様子

今回のキャンペーンは、西さんの数少ない遺品の写真を公開するということもあり、
   前日からこうしたデータやパネルを積んで出発した古川さん。
   広島・岡山の会はこうした展示物に注目が集まったそうです。

   特に印象に残った出来事が、苦しんでいるのに助けようのない西さんの境遇に
   「言葉が出ない」と涙する方がいたとか。
   
   人の営みから外れた西さんの苦労を推し量るすべはほとんど残されておらず、
   古川泰龍氏の著書にある西さんとの往復書簡の抜粋や、今回データ化して持ち出された遺品のみです。
   特に遺品に関しては、経年劣化の恐れから門外不出とされています。
   

   先に涙された方の言葉から、古川さんは「西さんの遺品を後世に残す必要がある」とおっしゃっていました。
   確かに、今回のような遺品のデータ化は、そもそもいかなるものが残されているのかの詳細が
   不明だった西さんの遺品内容を明らかにするとともに、既に鬼籍に入ってしまっている西さんを
   より身近に感じさせる重要なものだと思います。

   とまれ、私も展示された写真をを拝見したことがないので、いかなるものか非常に興味があります。
   幸先よいスタートがきれましたね。   


2014年春 キャンペーン「私はわらじがぬがれないー届かなかった無実の叫び 冤罪死刑囚 西武雄の遺言ー」

2014-05-10 21:14:24 | スケジュール
「デッドマン・ウォーキング」の著者シスター・ヘレン・プレジャンの
   呼びかけにより始まった福岡事件キャンペーン「私はわらじがぬがれない」。
   4年前の2010年、彼女が再来日した際に提案してくださったものが、
   アメリカの「イノセンス・プロジェクト」ならぬ、
   日本での冤罪救済制度「ニシ・プロジェクト」の創設でした。   

   今年のキャンペーンは、昨年の冬から生命山シュバイツァー寺の皆様が
   資料整理してくださった、西武雄さんの日記・手紙・句を通じて、
   冤罪被害の実情を推し量るとともに、「ニシ・プロジェクト」の展望を
   考える会にできればと思っております。
   皆様のご参加をお待ちしております。
   

5月10日(土)
   広島 広島市東区地域福祉センター 13:30~
  講演 (主催:9条連ヒロシマ)
5月11日(日)
   岡山 オルガ 4階 13:00~
  講演
5月18日(日)
   滋賀 彦根 大本近江本苑
   講演
5月24日(土)
   福岡 福岡 吉野公園(事件現場)
  現場法要(被害者の方々の法要)・事件当日の行動再現

6月3日(火)
   山口 山口大学
  授業内公演
6月5日(木)~6日(金)
   大阪 大阪経済法科大学
  授業内公演等(内容未定)
6月8日(日)
   岡山 姫路 大本はりま本苑
   講演
6月9日(月)~11日(水)
   神戸 カトリック神戸中央教会
   講演等(内容未定)
6月15日(日)
   熊本 玉名 生命山シュバイツァー寺
   梅雨忌(西武雄さん法要)
6月17日(火)
   福岡 大名町カトリック教会
   講演等(内容未定)
6月27日(金)
   東京 水道橋 YMCAアジア青少年センター
  講演等(内容未定)
6月28日(土)
   静岡 中止
6月29日(日)
   大阪

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