福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

9月28日 毎日新聞

2012-09-28 20:39:51 | スケジュール
毎日新聞にて岡山での回顧展の様子が掲載されましたのでご紹介します.

古川泰龍回顧展:「福岡事件」にささげた生涯 古川さんの軌跡、書やパネルで紹介−−北区で /岡山
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120928ddlk33040520000c.html

「福岡事件は冤罪(えんざい)だ」と訴えて再審請求に生涯をかけた僧侶、
古川泰龍さんを紹介する「月もひとりか 古川泰龍回顧展4件」が
北区中山下のNTTクレド岡山ビル20階で開かれている。
息子の僧侶、龍樹さん(52)=熊本県玉名市=らが
全国を巡回し、古川さんの書道作品や活動を紹介している。

 1947年に福岡市で中国人商人ら2人が射殺され現金10万円が奪われた「福岡事件」では、
取引相手だった西武雄さん=75年に死刑執行=と石井健治郎さん=減刑され08年死去=が強盗殺人罪に問われ、
西さんは無罪を、石井さんは「正当防衛の誤射」を主張したが、ともに死刑を言い渡された。

 2人は拷問で自白を強要されたとされる。
教誨(きょうかい)師だった古川さんは刑務所で2人と出会い、再審請求運動を開始。
関係者の証言や裁判記録を検証した「真相究明書」を執筆するなど00年に亡くなるまで無実を訴えてきた。

 回顧展では、古川さんの書や活動を伝えるパネルなどを展示。
「心」「花」など一文字の大作のほか、「ありがとう」「ようこそ」などと横書きした作品もあり、
温かみのある字体から古川さんの人柄が伝わってくる。

 龍樹さんらは、戦後の混乱期に旧刑事訴訟法で裁かれた人たちの再審を認める法律の制定を求めている。
龍樹さんは「冤罪は現在につながる問題でもある。父の書を通して、事件にも関心を持ってほしい」と話している。

 入場無料。来月1日まで。問い合わせは龍樹さん(080・3229・3450)。【五十嵐朋子】

9月26日 クレド岡山

2012-09-27 20:00:54 | 記事など
岡山での回顧展の様子について古川さんからを写真に撮っていただいたのと,
  クレド岡山のスタッフの方がブログで告知をしてくださったのでご紹介します.


    
①回顧展の様子 ②20階からの岡山の景色
 
【クレドスカイギャラリー】月もひとりか~古川泰龍回顧展~
http://cred-okayama.jugem.jp/

9月24日 中国新聞

2012-09-26 20:34:07 | スケジュール
中国新聞で広島での回顧展の様子が掲載されましたのでご紹介します.
   昨日で広島は無事終了し,今日から岡山での開催です.
   昨夜の搬出やその後岡山での搬入は,さぞ大変なことだったかと思います.
   にもかかわらず,岡山での新しい出会いに想いを馳せる古川さんの姿にただ頭が下がるばかりです.
   お近くの方は,是非お越しください.


古川さんしのび企画展
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209240130.html

1947年に福岡市で2人が射殺された事件で、
強盗殺人罪で死刑が確定した元死刑囚2人の再審運動に尽くし、
2000年に80歳で亡くなった僧侶古川泰龍さんの回顧展が、
広島市中区大手町1丁目のギャラリーてんぐスクエアで25日まで開かれている。

 教誨師(きょうかいし)だった古川さんは61年、熊本県で再審運動を始めた。
回顧展では事件の新聞記事や活動を紹介する写真を載せたパネル2点、
書家としても活動した古川さんの作品約30点などが並ぶ。
柔らかい筆致の「月もひとりか」は月を模した円も描き、再審運動の絶望感や孤独感を表現している。

 事件では男性2人が死刑判決を受け、自白の強要などによる冤罪(えんざい)を訴えた。
1人は75年に死刑が執行され、もう1人は恩赦で無期懲役に減刑後の08年に死亡した。

 回顧展は、古川さんの長男で、再審運動を続ける僧侶の
龍樹さん(52)=熊本県玉名市=が全国8カ所で企画。
展示作品は販売し、売り上げは運動に充てる。入場無料。

9月20日 広島 ギャラリーてんぐスクエア

2012-09-21 00:31:23 | 日記
昨日から開催されました広島での回顧展の様子について
   早速,神戸学院大学OBからご報告をいただきましたので紹介しますね.

    
9月20日(木)、いよいよ今日から広島<ギャラリーてんぐスクエア>での
『月もひとりか』古川泰龍回顧展がスタートです!!
さっそくその準備のお手伝いに伺ってきました。

展示されている場所は、建物の一階でガラス張りだったので、
気軽に足を運んできてくれる方が多かったと思います。
おしゃれな雰囲気で、作品もいきいきと見えました!
お昼に食べた「アナゴ」もサイコーでした!!!

みなさんも是非、足を運んでみては?

2012年秋キャンペーン『月もひとりか』古川泰龍回顧展(墨蹟展)スケジュール(訂正)

2012-09-19 22:51:00 | スケジュール
16日にアップしました神戸・静岡の予定について,
  訂正・追加がございましたのでご連絡します.

①11月1日(木)~11月6日(火)
 神戸 ギャラリー葉月 11:00~19:00 ※6日は18:00までを予定
 (当初,最終日6日を18:00終了予定としていましたが,
  片付けの関係もあり17:00終了予定となりました.)

②11月15日(木)~11月20日(火)
 静岡 ヤジマヤ・ギャラリー 時間は未定
 (時間未定としていましたが,10:00~19:00に決まりました.
  最終日は19:00より早く終わる予定ですが,まだ決まっていません.)

先にアップした予定表も変更しておきます.

『月もひとりか』古川泰龍回顧展(墨蹟展)のスケジュール(追加)

2012-09-16 21:44:48 | スケジュール
以前お伝えしたスケジュールにおいて未定でした
  神戸・静岡・東京での開催日が,ほぼ決まりましたのでお伝えします.
  (ほぼと申しましたのは,現在仮予約の段階のため.会期が近づきましたら正式にお知らせします.)

11月1日(木)~11月6日(火)
 神戸 ギャラリー葉月 11:00~19:00 ※6日は17:00までを予定
  (神戸市中央区小野柄通7-1-5マキビル3F 電話078-221-0303)
  阪神三宮駅(東口)徒歩1分 他各線三宮駅徒歩3分
 http://www.mmjp.or.jp/maki-building/ 

11月15日(木)~11月20日(火)
 静岡 ヤジマヤ・ギャラリー 10:00~19:00 
  (静岡市葵区呉服町2-5-5 電話054-254-1301)
   静岡市の中心呉服町商店街、谷島屋書店3F
 http://www.yajimaya.co.jp/store/17.html

12月12日(水)~12月17日(月)
 東京 Gallery やさしい予感 11:00~20:00
 (品川区上大崎2-9-25 電話03-5913-7635)
 JR目黒駅から徒歩5分
 http://www.yokan.info/index.htm


福岡・熊本の回顧展が一段落し,シュバイツァー寺では
岡山・広島に向けての準備が着々と進んでいるとうかがっております.
岡山以降は,今まで公開することの少なかった,泰龍さんの「大作」の発表準備もしているそうです.

これまでの福岡・熊本を逃してしまった方はもちろん,
すでにお越しいただいた方も,ぜひこの「大作」を御覧にいらしてください.
私も「大作」としかうかがっておらず,どのような作品なのか今から楽しみです.

(先に挙げましたスケジュールも,上記内容を(仮)という形で追加しました.
 秋キャンペーン全体のスケジュールを御覧になりたい方はこちらをクリックしてください.)

2012年秋キャンペーン『月もひとりか』古川泰龍回顧展(墨蹟展)スケジュール(訂正)

2012-09-09 16:43:28 | スケジュール
昨日アップした「月もひとりか」古川泰龍回顧展のスケジュールですが,
  岡山の日程が間違っていました.
  正確には,9月26日(水)~10月1日(月)です.
  下の予定表も直しておきます.

  そう考えると,広島から岡山の日程が余りにも短くて…
  今回の回顧展は,キャンペーンと同様,古川龍樹さんが書を車に載せて
  全国のギャラリーを移動しています.車からギャラリーへの書の移動や,
  展示の準備等,広島・岡山はほぼお一人でなさることになると思います.

  お近くの方がいらっしゃいましたら,お手伝いをお願いします.

2012年秋キャンペーン『月もひとりか』古川泰龍回顧展(墨蹟展)スケジュール

2012-09-08 19:29:38 | スケジュール
大変お待たせしました!
 『月もひとりか』古川泰龍回顧展(墨蹟展)のスケジュールについてお知らせします.
 熊本については,ご連絡が遅くなってしまい申しわけありませんが,
 広島・岡山等,お近くで開催された折には,是非お立ち寄りください.


9月4日(火)~9月9日(日)
 熊本 GALLARY CAFE ARC 11:00~19:00
    ※最終日9日は17:00終了予定
 詳細 http://g-cafe-arc.net/blog/archives/286

9月20日(木)~9月25日(火)
 広島 ギャラリーてんぐスクエア 10:00~18:00
 詳細 http://www.tengu-jw.jp/gallery.html

9月26日(水)~10月1日(月)
 岡山 クレド20F スカイギャラリー 10:00~20:00
 詳細  http://www.cred-okayama.com/events/

―――以下,仮予定のものです―――――――― 

11月1日(木)~11月6日(火)
 神戸 ギャラリー葉月 11:00~19:00 ※6日は19:00までを予定
  (神戸市中央区小野柄通7-1-5マキビル3F 電話078-221-0303)
  阪神三宮駅(東口)徒歩1分 他各線三宮駅徒歩3分
 http://www.mmjp.or.jp/maki-building/ 

11月15日(木)~11月20日(火)
 静岡 ヤジマヤ・ギャラリー 10:00~19:00 
  (静岡市葵区呉服町2-5-5 電話054-254-1301)
   静岡市の中心呉服町商店街、谷島屋書店3F
 http://www.yajimaya.co.jp/store/17.html

12月12日(水)~12月17日(月)
 東京 Gallery やさしい予感 11:00~20:00
 (品川区上大崎2-9-25 電話03-5913-7635)
 JR目黒駅から徒歩5分
 http://www.yokan.info/index.htm

※名古屋につきましては,現在交渉中です.
 詳細が決まりましたら,ご連絡いたします.




8月24日 福岡 「月もひとりか」古川泰龍回顧展(墨蹟展)

2012-09-02 02:31:13 | 日記
    

「書,人を書く」
かねてより,書が人をあらわすという言葉がありますが,
泰龍さんの作品には「月もひとりか」のような繊細な書もあれば,
「心」のような荒々しい書もあって,書から泰龍さんを知ることなど到底できない.
これが回顧展にうかがってすぐの感想でした.

強いて気付いた点といえば,回顧展に並べられた数々の作品の中で,
一番多く使われていた題材が,今回の展覧会のテーマでもある「月もひとりか」というものだったことです.
「月もひとりか」という作品.この作品をもとに作られたエコバックの売り上げは,
他の作品とは段違いだったとうかがっております.
それだけ,福岡事件を支援してくださっている皆様におかれましても
一番人気のものなのでしょうね(私も好きな作品の一つです).

ただ,この作品を書いたとき,泰龍さんがどんな気持ちだったのかについて,
私はあまり深く考えていなかったように思います.
自分自身がこの作品を見たときに感じた
「叫びたし寒満月も割れるほど」のような孤独感と,
その一方で月が見ていてくれるような安心感を,
そのまま泰龍さんの気持ちのように漠然と考えていた気がします.
今回,作品一つ一つにシュバイツァー寺の方々が作ってくださったメッセージボードが添えてありました.
「月もひとりか」に添えられていたメッセージは次のようなものです.


「みんなひとりだ その孤独に徹して はじめて 
みんなと倶に生きる いのちの世界が みえてくる」


「いのちの世界」?
はっきり言って,最初みたときこのメッセージボードは難解すぎてわけが分かりませんでした.
ただ,かつて泰龍さんが出演したテレビ番組を拝見させていただいた際,
「数珠の珠は一つ一つだけどすべて揃って数珠になる.
人間も同様に一人一人によって『いのち』が形成される」という言葉を聞いて,
なんとなく腑に落ちたような気がしました.
人と人との弁証法のような,そしてその人のなかには今生きている人だけでなく,
既に亡くなった方やこれから生まれようとする方も入っているような,
そもそも弁証法って二項対立のものじゃなくて十も二十もあるような…ことを考えました
(弁証法って言いたかっただけだろ?と思った方,正解です.)

まあ,何が言いたかったかというと,今まで事件ばかりに焦点が当てられがちで,
メインスポットが当てられることは非常に少なかった泰龍さんでしたが,
その作品は想像力を掻き立てられるものばかりでした.
なにより,シュバイツァー寺の皆さんが
泰龍さんのことを大事にしていることがよくわかる素晴らしい展覧会だったと思います.
これから全国で行われる回顧展,お近くでおこなわれた折には,是非お立ち寄りください.


最後になりましたが,
当ブログ及び学生の会HPで回顧展の告知が遅れてしまい,大変申し訳ありませんでした.
前記の通り,回顧展は福岡だけでなく,これから全国各地で行われる予定です.
詳しくは後でお知らせしますが,重ね重ねお詫び申し上げます.