福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

開始から55周年を迎える「福岡事件」再審請求運動
毎年各地でおこなわれるキャンペーンのためのブログです

「叫びたし寒満月の割れるほど」西武雄遺品展と古川泰龍書展のお知らせ

2017-04-17 22:25:34 | スケジュール
「70年70か所」の一環としまして東京・中野のギャラリーを一週間貸し切り遺品・書展をおこないます。
   皆様のご来場をお待ちしております。

福岡事件70年目を迎えて
「叫びたし寒満月の割れるほど」西武雄遺品展と古川泰龍書展

 
日時:2017年4月21日(金)~26日(水)
   11:00~19:00
会場:ギャラリー2549(1階メインギャラリー)
   中野区上高田2-54-9 Tel:03-5942-6122
 
 講演会「叫びたし寒満月の割れるほど」-西武雄の遺言-
 4月23日(日)13:00~
  関東学院大学法学部教授 宮本弘典氏
  生命山シュバイツァー寺代表 古川龍樹氏




ページの修正は近日中に終わらせますので、新ホームページを楽しみにしてください!

10月30日 熊本学習会

2016-11-01 20:40:39 | スケジュール
またまた後出しになってしまいましたが…
   熊本での学習会の様子が新聞に掲載されましたのでご紹介します。

   支援団体設立を 熊本で再審運動など学習会 /毎日新聞 熊本版
   http://mainichi.jp/articles/20161031/ddl/k43/040/203000c


   新聞記事から、学習会では今後の継続的な集まりも話し合われたとのこと。
   今後の学習会の活動に大いに期待、私も刺激を受けました。

2016年春 キャンペーン東京会場 続報

2016-06-14 23:08:11 | スケジュール
6月の遺品展・梅雨忌に続き7月の予定も決まりましたのでご報告します。

   ○西武雄さん遺品展 大本会場
    日時:2016年7月7日(木)・8日(金)
       両日13:00~20:00
    場所:大本東京本部 東京宣教センター 2階講座室  
       ※↑クリックにて地図が表示されます。    
       台東区池之端2-1-44 
       地下鉄千代田線湯島駅北口・根津駅南口より徒歩10分
       パネル展示・遺品展示・DVD上映を予定しています。

   ○講演会「叫びたし寒満月の割れるほど」西武雄の遺言
    講演者:生命山シュバイツァー寺代表 古川龍樹氏
    日時:2016年7月10日(日)
       13:00~15:00
    場所:大本東京本部 同2階講座室
       (10日も遺品展示をおこなっています13:00~17:00)


   ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
   大本教はかつて大本事件に代表される冤罪の憂き目にあった過去があり、
   同じ冤罪による被害者として、西武雄さん石井健治郎さんの
   供養も毎年おこなっていただいています。
   
   教団関係者の方以外も自由にお入りいただけますので、
   ぜひお越しください。
    

2016年春 キャンペーン東京会場のお知らせ

2016-06-11 20:05:04 | スケジュール
熊本での梅雨忌に続き、東京での遺品展及び梅雨忌も決まりましたのでご報告します。
      
  福岡事件再審運動55年キャンペーン
    『叫びたし 寒満月の 割れるほど』
      ~えん罪死刑囚西武雄 遺品展と梅雨忌(西武雄法要)~

   ○西武雄さん遺品展   
     日時:2016年6月24日(金)・25日(土)
         14:00~19:00
     会場:24日(金) YMCAアジア青少年センター2階会議室
         25日(土) YMCAアジア青少年センター3階302
       ※↑クリックにて地図が表示されます。
       ※両日とも会場の階が異なりますのでご注意ください。
        パネル展示・遺品展示・DVD上映を予定しております。

   ○梅雨忌(西武雄さん法要)  
     日時:2016年6月26日(日)
         13:00~15:30
     会場:YMCAアジア青少年センター9階国際ホール
         諸宗教による法要     大本・キリスト教・仏教
         篠笛献曲          篠笛奏者 金子由美子氏
         講演「西武雄の遺言(仮)」関東学院大学法学部教授 宮本弘典氏 
       ※内容は当日変更となる可能性がありますご了承ください。    


   今年東京では、遺品展・梅雨忌の両方合わせて3日間を予定しております。
   当初熊本地震を受けて、古川さんから「家を離れるのが心配」という言葉に鑑み、
   上京されるとしても1日、あるいは東京での講演はないかとすら考えていました。
  
   そんななか、今回遺品展・梅雨忌を開催するにあたり、
   震災を受けても運動を続けるという固い意志を古川さんから感じました。
   おそらく今回3日間という長丁場ですから、固い意志とはいえど、
   古川さんお一人では厳しい場面が日を追うごとに、疲れと共に多くなっていくでしょう。
   
   そういった疲れを吹き飛ばすのが、会場に足を運んでくださる皆様のお姿です。
   お時間がありましたら、ぜひお立ち寄りください。

2016年春 キャンペーン 西武雄さん法要(梅雨忌)に向けて

2016-06-08 01:10:25 | スケジュール
前回の記事の後熊本を地震が襲い、更新が中断してしまいました。
   福岡事件再審運動の拠点、シュバイツァー寺も被害に遭われ、
   神経の休まらない日々を送っているとうかがっています。

   西武雄さんの命日を前に、シュバイツァー寺の古川さんから
   メールをいただきましたのでご紹介します。

「シュバイツァー寺の古川です。お元気でしょうか?
 私たちはといえば、今日時点で地震は1680回をこえ、
 まだまだ余震に怯える毎日です。こわいです雫 (涙・汗)。

 そんな中ですが、今年も3月から福岡事件キャンペーンを始めています。
 そして西さんの命日、今月17日は、例年通り、梅雨忌(西さんの法要)を
 福岡天神の大名町カトリック教会一階講堂で営みます。
 第一部 14時-18時 遺品展
 第二部 18時-19時 法要と講演会(八尋弁護士)
 そして第三部では、東京から鯉沼廣行さん、金子由美子さんに来ていただき、
 篠笛献曲コンサート「いのちの調べ」を開きます。
 こちらは有料となりますが、ぜひ横笛第一人者の演奏を聴きにきてください。

 いずれにしても西さんの41回目の命日。
 これからも頑張る決意をもって開きますのでおよかったら集まりください。お待ちしてます。
 また19日(日)14時からは拙寺にて梅雨忌を営みます。…

 地震の発生とともに、拙寺は更に弱っております。
 皆さんの助けが必要です。どうぞ宜しくお願いいたします。合掌古川」
   

関東学院大学 シンポジウム「死刑の倫理を問う」のお知らせ

2016-02-21 19:53:31 | スケジュール
2016年キャンペーンの始まりといたしまして
   関東学院大学法学部法学研究科主催のシンポジウム「死刑の倫理を問う」に
   生命山シュバイツァー寺代表・古川龍樹さんが講演をすることが決まりました。

   講演会では袴田事件・袴田秀子氏及び袴田巌氏(予定)や
   被害者と加害者の出会いを考えるOCEAN代表原田正治氏と共に
   日本における死刑状況について議論を深める内容となっております。
 
   日時:2016年2月27日(土) 14:00~17:00
   場所:関東学院大学 関内メディアセンター

   詳細につきましては、関東学院大学HPをご覧ください。
   http://univ.kanto-gakuin.ac.jp/main/events/2016020201.html
   皆様のご参加をお待ちしております。

キャンペーン 『私はわらじをぬがれない―西武雄さん処刑40年を迎えて―』2015春 予定表

2015-06-08 22:29:30 | スケジュール
キャンペーンの予定がようやく決定しましたのでご報告します。

6月10日(水) 兵庫 神戸学院大学ポートアイランドキャンパスB106講義室
 11:15~ 講演会「死刑執行された冤罪事件」福岡事件から学ぶ…再審への道
 詳細 http://www.kobegakuin.ac.jp/box/news/newsall_detail.cgi?kanriid=201506010

6月11日(木) 岡山 りぶら
 13:00~ 講演会(古川氏)

6月13日(土)14日(日) 京都 綾部 大本教本部
 西武雄さん40年法要

6月16日(火) 東京 日本弁護士会館17階1701AB会議室
 18:00~ 講演会「福岡事件から死刑制度を考える」
  詳細 http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2015/150616_2.html

6月17日(水) 福岡 大名町カトリック教会
 18:00~19:30 西武雄さん命日諸宗教による法要/講演(八尋弁護士)/遺品展

6月18日(木)19日(金) 福岡 大名町カトリック教会
 13:00~17:30 遺品展

6月20日(土) 福岡 大名町カトリック教会
 13:30~16:00 講演会(ジョージ・ケイン氏・内田教授・八尋弁護士)/遺品展

6月21日(日) 熊本 玉名 生命山シュバイツァー寺
 13:00~ 梅雨忌 西武雄さん諸宗教による法要/講演会(ジョージ・ケイン氏)

6月23日(火) 静岡 浜松 クリエート浜松
 18:00~ 講演会(ジョージ・ケイン氏・宮本教授・古川氏・袴田ひで子さんほか)

6月25日(木) 東京 参議院議員会館 地下一階102
 10:00~18:00 「届かなかった無実の叫び~福岡事件元死刑囚西武雄さん遺品展」

6月26日(金) 東京 参議院議員会館 特別会議室
 9:30~12:30 シンポジウム「福岡事件」から考える死刑と再審
    ~米国研究者(コネチカット州死刑廃止ネットワーク理事)を招いて~
    (ジョージ・ケイン氏・宮本教授・アルベルト・クワトルッチ氏)
    
 10:00~18:00 参議院議員会館 一階102(注:前日25日と場所が違います)
    「届かなかった無実の叫び~福岡事件元死刑囚西武雄さん遺品展」

6月28日(日) 東京 水道橋 YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
 13:00~ 「叫びたし寒満月の割れるほど」届かなかった無実の叫び~
 西武雄さん40年法要/講演会(ジョージ・ケイン氏・宮本教授・古川氏)


7月初旬頃 遺品展/講演会予定…


毎日新聞連載「悲願ー福岡事件再審運動に捧げた生涯」

2014-07-19 21:00:00 | スケジュール
既にご存じの方も多かったとは思いますが、
   7月19日(土)の毎日新聞熊本版から、
   シュバイツァー寺の再審運動を支えた古川美智子さんの日記をもとにした手記
   「悲願―福岡事件再審運動に捧げた生涯」の連載が始まりました。
    隔週で来年いっぱいの39回もの長期連載です。

   今年は西口彰事件から50年、また来年は西武雄さんの処刑から40年ということで
   これらも含めて福岡事件の再審運動を、古川泰龍氏のすぐそばで見てきた美智子さんの視点で
   女性の立場で見てきた貴重な内容になっているそうです。

   紙面でみれるのは熊本の方だけですが、既に毎日新聞を購読している方は、
   毎日新聞のHPで「愛読者セット」に登録すると、携帯やPCで当日の熊本版が見れるそうですよ。

キャンペーン予定の変更

2014-06-18 23:59:00 | スケジュール
HP上でも書きましたが、6/28に予定していました静岡での講演会が中止になりました。
   現地の支援者の方のご尽力もありましたが、
   他の会場との関係や準備を勘案した結果、こうした結果になってしまいました。
   ご来場を楽しみにされていた方には申し訳ないです。
   
   先に掲載しました、今年の春キャンペーン予定表も変更します。

6月10日11日 カトリック神戸中央教会

2014-06-17 21:13:14 | スケジュール
カトリック神戸中央教会での講演の様子について
   ご参加いただいた方から報告を頂戴しましたのでご紹介します。

  
①前日姫路の様子  ②カトリック神戸中央教会での様子

学生の頃から福岡事件再審運動に関わっている私にとって,今回の講演は,
この運動が「新たな段階」に入ったのだということを認識するのに十分な,大変有意義なものでした.

福岡事件そのものの事件概要や経過については,古川龍樹さんから丁寧な説明をいただき,
十分に知っているつもりだった事件概要にも,新たな発見や感銘を受けるものがありました.
特に西さんが獄中で日々,何を考え,どのように生き,どのような思いを抱きながら,
無情にもその命を絶たれたのかについて,西さんの日記や句集を元にしたリアルな考察は,
死刑強行後40年近くを経てなお,それを聞く私たちに西さんの無念を痛感させてなりません.

その雪冤の怒りを私たちが共有した上で,現実問題として福岡事件再審運動がどのように展開され,
また今後どのように展開されていくべきかについて,院生の当時からこの運動に携わり,
現在は刑法学者として活動していらっしゃる大場先生から,非常に分かりやすく,的確な解説を頂きました.
死刑事件の再審請求は,現行法制下では本人またはその家族にしか認められず,
そのため当事者とご家族のいずれもが亡くなられている福岡事件の場合,
手続き段階で再審請求への道が閉ざされています.そのため現在は,手続きそのものを緩和し,
再審を可能にする「再審特例法案」の成立を目指す運動へと,必然的にシフトして行かざるを得ません.

これは一見,大変厳しい状況に思えますが,少し視点を変えてみれば,
これによって多くの冤罪で苦しんでおられる他事件の関係者の方々との具体的な共闘関係,
あるいは運動の連帯性を獲得することが出来るのではないでしょうか.
私が冒頭で述べた「新たな段階」とはまさにこのことであり,
心情的にはもちろん同志であった多くの人々と実際に手を取り合い,国会に対して再審の機会拡充を,
そして将来的には死刑制度の廃止を訴えていく,その結接点になり得ると思うのです.

過去から現在に至るまで,冤罪事件は後を絶ちません.捜査機関の実務,法制度から,
根源的には人間の誤謬性まで,そこにはあらゆる問題が潜んでいます.それらの反省と是正なしに,
福岡事件の「最終解決」は有り得ませんし,そうすべきでもありません.
西さん,石井さん,その他多くの冤罪の当事者たちと同じ苦しみを将来の社会に残さないために,
現在の私たちは,この「新たな段階」における責任を,全うしたいものだと思います.