福岡事件再審運動キャンペーン「私はわらじがぬがれない」

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5月19日福岡 現場法要・インタビュー

2012-05-21 21:29:08 | 日記
関東学院大学のOBから,早速福岡での現場法要のご報告をいただきましたのでご紹介します.



お久しぶりです。
5月19日・20日に福岡に行ってまいりましたので、そのご報告をします。

現地法要は、11時頃に開催しました。
参加者は、古川龍樹さん・龍桃さん、八尋弁護士、谷道さん、後藤さん、
JR総連の方2名、私、宇戸口さん、大塚さんの計10人でした。
お経は、龍桃さんが読みました。
お経を聞いて、福岡事件に対する思いが強まりました。
やはり、日々の生活に追われて正直、福岡事件に対する思いがやや低下していましたが、
龍桃さんのお経を聞いて、再度福岡事件に対する思いが強くなりました。
最後に、八尋弁護士が挨拶をして「来年も皆さんでやりましょう」と言ってくださいました。
予定が合えばまた参加したいですね。

現場法要のあと、古川さんの知り合いの方を通じて、1950年ころの西さんにお会いした方のお話をうかがうことができました。
当時の拘置所は木造で、独房は3畳位の狭さのなかに小窓しかなく、外の景色は見れなかったとのことです。
そして、保守派は捕まっても2・3日で出れるうえに、差し入れもこっそりと支給されるような不公平な待遇が横行していたそうです。
それでも、新刑訴法試行後まともな取り調べになったとおっしゃっていましたが…。
このような環境下で、他の受刑者は丸刈りで、看守に嫌われて不利益を受けたくないためペコペコしてましたが、
西さんは丸刈りにされず、看守に対しても堂々としてて彼らからハレモノ扱いされてたそうです。
全体を通じて、「西さんは堂々としてた」ことを強調していたように感じました。
私の率直な感想は、当時の状況を当事者(体験者)から直接お話を聞けたので大変興味深かったです。
『真相究明書』を読んだ時にも感じましたが、西さんは、やはり筋を通す男気のある方なのだなと改めて実感しました。

その後の懇親会は、博多のお酒が飲めるお蕎麦屋さんで九州の学生さんやOBOGの方とお話する機会に恵まれました。
ОBの皆さんの間で7月のはじめ頃に福岡事件学生の会OBOGや現役生などを福岡に集めて、
交流会を開催することに決まっていましたよ。面白そうですね。

橋村

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