元日の朝、部分月食があったのをごぞんじでしょうか?
日本で起こる元日の月食は、太陽暦になった1873(明治6)年以降初めてだそうです。
新年の夜明け前に、こんな月を見るのはなんだか不思議なものでした。
ここのところ、個人的にいろいろと心の中で変化があったので、その集大成みたいな感じで。
村上春樹の『1Q84』に出てくる、ふたつの月を眺めるのもこんな感じに近いのかな? という不思議な感じ。
静かな夜明け前の空、地上近くに浮かんだ月に、はっきりと影が落ちています。
僕たちが暮らしている、地球の影。
(そういえば、昨年は皆既日食がありました。あれはテレビで見てるだけでもすごかった)
昨年の夏、なんとなくビデオに撮っておいたアニメ映画の『時をかける少女』。
ずーっと放ってあったのを、暮れになってから観ました。
なんかねー、いろいろ忘れてた気持ちがたくさん思い出されてねー。
いろいろ考えてるうちに、あの当時にはわからなかったことが、いっぱいわかっちゃったんです。
そこにきて、年末に放送された映画『容疑者Xの献身』を観たらさらに追い打ち。
いやー、あれは泣いたわ。
自慢じゃないけどミステリーのトリックは、割と早くにわかったんです。
でもじつは、この映画自体が「問い」で、ちょっとした見せかけのトリックになっている。
そのことに気付いたのは見終わってちょっと経ってからでした。やられたなあ。
エンディングの、KOH+『最愛』が切なすぎます。
ぜひおすすめの映画です。
そんな流れで暮れた09年、そして開けた2010年。
その夜明け前に観た部分月食、神秘的でした。
ところで話は変わるけど、きょう、僕の母校が箱根駅伝でみごと2連覇を達成しました。
選手たち、そして監督初めスタッフの方々、本当にありがとう。
そして、おめでとう!!!