おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。11月25日火曜日、今朝7時の東京・小平は晴れ、気温は9℃です。
今日の話題は、地元の有名ラーメン店の話です。その店は私にとっては興味がある無化調系であり、以前から有名で、しかも地元にある店にもかかわらず、一度も行くことことの無かった店でした。そんな店に今回入ってみて非常に驚いたことがあります。
手打ち中国麺 なにや
何に驚いたのかというと、店舗の外見からイメージしていた内装、ラーメンの価格、食器類、接客、雰囲気などと、実際のそれとがあまりにかけ離れていたことにです。
閑静な住宅街にあるこの店の外見は「高級」イメージがあります、しかも宮廷麺という言葉がさらに敷居を高くします。
この店の前を通る度に、その外見から感じていた私のイメージは、通常のラーメン屋よりも「高そう」「テーブル席や小上がりだけ」「一人では入りにくい」「敷居が高い」というものでした。
ぐるなびラーメンより
それが実際の店内は写真のようなカウンター席になっていて、価格帯も普通より若干上程度(麺類700円くらいから)、接客も気さくな感じと、想像していたものとは全く異なりました。
つまり、この店はファサード(正面の外観)と、商品・接客・内装などファサード以外のコンセプトが合致していないのです。
そのために、私のように興味があっても入りにくいと感じる人の入店を、店側が無意識に拒んでしまっています。
幸いなことに、後で説明するようにこだわりのある商品を持ち、有名店であるために繁盛しているようですが、通常のラーメン店であれば敷居が高いことは大きいマイナスです。
また逆に、このファサードを見てテーブル席や小上がりで落ち着いた店内を想像し、ゆっくり食事をとろうと考えて(店内の様子がわからずに)入店した人はどう思うでしょうか。そうしたケースでは、期待と違う店内にがっかりするのではないでしょうか。
そんなことを考えていたら、ラーメンが登場しました。
ネギそば900円
麺はほうれん草を練り込んだ翡翠麺です。
3色餃子2個300円
中身にうまみが詰まっています。小籠包のように肉汁が・・・
野菜たっぷりのネギそばは、こくがあってしっかりとしたスープと野菜がよく合います。麺を味わうにはむしろ餃子の方が特徴がわかるかも、もちもちした麺が美味しいです。
これだけ特徴があって美味しい商品が出せるから、ああいうアンマッチなファサードでも何とかなるのでしょう。たとえ間違えて入ってしまった顧客であっても、またきていただくことができるのならば2回目からは間違いではないのです。こうして、固定客をつかみ、長い間評判を維持している店があるのですから、飲食店経営で一番大切なのは、やはり味なのですね。
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