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ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
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桜巡り帳1頁目:六本木 けやき坂から龍土町美術館通り

2019-03-28 21:53:54 | ゆるゆる歩き:町や通り

桜の花が街を彩り始め、好天で汗ばむ陽気となった三月末の水曜日、桜巡りを楽しむ。


けやき坂通りの突き当りに、中高層建築に囲まれてひっそり鎮座する小さな神社がある。

その名を桜田神社という。



路地のような参道を入ると、段の上の真正面からそれた所に社殿が見える。



段を上がると、奥には小さな庭があって、見上げる程の桜が周囲の建物を覆い隠すように枝を広げていた。

その枝は、淡く紅をさす白っぽい花をたくさんつけている。


始まりは、治承四年に源頼朝の命により祀られたとされる。

当時は、霞山櫻田明神と称して桜田門外に鎮座していたが、江戸初期に当地に遷座したとのこと。


名の由来は、頼朝が奥州平定の御礼として田地を寄進し、その御神田を囲むように桜を植えたことによるという。


今はささやかな佇まいだが、創建の頃は霞山(霞が関)にてさぞ見事な桜田であったろう。


参考:東京都寺社案内「港区西麻布の神社」/東京都神社庁「港区の神社」/港区『麻布地区の旧町名由来一覧』



そこから北の方へと歩を進める。

六本木通りの道すがら、これまた高層建築の隙間に、美しい枝垂桜と山門が見えた。

 

 

光専寺である。

この寺は、二代将軍秀忠公の御台所、お江の葬儀と法事に従事した。

当地は、お江の火葬地であるという。


参考:麻布地区総合支所 麻布を語る会「麻布未来写真館」/東京都寺社案内「港区の寺院」


さらに、六本木交差点を乃木坂方面へと折れる。

東京ミッドタウン前で、龍土町美術館通りに入った。

通りの中央が桜並木になっている。

 

通りの先は国立新美術館と政策研究院。

 

龍土町美術館通りを戻ると、突き当りが東京ミッドタウン。

 

建築物も見事だが、どこもかしこも桜がきれいであった。