GSOMIA破棄とウォン安

韓国の話題を取り上げない訳にもいかないですね
ムン・ジェイン大統領が大博打に打って出ているようです

メディアでも散々報道されていることなので、ありきたりな説明はいらないと思いますが
韓国がGSOMIAを破棄する決定を行いました。これは基本的には”日米へのゆさぶり”なのであろうと推察します
こんな危険な賭けに出ないといけないほど、韓国は追い込まれている可能性が高いと言えるのではないか？と思います


では韓国の狙いはなんでしょうか？
勿論、巷に言われているように、韓国が北との統一を目指している、という見方もあるし、それも正しいかもしれません
しかしもう一つ、おそらくは、アメリカに対する揺さぶりがあるのではないでしょうか？
要するに、貿易で大きなマイナスを受けている韓国としては、なにがなんでもアメリカに日本を説得させたい
その思惑があるのだろうと思います

日本に頭を下げるのは嫌だ、それは支持率が落ちるからやりたくないし、プライドも許さない
そこで、アメリカを挑発し、アメリカの都合を利用しようとした。
「このままで行けば韓国は北朝鮮や中国に寝返りますよ、それでいいんですか？アメリカさん、トランプさん」
ということでしょう
でも、このあからさまな挑発に、トランプさんが、うかうか乗るとも思えませんが

ウォンは暴落寸前の様相を呈しています

自らの希望が叶えられるまでにウォンが持ってくれればいいですね

今日のトランプ

今日のトランプツイッターから
相変わらずFRBのパウエル議長を批判する内容です

As usual, the Fed did NOTHING! It is incredible that they can “speak” without knowing or asking what I am doing, which will be announced shortly. We have a very strong dollar and a very weak Fed. I will work “brilliantly” with both, and the U.S. will do great...
....My only question is, who is our bigger enemy, Jay Powell or Chairman Xi?
いつものように、連邦準備制度理事会は”何も”しない！私が何をやっているのか知りもせず訪ねもしないのに、どちらが早く報告されるべきなのか”話す”ことができるのは信じられない。我々にはとても強いドルと非常に弱い連邦準備制度理事会がある。私はその二つによって”輝きながら”仕事をするだろう、そしてアメリカはもっと偉大に...
...私の唯一の疑問は、誰が我々のより大きな敵なのか？ということだ。それはパウエルなのか？それとも習近平主席なのだろうか？

本日のトランプツイッター

FRBは表面的にも深層心理の中にもトランプの再選の邪魔をしたいという思いがあることは確かでしょう

Our Economy is very strong, despite the horrendous lack of vision by Jay Powell and the Fed, but the Democrats are trying to “will” the Economy to be bad for purposes of the 2020 Election. Very Selfish! Our dollar is so strong that it is sadly hurting other parts of the world...
.....The Fed Rate, over a fairly short period of time, should be reduced by at least 100 basis points, with perhaps some quantitative easing as well. If that happened, our Economy would be even better, and the World Economy would be greatly and quickly enhanced-good for everyone!
ジェイ・パウエル（FRB議長）の恐るべき経済ビジョンの欠如にもかかわらず、我が国の経済は非常に強い、しかし民主党は2020年の選挙のために経済を悪くしようと”望んで”いる。とても利己的だ！我々のドルは非常に強いが、悲しいことにそれが世界の一部を傷つけている...
...Fedの金利は、短期金利において、少なくとも100 basis points（１％）は下げるべきだ、おそらくは量的緩和もまた一緒にね。もしそうなれば我が国の経済でさえより良くなるし、世界経済は、凄く、そして早く、全ての人のために”良きこと”が増えるだろう

中国共産党を公式にテロ組織認定するよう求める署名※アメリカ

ホワイトハウスへ、”中国共産党をテロ組織として認定するための署名”、というのがあります
下にリンクを貼っておきます。
https://petitions.whitehouse.gov/petition/call-official-recognition-chinese-communist-party-terrorist-organization


日本人ができるロビー活動として、一度署名してみようと思います
以下に拙いですが、日本語訳をつけておきます

皆様、香港や台湾支援に向けて、できることからやってみませんか？
拡散を望みます

Call for Official Recognition of the Chinese Communist Party as a Terrorist Organization
中国共産党をテロ組織とする公式認定を（ホワイトハウスに）求める
Created by P.L. on August 11, 2019

In the over 70 years of ruling over China, the Chinese Communist Party has done many horrible things humans can think of. These malicious and evil deeds include but are not limited to: falsifying national history, suppression of freedom of speech and press, money laundering in the scale of trillions, live organ harvesting, sexual harassment and assault to underaged females, slaughtering innocent citizens with counter-revolutionary excuses, etc.
中国を支配している70年以上もの間、中国共産党は人間が考えつく限りの酷いことを行ってきました。これら悪意ある悪行は：歴史の改ざん、言論と出版の自由の抑圧、数兆ドル規模のマネーロンダリング、生体内蔵の摘出、性的ハラスメント、未成年少女への暴行、罪のない市民への反革命的な言い訳による虐殺などがありますが、これだけにとどまりません。

In light of the recent violent actions to Hong Kongers by the People's Liberation Army (PLA) disguised as Hong Kong Police Force, we the people petition to officially recognize the Chinese Communist Party as a terrorist organization.
香港警察隊に偽装した人民解放軍による最近の香港人民への暴力行為に照らして、我々市民は、中国共産党を公式にテロ組織に認定するよう請願する。


なお、ホワイトハウスから正式に回答を得るためには９月１０日までに全体で10万人の署名が必要なのだそうです

中国共産党の長老派、アンチ習近平派の思惑は何か

中国共産党内部では、香港に対して強硬な姿勢を示すべきだとの強硬派が多数工作をやっているようです
その思惑の全てが推察できるわけではありませんが、おそらくはその多くが反習近平派による、”習近平引きずり下ろし”であるのでしょう
どうやら共産党内部でも、習近平は最終皇帝としての地位を固めつつあるようで、
権力者たちの中には、いつ自分が粛清されるかわからない立場にいる人が沢山いる、ということなのでしょうね

そうした反習近平派の人たちは、香港問題がこじれて、習近平氏が世界から非難され、窮地に立たされることが好ましいわけです
そうした構図が、香港問題をより複雑にしているといっていいでしょう

イギリスなどは香港市民に対する国籍の付与も具体化させつつあるようですし、台湾なども香港市民の受け入れを具体的に検討しています

世界は今、明らかに中国包囲網を築き、圧力を強めている状態です

ところで、我が日本はどうなのでしょうか？

相変わらず、中国を刺激しない、という姿勢が”基本的に”変わっていないようです
ヘタをすれば、追い込まれた中国に助け舟を出す可能性もあるんじゃないでしょうか？

私は今の日本政府に巣食う、”中国との貿易による利益第一主義”の考え方は、世界情勢を見誤っていると考えます
アメリカもイギリスも、いま間違いないことは、中国よりも香港民主化運動の側についているということです

いい加減、自国の経済を他国、特に中国のような一党独裁の共産主義国に依存することはやめるべきでしょう