安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

安全で暮らしやすい日本をつくりたい
そんな想いを綴っていくブログにしたいと思います

トランプのこのツイッターとFRBの基本思考

2019-08-02 12:37:36 | 政治
トランプ大統領は2日ほど前にこのようなツイッターを発信しています

What the Market wanted to hear from Jay Powell and the Federal Reserve was that this was the beginning of a lengthy and aggressive rate-cutting cycle which would keep pace with China, The European Union and other countries around the world....
....As usual, Powell let us down, but at least he is ending quantitative tightening, which shouldn’t have started in the first place - no inflation. We are winning anyway, but I am certainly not getting much help from the Federal Reserve!
マーケット(株式市場)がFRBやジェイ・パウエル(FRB議長)の口から何を聞きたいと思ってたのか?それは中国やEUやその他の国が通常やっているように、今回が(今回の利下げが)長く精力的な金利切り下げの始まりになります、という(意味の)言葉だった。パウエルは我々を失望させたよ。しかし、少なくとも彼は最初から始めるべきでなかった量的緊縮策だけは終わらせようとしている。インフレなどないのだからね。どちらにせよ、我々は勝利し続けている、しかし、彼らFRBの助けはほとんどなかった!

パウエル議長は利下げ決定後の記者会見で、「今回の利下げはあくまで調整のための一時的なものである」と発言したようで
その言葉が株式市場関係者を失望させた。。。

そのようにトランプ大統領は言いたかったようです

どうもFRBには、日銀と同じく「利下げは負け」という感覚があるようですね
昨年FRBは、計4回、1%にも及ぶ利上げと量的緊縮政策を行ったようです。
その緊縮政策の理由というのが、どうも私が先日来、ご紹介しているリチャード・クー著、「追われる国」の経済学
という本に、”中央銀行家の本音の部分”として、書かれているように見えますね

要するに、FRBは”将来起こるであろうバブル崩壊”に備えて、少しでもショックを和らげる方策の一環として
金融引き締めを行った、ということらしいです。
要するに、トランプ大統領の経済政策による今回の好景気を、”リーマンショックと同一のバブル状態だ”と見ているということです

私は全然そう思わないんですけどね(笑)
いや、全然バブルとは違いますよ、だってね
アメリカはトランプ大統領の経済政策によって大企業がアメリカに帰ってきていますし
国内産業が盛り上がって中小の製造業も活発化・活性化しています
アメリカは史上空前の雇用創出と低失業率、そして減税政策によって国民の所得が増え、内需も拡大しています
経済力とは製造能力・生産能力のことなので、産業が活性化することをバブルとは呼びませんから

リーマンショックってね、アレですよね?失業者でもバブルによる資産の値上がりによって、”努力なく家が持てる”
という、いわゆる”うまい話”なわけで
実体経済も製造業もその他の産業も良くならないのに、資産だけ、不動産だけが値上がりするという話です。
こういうのが本当のバブルなわけですよ

ちょっと話は変わりますが、これね、このバブルかそうでないかの違いがわからなければ、MMTも理解不能かもしれません
インフレを起こさないためには本当の経済成長を目指す必要がある。
単なる投機話が流行るような経済状態では、貨幣の増えすぎはインフレを招く、その通りです
しかし、経済が成長し、内需も健全に拡大している状態では、インフレなどそう簡単に起きないのです

少なくとも、経済成長している国でハイパーインフレを起こす国など、基本的にありえないといっていいでしょう


まあ、そんなことです
先のリチャードクー氏もそうですが、どうも学者というのは理論先行で実態経済の理解が伴わない
これが今の日本経済の足を大きく引っ張っているような気がしますね。
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残念な元エリート官僚の古賀茂明さん

2019-08-02 08:39:36 | 政治
さすがは朝日系列というべきだろうか?
朝日新聞系列の雑誌AERAが、元エリート官僚(笑)の記事を掲載した

題して「山本太郎の『MMT』理論はアベノミクスと本質は同じ」

どうやら古賀さんはアベノミクスがお嫌いなようである(笑)
なのでお金じゃぶじゃぶ理論に反対しているものと思われるが、残念ながら、お堅い頭では、本質が理解しきれなかったようだ
そもそも官僚出身者に経済の本質が理解できているとも思えないが、財政規律を重んじる官僚ならではと言える主張そのものだと感じた

古賀大先生いわく
「MMTは、自国通貨建ての借金をどんなに増やしても、政府が通貨を発行して返済すればよいので、国家破たんはないという考え方だ。バラマキを続ければ景気が良くなって国民生活も向上し、財政も健全化に向かうという。」

だそうである。中途半端な理解をするとこうなる、という典型そのものである

これについて正しく言うとするならば
「国家財政というのは、政府と民間の2つを総合的に考えなければ本質が見えない」というのがMMTの考え方の本質なのである
政府の赤字は民間の黒字、政府を黒字化すると民間は赤字化する
このことが理解できないと、政府の財政規律の黒字化は意味をなさないものになる
そして、国の経済規模は通貨の発行量と、潜在生産力、つまり経済にどれだけ生産能力があるかによって決まる
なので、経済力に見合った通貨を発行しないと、経済成長そのものが阻害されかねないのだ

彼の主張は本末転倒なのである

私は山本太郎氏の主張にも問題はあると思うが、古賀氏の中途半端な理解によるMMT批判は
逆に正論によってきちんと批判を受けるべきだと思う

そろそろきちんとした政策論争をしたいものである






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昨日のトランプツイッター

2019-08-02 06:00:43 | 政治
Our representatives have just returned from China where they had constructive talks having to do with a future Trade Deal. We thought we had a deal with China three months ago, but sadly, China decided to re-negotiate the deal prior to signing. More recently, China agreed to...
...buy agricultural product from the U.S. in large quantities, but did not do so. Additionally, my friend President Xi said that he would stop the sale of Fentanyl to the United States – this never happened, and many Americans continue to die! Trade talks are continuing, and...
...during the talks the U.S. will start, on September 1st, putting a small additional Tariff of 10% on the remaining 300 Billion Dollars of goods and products coming from China into our Country. This does not include the 250 Billion Dollars already Tariffed at 25%...
...We look forward to continuing our positive dialogue with China on a comprehensive Trade Deal, and feel that the future between our two countries will be a very bright one!
我々の代表団が、将来の貿易取引のための建設的な話し合いを終えて中国から帰ってきたところだ。我々は三ヶ月前に中国との交渉を終えたと思っていた、しかし悲しいことに、中国は先の交渉に調印することやめて再交渉することを決定した。ごく最近のこと中国は...
...中国はアメリカの農産物を大量に購入することに同意していた、しかしその約束は守られていない。その上に、私の友人習氏はフェンタニールをアメリカに売らないだろう、と言ってきた。こんなことは起こりようがないし、多くのアメリカ人が死に続けることもない!貿易交渉は続いている...
...交渉のあいだに、アメリカからは9月1日、(関税のかかっていない)残りの3000億ドルの中国からアメリカに入って来る商品や製造物に、ほんの少しだけ、10%ほどの関税をかけることになるだろう。これには、すでに25%の関税がかかっている2500億ドルのものは含まれない...
...我々は中国との包括的な貿易交渉について前向きな対話を望んでいる。そして両国の関係がとても明るいものになるだろうことを感じている!
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