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もはやウクライナの崩壊は隠すべくもない

2022-07-19 01:43:01 | 政治
久しぶりにウクライナについてです


保守系の言論人は、相変わらず安倍さんの暗殺問題ばかりで、実際、ウクライナ問題がどうなっているのか?興味がないようです
自分たちはロシアを「悪の枢軸」と名指ししたんですから、最後までロシア・ウクライナ問題に関心を持っていただきたいものですね

以下の記事によると、どうやら検事総長(prosecutor general)とSBU長官(保管局長官)は、とりあえず職務停止を受けたものの
解雇されるかどうかは、検事局の職員やSBU事務所の職員への、651件の反逆罪訴訟の結果次第のようです
どうやら、両事務所のトップはそれまでの間「身分保留」となり、その結果を受けてゼレンスキーが判断する、と記事は伝えています
どうやら、独裁的な人事への非難を受けて、体裁を繕ったようです

Ukraine walks back firing of top security officials
ウクライナは安全保障当局のトップの解雇を取りやめた

そして、ウクライナの戦局についてはこんな記事も
Ukraine’s ‘foreign legion’ struck by missiles – Russia
ウクライナの外国人部隊はロシアのミサイル攻撃を受けた

上記の記事によると、ドンバス地方(ウクライナ東部)のコンスタンチノフカの集落で、ウクライナの外国人傭兵部隊が攻撃を受け
250人の外国人部隊と複数の軍用車両(7台の装甲車両と12台の特殊車両)が破壊されたようです
これまでウクライナには、2月24日から6月17日までの間に64カ国から6,956人の外国人が傭兵として入国し
西側によって戦闘訓練を受け、そのうちの多くが、ロシアによる精密爆撃を受けて死亡した、とあります

正直、ウクライナにはもはや戦いを継続する余力がなく、ウクライナ政府内部で停戦交渉を進める動きがあってもおかしくありません
ゼレンスキーにとっては、「今さら負けたとは言えません」状態なのでしょうが、内部から瓦解する方が早いかもしれません
停戦は、ウクライナのクーデターによって起きるかもしれない。。。これは確かに及川さんの言う通りですね

一方のロシアですが、非西側諸国を巻き込んでの、「ロシアによる新世界秩序」構築を、着々と進めています
Dmitri Trenin: How a smart Middle East strategy can help Russia play a significant role in shaping the new world order
ドミトリー・トレーニン:スマートな中東戦略が、ロシアによる新世界秩序形成にどのように重要な役割を果たすのか

日本の報道ばかり見ていると、ロシアのプーチン大統領は世界から孤立して悲惨な状況に陥っているように勘違いしがちですが
この記事を見ると、非西側、特に中東やアフリカ諸国を中心に積極外交を続けていて、影響力を増しています

プーチン氏は今週、イランのテヘランを訪れ、イランのエブラヒム・ライシ大統領とトルコのエルドアン大統領と首脳会談を行うほか
個別に近隣諸国首脳と首脳会談を行う予定です
また、ロシアのラブロフ外相も最近、アルジェリア、バーレーン、オマーン、サウジアラビアを訪れ
湾岸協力会議諸国の外相たちと積極的に会談を重ねています

これを見て、どう思いますかね?
これまでのような、「アメリカの顔色をうかがう外交」なら、中東諸国がロシアと首脳会談をするなど考えられないでしょう
もはや、アメリカの作る一極構造の世界秩序は破れつつある、と見なければならないでしょうね
それだけアメリカの影響力が落ちているのです
Middle East & North Africa(中東と北アフリカ地方 MENA地方)はまだまだアメリカとの関係を維持していますが
それでも、これからの戦局次第では、どちらが世界秩序を維持し、そして変えていくのか、微妙なところではありますね


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