MMT現代貨幣理論について考えるとき、往々にしてありがちなのが、”今の日本に必要なのは大きな政府だ”という主張です
私はこの問題について、常にその考え方は短絡的過ぎると述べてきました
むしろ、私に言わせれば、その考え方はまったくの逆です
今の日本には、小さな政府こそが必要です
保守系の評論家の方に多いのが、日本は小さな政府によってデフレを深刻化してきた、という意見です
しかし、今の日本を小さな政府になっていると評価する原因、それは小さな政府の意味を取り違えているからです
現実には、日本は、かつてないほどの大きな政府になっています
政府支出を増やさないで減らしてきたから、それが小さな政府の証拠なのだ、という主張は間違っています
政府支出を増やすのか?それとも減らすのか?、これは大きな政府か小さな政府か、という問題とは関係がありません
本当の大きな政府の意味は、政府が丸抱えで国民の面倒を見る方向へ行くこと、そのための予算確保のために増税で税金を沢山取ること、これを大きな政府と言います
ゆりかごから墓場まで、と言っていたかつてのイギリスの例のように、社会主義化したものが大きな政府なのです
やたらと規制が多く、例えば、バス会社に料金のことまで口出しするような規制を数多く作るような政治形態、これも大きな政府です
本当の小さな政府の意味は、政府の機能を政府にしかできない国民にとって一番必要な機能に特化していくこと、国民の生命・安全、財産を守る機能
こうしたものを中心に、必要な分野に予算を使って国を発展させていくこと、これも小さな政府の特徴です
一番の特徴は、国民の自由を阻害しない事、くだらない特殊法人を沢山作って規制を強めながら税金を垂れ流すようなことをしない事
税金を安くするために政府の機能をスリム化すること
これが小さな政府です
何度も言いますが、今の日本政府はケチケチ運動で政府予算を削っておいて、税率を上げて国民からお金を巻き上げています
あきらかな大きな政府じゃないですか
しかも、MMT的に言うと、支出を減らして税率を上げると、国民の所得や富は必ず減ります。。。これは法則なのに、政治家は誰も理解しない
増税によって国民は所得が減るかもしれないが、将来は政府が面倒を見ますから増税を我慢してください
というのが政府の主張でしょう?これこそ、社会主義型の大きな政府です
言葉を変えて説明しますと
大きな政府は、例えば保育無償化、大学無償化などのように、子供の面倒を政府が見てあげましょう、学生の面倒を政府が見ましょう、高齢者の面倒は全部政府が見ましょう
そのかわり、高い税金を我慢してくださいね、ということです
給料から沢山の税金や社会保障費が天引きされ、実質所得が減り、生活が苦しくなり、政府に依存する割合が高くなります
一言で言えば、自由が政府から与えられる社会です
小さな政府はそうではありません
国民の自主性、自助努力、これを重んじます
税金を安くしようという試みは、必ず経済も活性化させます
MMT的に言えば、税を安くすればそれだけ国民の所得が増えることになります
この”恒久的に”増える所得こそが大事なんです
一時的に給付金で政府からお金が与えられても、本当の意味の安心にはつながりません、あくまで一時的だからです
トランプ流に一言で言えば、政府からではなく神から与えられた自由な社会です
最後にもう一つ言いたいことがあります
それはね
MMT的に言うならば、政府はいくらでもお金を刷れると言っても、インフレによる制限があります
お金をたくさん刷ってもインフレにならない方法は一つしかありません
それは経済発展を目指すことです
アメリカのトランプ大統領がやった減税政策の中に”パススルー減税”というものがあります
これは中小の個人事業経営者のために、将来のための設備投資資金を残してあげるための中小事業主向け減税です
人々が自主的に事業を拡大したいと思えるような政策を推し進めることが、インフレを抑止する唯一の政策です
MMT的には、政府がお金を支出すれば国民の所得が増える、これはその通りですが
そのお金の投資効率を考えないといけないんですよ
国民の将来のための未来産業創出投資、そのためにはインフラや未来産業育成へ政府の資金を使うことも検討すべきでしょう
福祉に資金を投入しすぎるのは考えものです、なぜなら
オバマ元大統領がフードチケットを貧困者にいくら配っても失業者が減らなかったように
政府がお金を配る行為は、働く意欲のある人を増やさないんです
これが一番の問題なのに、そこに気がつかない人が実に多い
MMTによってお金の量を増やすためには経済を発展させないといけない、なのに、大きな政府は国民の面倒を丸抱えにしようとする
これでは将来的な発展につながらないのです
失業対策で政府が国民を沢山雇うなんて馬鹿なことをしてはいけない
それは、公務員の数を増やすだけで、産業の育成につながらない
そこを理解しないといけないんじゃないでしょうか?
思うに、私は三橋貴明さんを大変尊敬していますが、三橋さんは学者的に政策を考えていて、私は実務的に政策を考えている
その違いがあるような気がします
私はこの問題について、常にその考え方は短絡的過ぎると述べてきました
むしろ、私に言わせれば、その考え方はまったくの逆です
今の日本には、小さな政府こそが必要です
保守系の評論家の方に多いのが、日本は小さな政府によってデフレを深刻化してきた、という意見です
しかし、今の日本を小さな政府になっていると評価する原因、それは小さな政府の意味を取り違えているからです
現実には、日本は、かつてないほどの大きな政府になっています
政府支出を増やさないで減らしてきたから、それが小さな政府の証拠なのだ、という主張は間違っています
政府支出を増やすのか?それとも減らすのか?、これは大きな政府か小さな政府か、という問題とは関係がありません
本当の大きな政府の意味は、政府が丸抱えで国民の面倒を見る方向へ行くこと、そのための予算確保のために増税で税金を沢山取ること、これを大きな政府と言います
ゆりかごから墓場まで、と言っていたかつてのイギリスの例のように、社会主義化したものが大きな政府なのです
やたらと規制が多く、例えば、バス会社に料金のことまで口出しするような規制を数多く作るような政治形態、これも大きな政府です
本当の小さな政府の意味は、政府の機能を政府にしかできない国民にとって一番必要な機能に特化していくこと、国民の生命・安全、財産を守る機能
こうしたものを中心に、必要な分野に予算を使って国を発展させていくこと、これも小さな政府の特徴です
一番の特徴は、国民の自由を阻害しない事、くだらない特殊法人を沢山作って規制を強めながら税金を垂れ流すようなことをしない事
税金を安くするために政府の機能をスリム化すること
これが小さな政府です
何度も言いますが、今の日本政府はケチケチ運動で政府予算を削っておいて、税率を上げて国民からお金を巻き上げています
あきらかな大きな政府じゃないですか
しかも、MMT的に言うと、支出を減らして税率を上げると、国民の所得や富は必ず減ります。。。これは法則なのに、政治家は誰も理解しない
増税によって国民は所得が減るかもしれないが、将来は政府が面倒を見ますから増税を我慢してください
というのが政府の主張でしょう?これこそ、社会主義型の大きな政府です
言葉を変えて説明しますと
大きな政府は、例えば保育無償化、大学無償化などのように、子供の面倒を政府が見てあげましょう、学生の面倒を政府が見ましょう、高齢者の面倒は全部政府が見ましょう
そのかわり、高い税金を我慢してくださいね、ということです
給料から沢山の税金や社会保障費が天引きされ、実質所得が減り、生活が苦しくなり、政府に依存する割合が高くなります
一言で言えば、自由が政府から与えられる社会です
小さな政府はそうではありません
国民の自主性、自助努力、これを重んじます
税金を安くしようという試みは、必ず経済も活性化させます
MMT的に言えば、税を安くすればそれだけ国民の所得が増えることになります
この”恒久的に”増える所得こそが大事なんです
一時的に給付金で政府からお金が与えられても、本当の意味の安心にはつながりません、あくまで一時的だからです
トランプ流に一言で言えば、政府からではなく神から与えられた自由な社会です
最後にもう一つ言いたいことがあります
それはね
MMT的に言うならば、政府はいくらでもお金を刷れると言っても、インフレによる制限があります
お金をたくさん刷ってもインフレにならない方法は一つしかありません
それは経済発展を目指すことです
アメリカのトランプ大統領がやった減税政策の中に”パススルー減税”というものがあります
これは中小の個人事業経営者のために、将来のための設備投資資金を残してあげるための中小事業主向け減税です
人々が自主的に事業を拡大したいと思えるような政策を推し進めることが、インフレを抑止する唯一の政策です
MMT的には、政府がお金を支出すれば国民の所得が増える、これはその通りですが
そのお金の投資効率を考えないといけないんですよ
国民の将来のための未来産業創出投資、そのためにはインフラや未来産業育成へ政府の資金を使うことも検討すべきでしょう
福祉に資金を投入しすぎるのは考えものです、なぜなら
オバマ元大統領がフードチケットを貧困者にいくら配っても失業者が減らなかったように
政府がお金を配る行為は、働く意欲のある人を増やさないんです
これが一番の問題なのに、そこに気がつかない人が実に多い
MMTによってお金の量を増やすためには経済を発展させないといけない、なのに、大きな政府は国民の面倒を丸抱えにしようとする
これでは将来的な発展につながらないのです
失業対策で政府が国民を沢山雇うなんて馬鹿なことをしてはいけない
それは、公務員の数を増やすだけで、産業の育成につながらない
そこを理解しないといけないんじゃないでしょうか?
思うに、私は三橋貴明さんを大変尊敬していますが、三橋さんは学者的に政策を考えていて、私は実務的に政策を考えている
その違いがあるような気がします
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