安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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私が三橋貴明さんについて率直に思う事

2022-09-04 03:58:31 | 政治
今日は、私がこの三橋さんの動画を見て、率直に思ったことを述べたいと思います


これを見ると、三橋さんは、本当に計画経済が好きなんだな、と思いますね
私は、大阪維新の会の松井代表や橋下氏が嘘つきであることには深く合意するものですが
しかし、彼らを「自己責任論者」として、バッサリと切って捨てているあたりに、三橋さんの思想の稚拙さを感じます
はっきり言わせていただくと、「自己責任」の大切さを否定したら、それはもう立派な社会主義思想家ですね

もちろん、私は透析患者のこともよく知っていますし、彼らの人権を守ることに、まったく異存はございません
しかしながら、医療に湯水のごとく税金が使われていることに、まったく異論をはさまないのはおかしいと思います
まず現実として、世界の人口の1~2%程度しかいない日本人が、世界の処方薬の約4割を使っていると言われています
日本人はなぜこれほど「薬漬け」なのでしょうか?

だいたい、個人病院のすぐ隣には、ほとんどの場合、薬局が隣り合わせに開設されていることを、不思議には思わないでしょうか?
彼ら薬局は、潰れることがないのですよ。。。それもおかしい。。。
普通ならね、薬局の数が多すぎれば淘汰されるはずですが、それもほとんど起きないでしょ?
つまり、薬局は、ある程度流行っている個人病院の横に作れば、潰れることがないという事なんですね

日本の医療は、薬による投薬治療がかなりの割合を占めますが
その投薬治療も、実は根本治療よりも、一時的な「調整」に重きが置かれています
血液サラサラの薬、なんてものも話にはよく聞きますが、この薬は、一度投薬を始めたら最後、死ぬまでやめられない薬です
つまり、こうした一時的に「調整」を行うための薬が、一つ、また一つと増えていくことで
高齢者になるほど、驚くほどたくさんの薬を、常に飲んでいる状態になるわけです

海外では、薬が非常に高価であるため、薬だけに頼らない治療を患者が選ぶことがよくあると言われます
儲からないかもしれないが、カウンセリングなどによる食事療法などもよく行われたり
癌の治療などには「温熱療法」なども行われたりしています
また、最近の研究では、ファスティングと呼ばれる、軽い断食を使って体の代謝を促すような治療も、たくさん研究されています

私が何を言いたいかと言いますとね
日本は、医療保険制度が充実しすぎていて、「税金を使って治療するのが当たり前」になっているという事なのです
自分の体を管理するのは病院の仕事。。。みたいになっているわけですが
そもそも、個人の体調管理はその人自身が自己責任で行うべきであり
食事や運動など、健康生活を心がけるのは大事なことですよね?

及川幸久さんも別件で言っていることですが
アメリカで、誰でも奨学金を簡単に借りられるようになって、大学の学費が高騰したと言います
また、バイデン政権が学生の「学資ローン」の返還を免除する大統領令に署名したとのことですので
これで、学生が奨学金を借り放題になれば、ますます奨学金のハードルが低くなって、大学の側も学費を引き上げてくるでしょう
これは、政府がお金を出すことで、大学の授業料が余計に高くなるという、矛盾した結果を生んでいるわけです

また、日本でもそんなたぐいの話は沢山ありますね
例えば、気軽に無料でPCR検査が街角で受けられるようになれば、当然感染者の数も増えてくるわけです
もちろん、PCR検査を受ければ商品券がもらえる。。。なんてことになれば、もっと陽性者が増えることになります
そもそも、PCR検査はコロナ陽性の検査としては、まったく信用に足りないものなので、これもおかしな話なわけです

三橋さんは「もっと医療に金を出せ」というが、出し方を間違えると、増えた医療費を税金で賄う割合が、もっと高くなるわけです
単純に国の税金を投入すれば問題解決する。。。なんて話ではないのですよ
それにね、コロナの死者数の実数はどうなのか?
これを検証した上でないと、「大阪のコロナ死者数が多いのは、大阪が医療費を削ったからだ」なんて
単純に言えないでしょうね
そもそも、今のオミクロン型新型コロナの死者数は、相当に水増しされていますのでね
「もっとお金を出して、病床を増やせ」なんて単純なことをやったとしても
医療機関による「病床詐欺」が増えることが、容易に想像できます

新型コロナウイルスの実態を正確につかみたければ、一番いい方法はね
やはり新型コロナウイルスの感染症分類を、現況の危険性相応に引き下げるべきなんです
そうすれば、無駄な隔離や医療従事者の自宅待機などによる医療現場のひっ迫なども、もっと緩和されるわけです
医療現場だって、「症状が出たら休んでください」と医師や看護師に指示を出し、対応すれば事足りるわけです
今の医療のひっ迫は、実は大げさな感染症対策がすべての元凶なわけですよ、馬鹿げています
これにもっと金出せ。。。なんて、これは、税金の無駄遣いでしょう

そもそも、大阪府は国と違って通貨発行権を有しません
なので、府の税金にも限りがあるわけで、その点においては、「無駄な税金を使わない」というのは
正しい面もあるわけです

正直、三橋貴明さんがここまで社会主義的なものの考え方をするとは思いませんでした
ちょっと短絡的と言いますか、国が銭出せばすべてうまくいく。。。みたいなところが、正直、共感できません
まあ、少しケインズ経済学に傾倒しすぎているのではないでしょうか?
コメント
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