60歳で定年退職し、定年後に75歳という大きな節目が待ち構えている高齢期の生活については、食事や栄養にも
留意して適度な運動を行うといった身体的な健康維持に重点を置かれ、若さを保つことが強調されて、老いを
食い止めるアンチエイジングの対応もよく取り上げられますが、それも大事ですが,むしろ延ばしてきた
寿命の中身をどのように充実させるかに、注目すべきではないだろうか、身体的な健康や見た目を若返らせる事が
目標になるとどうしても老いいることを軽視しがちになります・・・
最も大切なことは、老いていく新たな価値を見出す姿勢ではないだろうか、できないことが増えるにしても、
できることを楽しむ、自分にないものではなく、持っているものを好きになる、こういう態度こそが健やかに
楽しく暮らすことにつながり、その時代をどう生きるかについて考えておくことは、定年後をどう生きるかを
考えておくことと同じくらい重要な課題となっているでしょう・・・
統計的なデ-タによれば、人は75歳前後から、医学的、経済的、社会的に人生のステージが大きく変わり、
心身の衰えにより、除々に自立して行動することが困難になってくるからです・・・
お金があっても有効に使えなくなり、脳の衰えによってお金の管理もできなくなる可能性もあり、仕事も
限定的になり、人間関係も希薄になることは避けられませんが、加齢に応じた過ごし方の変化があることを
前提にどう生きるかを考えるべきでしょう・・・
人生を最後まで豊かに生き抜くかは、自分自身が元気なうちに【75歳からの生き方】を考えておき、
できればノ-トなどに紀しておきたいものです・・