暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

年金に寄生する官僚と族議員2

2019-07-01 05:53:16 | 暮らしの中で


年金官僚と政治家は戦後復興とともに本格的な年金栄圏づくりに走り出す。
     昭和29年(1954年)に厚生年金法を全面改正し、支給開始年齢を55-60歳支給に
引き上げ、さらに岸信介が首相に就任すると国民年金法65歳支給25年を成立、
     厚生年金と合わせた「国民皆年金制度」を作り会社員以外にも保険料徴収をする。
厚生年金の支給を5年遅らせ新たな年金を創設すれば保険料がジャンジャン入ってくる
     仕組みを創設し、折しも高度成長期が始まり、保険料収入が潤沢になると、
自民党は選挙で老人票を改買収するため今度は年金大盤振る舞いを始めた。

国民年金に加入できない高齢者に保険料負担ゼロで貰える「福祉年金」を創設・・・
    さらに保険料を10年払えば貰える「10年年金」・5年で貰える「5年年金」を創設
田中角栄が首相に登場すると「福祉元年」を掲げ、福祉年金の支給額を月5000円から
     1万円へと倍増させた・・・政治家が湯水の如く金を使うのを年金官僚が、
指を加えて見ているはずがない・・・年金保険料で厚生年金会館という名のホテル、
       プール、スケート場など年金施設を全国265ヶ所に建設し・・・
天下り財団に運用させ、「厚生年金事業振興団」と改称し病院、看護学校を含む100以上の
    施設を運用し、職員5400人・天下り官僚120人という巨大財団に成長。
年金から投じられた金額は建設費・運営費合わせて約1兆5000億円にのぼる。
       官僚のOBの給料や退職金まで年金丸抱えだった・・・・

年金利権で味をしめた政治屋と官僚がガッチリ手を組んで次に進めたのが・・・
    悪名高い大規模年金保養基地「グリーンピア」事業だ・・・・
総工費2000億円をかけて1980年代までに全国13ヶ所のうち9ヶ所が歴代の厚生大臣
    経験者の地元に誘致された・・だが、どの施設も大赤字で閉鎖後二束三文で
売却され、建設費の97・5%が損失となっている・・建設費2000億円をはじめ
  借入金利息や管理費など総額3800億円を天下り役人が食い散らした・・明日に続く、


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