暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

首相裁定の診療報酬の裏舞台?

2024-06-08 04:17:04 | 暮らしの中で


【首相裁定】に至った診療報酬改定の攻防・・主役は医師団から巨額の献金を受けた人物だった‥利権構造の典型・・・
昨年12月15日午後、首相官邸に、厚生労働相武見敬三と財務相の鈴木俊一が首相岸田文雄に面会した・・
2024年度診療報酬の改定率が大臣協議で決着せず、2年前と同じく【首相裁定】に持ち込まれたからだ・・・

報酬を決める財務省や首相に献金・献金・献金・・・
診療報酬を調べるきっかけになったのは21年度末の前回改定率を巡り、日医の政治団体【日本医師連盟】(日医連)と、
【国民医療を考える会】が、決定約3ケ月前の同年9月27日と10月1日、財務省の麻生太郎が率いる麻生派に
計5000万円もの異例の高額を献金したことだった・・・

この間の9月29日には自民党総裁選が行われ。、岸田が勝利したが、日医連は総裁当日、岸田の資金管理団体に例年の
岸田側へ数百万円に上乗せして1000万円を献金していた・・眼科医の政治団体【日本眼科医連】も岸田政権誕生の
9日後の10月13日同会に1000万円を献金・・確認できた13年以降で、岸田側への初めての献金だった。
改定率決定に最も大きな影響力を持つ政府中枢に、なぜこれほどの医療マネ-が流れ込むのか、改定率は果たして合理的な
根拠に基づいて決まっているのかという疑問が膨らむ・・・

医療費は回り回って献金として政治家に流れ込む・・・・冒頭の首相官邸、岸田は厚労・財務双方のメンバ-と続けて会談後、
【首相はその時、党幹部や厚労族らと電話で話したようだ】と関係者・・30分後、武見と鈴木らが今度は一緒に呼ばれて、
首相の裁定が伝えられた・・・

ブラス0.88%『約4300億円』双方の主張の真ん中を落としどころとにしたような政治決着だった・・・
政権与党の中枢に提供された多額のカネの原資は医師が支払う政治連盟会費であり、もとは保険料と税などによる医療費だ・・
国民に負担増を強いる一方で、業界からカネが還流する利権の構造にほかならない・・
昨年分の政治資金収支報告書は今秋公開される‥・・・・6月からの診療報酬引き上げによる国民への負担増税である。


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