雨や雪のためいろいろな予定が中止になり暇ができたので読書が進みました。
宮尾登美子の「朱夏」を読んでから「仁淀川」にすすむ前に、来年のNHK大河ドラマの原作
「剣と紅」を読んでおきたいと思ってちょっと寄り道しました。
徳川四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)の一人「井伊直政」の養母で井伊家の女城主
「井伊直虎」の一生を描いています。
近隣の大大名今川義元、武田信玄らからの圧迫を跳ね返して、生涯剣を持たず紅も塗らず波乱万丈の一生
を全うしましたが、死して初めて死に化粧に紅を塗りました。
さて次はまた宮尾登美子の「仁淀川」に進みます。
およそ一年半の満州での過酷な生活から帰国し、仁淀川のほとりの夫の実家に落ち着いた綾子は慣れない
農家の仕事に疲れ自身結核に罹ったり両親との悲しい死別を経験しました。そんな苦難の自分の人生を娘
のために文章にして残したいとの願いから文筆活動を志すようになりました。
「櫂」「春燈」「朱夏」「仁淀川」と続く自伝小説の最終巻です。
先日11月としては54年振りの雪は我が家の塀に4センチの積雪がありました。