今週は目立った出来事もありませんでしたので、読書について書きます。
また「海賊」と「0」です。
以前、「海賊と呼ばれた男」「永遠の0」についてご紹介しましたが、今回は「村上海賊の娘」と「生存者0」です。
「村上海賊の娘」は信長と大阪本願寺の戦いが舞台です。本願寺が籠城するには十万石の兵糧米が必要であることから、本願寺の顕如(一向宗
本願寺派第11世門主)は毛利家の協力を要請。毛利家は村上海賊の手助けが無ければ無理と判断して、村上海賊に頼み込む。
その後、紆余曲折があって、村上海賊の協力があって木津川合戦で毛利方が勝利し兵糧米十万石は無事本願寺に運び込まれる。
しかし、4年後顕如は信長にその地を明け渡して紀州に退去する。
その間の波乱万丈のいきさつはこれからの楽しみです。
因みに、村上海賊について一言
海賊という名称は印象が良くありませんので、良く水軍とも言われています。曰く「村上水軍」です。
村上海賊は三家からなり、遠く平安時代の村上天皇から発しています。後の北畠親房の孫が村上家の名跡を次ぎその3人の息子が三つの島を
支配したのが三家に分かれた始まりです。「因島村上」「能島村上」「来島村上」がそれです。
芸予諸島はたくさんの島が散在し主要な水運経路であった瀬戸内海を東西に行き来する船たちから交通整理的な働きをしていて「帆別銭」なる
通行料を徴収してその軍備を維持していました。
私は現役時代、仕事で瀬戸内海には頻繁に出張しましたが、「村上」姓が多くおられました。いずれかの海賊(水軍)の流れをくむものと考えられます。
(我がGGクラブにも因島出身の村上さんがおられました。)
次は「生存者0」です。
北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員がなぞの死体となって発見されました。自衛隊、医師、政府は必至になってその原因を
探究するが、北海道本島でも同じ惨劇が起こります。未曾有の危機、未知の原因への恐怖。第11回「このミステリーがすごい」大賞を受賞し
ました。
今、おゆみ野の街はいたるところでつつじが満開です。
我が家のベランダから 120度パノラマです ↓
さくら公園では何とつつじとさつきが並んで咲いていました。 ↓