とうさんのつれつれ日記

日ごろの生活の中で気が付いたことを日記風に書き残します。

人生フルコース

2006-07-22 23:55:23 | つれつれ日記
NHKテレビ「人生はフルコース」が今日終わった。

これは以前に「プロジェクトX」でも放映した、元帝国ホテル料理顧問の 村上 信夫(テレビでは、牧村 信太郎)の物語。

「鍋の底に残ったソースをなめて、味を覚え、拳骨をくらいながらしごかれた。いつもどこでも、汗と知恵がついて回った。」
「私から料理を取ったらもぬけの殻ですよ」
「料理は、愛情と工夫と真心」

東京オリンピックの選手村の料理長を仰せつかった時の苦労話は良かったですね。

フランスの選手たちが、フランス料理がうまくないとクレーム。

「極東の島国日本で、世界の料理など作れるのか」
イタリアやフランスは自前のシェフを送り込んできた。

村上は、国を挙げての仕事と考え、日本の威信にかけて苦心に苦心を重ねたのでした。そして、
レシピどおりでは、激しい運動をする選手たちには、レシピ通りの塩加減より、一つまみ大目の塩加減が必要だということに気がつたのでした。

オリンピックが終わったとき、フランスの選手たちが大挙して、村上の所に押しかけてきて、「美味しいフランス料理を有難う」と言って握手を求めたのでした。

相手によって微妙な対応の仕方が必要で、やはりその相手への「愛情と工夫と真心」が大切だったのです。

蛇足:「鍋の底に残ったソースをなめて、味を覚え・・・」
    この言葉で昔を思い出しています。
   昔の職人は、教えてくれなかったのです。先輩の持っているノウハウは気づかれないように、盗み取らなければならなかったのです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする