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湧水めぐり・まち歩き 藤川格司

水を調べている日々を書き込む予定です。最近は熱海のまち歩きを楽しんでいます。

熱海のまち歩き(13) 熱海七湯めぐり 清左衛門の湯

2019年10月25日 | 熱海のまち歩き
熱海のまち歩き(13) 熱海七湯めぐり 清左衛門の湯



昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、この湯壷に落ちて焼け死んだので、その名が付いたと言われています。明治までは、昼夜常に湧き出て絶えることがありませんでした。人が「清左衛門ぬるし」と大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。(続熱海風土記)現在は、湯けむりを上げる施設となり、温泉の風情が感じられます。(熱海市HP) 







清左衛門の湯の横に古屋旅館があります。





伊豆半島全域の温泉水は、いずれもが湯ヶ島層群、あるいはそれと類似の地層に胚胎されている。熱海地域の地下に存在する中新世の地層が、湯ヶ島層群に相当するかどうかは不明であるが、掘削により得られている温泉水が中新世の地層から採取されていることは確かである。
清左衛門の湯に並べられている暗緑色のボーリングコアが中新世の地層の実例である。
熱海温泉誌(2017)




古屋旅館と清左衛門の湯
清左衛門の湯の泉質は古屋旅館のHPからいただきました。古屋旅館の歴史は古く、明治時代に熱海古屋会談が開かれていたと伝えられています。熱海の発展につくしていただいています。旅館内には「噏滊館」の看板や古屋天満宮があります。また、あたみ桜を植えたのも古屋旅館の当時の主人でした。



フレスコ画(古屋旅館)





古屋旅館の駐車場には、フレスコ画がありました。昔の大浴場「宇宙風呂」のフレスコ画です。
駐車場には入れませんが、写真撮影はOKです。古屋旅館とフレスコ画は合わないような気もしますが・・・。どんな大浴場だったのでしょうか。


温泉の泉質



清左衛門の湯のヘキサダイアグラム(1=24.28meq/Kg)
大湯の泉質に似ているのですが、総成分量が少ないのと硫酸イオンが含まれています。地下水が多く混ざって、希釈されているようです。



グーグルアースによる位置図 
清左衛門の湯は大湯からすこし離れています。


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