湧水めぐり・まち歩き 藤川格司

水を調べている日々を書き込む予定です。最近は熱海のまち歩きを楽しんでいます。

矢穴石の分布(熱海梅園)

2020年11月23日 | 熱海のまち歩き
矢穴石の分布(熱海梅園)

中張窪石丁場まで矢穴石や刻印石を見に行くのは大変です。そこで、熱海梅園にある矢穴石で宝探しをしましょう。


熱海梅園入口
今日もいい天気です。今日は熱海まち歩きガイドのもみじ祭りのお手伝いで来ました。
パンフレットを配るだけなので、矢穴石を探しに来ました。やる気十分です。


図-1 矢穴石の分布

① 入口右側

矢穴を使って、石を割っています。

② 山神社入口

風化していますが、矢穴は確認できます。

③ 山神社横



矢穴がわかりますか

④ 双眉橋

これはきれいな矢穴です。

⑤ 梅園橋下



T字に矢穴が入っていました。

⑥ 山側





わかりにくいな。

宝探しのように、矢穴石を探してください。
ところで、築城石はどのように切り出され、運ばれたのでしょうか。これが再現できれば、まち歩きガイドのコースになるのですが。むずかしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸城石垣石丁場跡(中張窪ちゅうばりくぼ石丁場)

2020年11月18日 | 熱海のまち歩き
江戸城石垣石丁場跡(中張窪ちゅうばりくぼ石丁場)

熱海梅園の矢穴石の分布図を作成していたら、中張窪石丁場(いしちょうば)のプチ研修があるということで参加しました。場所は伊豆多賀駅の西側の通称大久保山、中張窪山の斜面です。
今日(11/17)は行きからラッキーでした。

熱海~伊豆多賀まで「金目鯛電車」でした。駅では何回も見ているのですが、乗ったことがなかった電車です。




車内にも金目鯛がいます。


後ろの車両でしたが、ご機嫌でした。

プチ研修

図-1 史跡江戸城石垣石丁場跡 熱海市教育委員会(2020)に一部加筆
オレンジの番号の順番で見てまわりました。

① 長浜海浜公園

集合場所の長浜海浜海岸です。いい天気です。今日はここから歩いて、標高340mの石丁場跡まで行きます。

② 熱海高校前のヒマラヤ桜



熱海高校前のヒマラヤ桜を見て休憩。

③ 江戸城石垣石丁場跡の入口

江戸城石丁場遺跡入口に到着


国指定史跡でした。

④ 羽柴右近の刻印

「羽柴右近」の刻印
中張窪石丁場の特徴は文字刻印が集中して確認できる遺跡です。
羽柴右近は「森忠政もりただまさ」で信濃国川中島藩主、後に美作国津山藩初代藩主です。

⑤ 有馬玄蕃の慶長16年の刻印



「是ヨリにし 有馬玄蕃 石場 慶長十六年 七月廿一日」
慶長十六年は1611年です。有馬玄蕃は有馬豊氏(ありまとようじ)で、久留米藩の藩主です。よく読めなかったので熱海市教育委員会(2020)の図を引用しました。


(熱海市教育委員会(2020)江戸城石垣石丁場跡保存活用計画書から引用)

⑥ 慶長19年の刻印

鳥居の様なマークと「慶長十九年」の刻印
これが標高340m付近にありました。なかなか発見できませんでした。

⑦ 刻印石

「丸に井」と「○ 十一」の刻印石がありました。


撮影中






周辺には、このように見事に割った石もあります。見事な矢穴石です。

⑧ 伝築城石船積場跡



長浜海岸「伝築城石船積場跡」
潮が満ちてきて、少しわかりにくい。

⑨ 伊豆多賀駅

研修も終わり、伊豆多賀駅へ
チューダー建築の駅舎がありました。来宮駅と同じです。


なんと帰りは「黒船電車」




楽しい一日でした。矢穴石や刻印石をたっぷり楽しめました。
しかし、まち歩きガイドのコースにするには、すこしハード過ぎると思いました。道が整備されれば「超健脚向きコース」として楽しめます。きっと・・・。 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒマラヤ桜が開花

2020年11月13日 | 熱海だより
ヒマラヤ桜が開花

明日(11/14)から紅葉まつりなのに、ヒマラヤ桜が開花しました。



渚親水公園のヒマラヤ桜
熱海市のヒマラヤ桜は昭和43年にネパールから桜や梅の種子の返礼として贈られて、それを日本一の早咲きの桜に育て上げました。


よく咲いているでしょう。


青空に映えます。


11月になって、熱海の花は紫色のシコンノボタンだけになっていました。少しさびしくなっていたところ、ヒマラヤ桜が開花しました。
これで、次々に花が咲くでしょう。


図-1 熱海の花カレンダー(10月~7月)

10月から7月までの花カレンダーを作ってみました。桜だけでも、ヒマラヤ桜、あたみ桜、河津桜、大寒桜、大島桜、子福桜、枝垂れ桜、ソメイヨシノ桜とあります。

楽しみだな。
次は熱海梅園の冬至梅でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泰山タイルと紅葉の京都めぐり2020/11/08~11/10

2020年11月11日 | 旅行
泰山タイルと紅葉の京都めぐり2020/11/08~11/10

久しぶりに秋の京都に行ってきました。


京都タワー  このロウソクを見ると、京都に来たという感じになります。今回の旅は、泰山タイルと紅葉です。起雲閣で見た泰山タイルは京都で焼いたものだと聞き調べてみました。


泰山タイル
先斗町の歌舞練場の壁が泰山タイルだそうです。
起雲閣のサンルームのタイルが泰山タイルでした。窯元は瀬戸に移ったそうですが、タイルは残っていました。


この模様は、起雲閣でも見たことがある。




起雲閣の泰山タイル(www.tripadvisor.jp)


先斗町の歌舞練場の横は通ったことはあります。しかし、壁を見ていませんでした。京都には本当に歴史がゴロゴロあると思いました。


鴨川から見た先斗町の歌舞練場、こちら側も泰山タイルかな。

次は紅葉。
人が少なくて、紅葉が見られるところと考えて、東山の蹴上、南禅寺、銀閣寺コースを選びました。


ねじりまんぽ、蹴上のトンネル 
蹴上インクラインへの入り口です。ついでに京都の疎水も探って見ました。


京都疎水
大津からトンネルを抜けて琵琶湖の水が運ばれてきました。


疎水を分流して、北に流します。


京都の川は、北から南に流れますが、この水路は北へ流れます。何か不思議な感覚になります。紅葉はありませんでした。


どんどん北に流れていきます。これは水路閣の上です。


水路閣(南禅寺)
南禅寺の境内にはいりました。水路閣は疎水の水路橋として明治21年に完成したそうです。


水路閣の構造です。南禅寺の雰囲気をこわさないように設計されたようです。


南禅寺の三門


見事な紅葉です。


永観堂
人が増えてきたので、パスしました。


疎水を追いかけて北に向かいました。
哲学の道(疎水の横の歩道)をどんどん行くと銀閣寺に突き当たりました。


銀閣寺


見事な紅葉(銀閣寺)

京都の歴史を思い切り感じた旅でした。いろいろなものがごろごろしている。
これもまち歩きガイドを目指しているから見えてきたのかも・・・。


ついでに、「皇室の名宝」も見てきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする