湧水めぐり・まち歩き 藤川格司

水を調べている日々を書き込む予定です。最近は熱海のまち歩きを楽しんでいます。

2023静岡県民の日イベント:熱海梅園de矢穴石をさがせ!part2 (2023/08/18)

2023年08月19日 | 熱海のまち歩き
2023静岡県民の日イベント:熱海梅園de矢穴石をさがせ!part2
(2023/08/18)

暑い中がんばりました。

やすらぎの塔の近くの矢穴石(12番の矢穴石、ガイドの会では「鎌田石」と呼んでいる)

江戸城を築いた熱海の石(矢穴石の説明)
熱海市は火山の恩恵で温泉に恵まれ、いにしえより多くの文人墨客が訪れ、日本の歴史の中で少なからぬ役割を果たしてきました。また、その火山の恩恵によって、全国有数の石材の産地という別の一面ももっています。
江戸時代の伊豆地方の採石場のことを石丁場(いしちょうば)と呼んでいました。「丁場」とは本来、作業現場という意味で「石丁場」とは石を割ったり、加工したりした場所のことです。
江戸城の修築は「公儀普請」で諸大名たちを財政的に疲弊されるとともに、日本史上最大の城郭を造ることによって「天下人」が誰かを知らしめるモニュメントづくりという徳川幕府の一大プロジェクトでした。この大規模な工事で作られた江戸城の石垣のほとんどは、熱海などで採取された伊豆の石を使ったと考えられ、工事に動員された大名によって約百万個の石が江戸まで運ばれたといわれています。
この石材を切り出した遺跡が熱海市内には数多く残されているのです。現在でも市内を注意深く観察すると、海岸や山、あるいは住居や畑の石垣などキャタピラのような「矢穴痕(やあなこん」を見つけることができます。これらの石は、安山岩のような硬い石で、石に彫った矢穴痕に鉄製の「矢」という道具を差し込み、叩いて石を割っていました。(広報あたみ2013.5)


雙眉橋近くの矢穴石(13番の矢穴石)


木陰で休憩ではなく、この周辺には矢穴石がごろごろ。(7番の矢穴石周辺)


矢穴石の分布(熱海市観光協会の資料に加筆)
熱海梅園には14の矢穴石があります。木陰もあり涼しいので、矢穴石を見つけに来てください。
県民の日のイベントは楽しく終了しました。
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