途中の車窓をながれる景色は田植えの準備たけなわ
この「油谷(ゆや)の棚田」は棚田百選に選ばれていて 田に水が張られるこの時期は大抵カメラマンが多く、三脚が並んでいるのですが、 この日はあいにくの曇り空で、私たち3人以外は、2、3組の方がちら~と止めてみてはすぐに立ち去っていかれるばかりの、もや~っとしたお天気でした。
農家の方は 見回りや夕仕舞いに余念がありません。 ◇ ここは「棚田百選」に選ばれてからすぐに 休憩所やトイレなどが整備されています。 絶好の時期に大勢押しかけてくる カメラマンに注意を促す看板も 立ててありますが、農家の方の仕事に 支障をきたすことのないよう、私たち 撮る者一人一人の心がけが大切です。 ◇ |
(17:48)落日を前に、雲の合間からわずかに棚田に日が零れた瞬間です
日暮れまでは居られた2組の方も帰られて、私たちだけとなりながら
(19:39) イカ漁の船の灯りが見えるまではとがんばりました(^^)ノ
こんなどんよりしたお天気でなければもっと良かったはずですが・・・ハズハズ
くるりと振り返って棚田に背を向けると これまた
全国ため池百選に選ばれているという 深田ため池 です。
今まで 油谷の棚田には何度か行っています。
見ればちょうど5年前の同じ5月7日にも、fujipaと行っています。
気合いを入れて^^、フォトアニメも作って載せていますので、
興味のある方はどうぞ見てください。
油谷の棚田 (2007/05/07)
◇◆◇
漁火を待つ間に撮ったそのアタリの野草です・・・代り映えしませんが^^。
おなじみ カラスノエンドウ (マメ科 ソラマメ属) 棚田バージョン^^
カラスと言えば次はやはり スズメノエンドウ (マメ科 ソラマメ属)
このスズメノエンドウにそっくりの野草がもう一つあります。
カ(からす)ス(すずめ)マ(両者の中間) ということで 「カスマグサ」 という「ふざけて付けたの?」と言いたくなるような名前
いえふざけてるわけではなく、花の大きさや数などが カラスノエンドウ・スズメノエンドウ の中間的な性質なんだそうで、すごく観察した結果の名前なんですねぇ(^^)
小さな白っぽい花が四つ固まって咲くススメノエンドウに比べ、カスマグサは、カラスノエンドウの花色を帯びた花が二つ並んで咲くので、見分けることが出来ます。
参考 : 岡山県自然保護センター 「植物の見分け方」
カスマグサ (マメ科 ソラマメ属)
休憩所付近に咲いていた ヒナギキョウ・雛桔梗 (キキョウ科 ヒナギキョウ属)
全体の感じ と 根元の葉の状態 ↓
最初これを見た時には、ニワゼキショウの変り種かと思いましたが、
雛桔梗という可愛い名前が付いていました~~。
ニワゼキショウ・庭石菖 (アヤメ科 ニワゼキショウ属) はコチラ
これは ときわ公園
これも公園ですが オオイヌノフグリ ですよね
オオイヌノフグリ ってこんなに立ってたっけ? と思うわけです
いつも、空をちりばめたような青い可愛い花、などと思いながら
俯瞰して見ていたからなんでしょうね?
では、立ってるこれも同じ オオイヌノフグリ? でしょうかねぇ
↑ 十円玉を置いてみました。 とても小さくて、立ち上がっています。
葉は同じに見えます。 土壌のチガイでか細いのか・・・?
花も開けば同じなんでしょうかねぇ? 見る度に気になります・・・・
左手前は、タチイヌノフグリの実です。
オオイヌノフグリの 上の3枚はときわ公園、ガンデジで
下の3枚は棚田付近、コンデジで撮ったものです。
◆ ついでにときわ公園での野草を見てくださいね。 ◆
ときわ公園の 遊歩道(周遊路)
公園の周遊路をウォーキングされてる人たちを背に、道路わきにしゃがみこんで撮ります。 「なにを撮りよってんですか、さっきはアオサギを撮りよっちゃったですよね?」 などと ときどき背中から声が掛かります・・・・(^^)あははは
トゲミノキツネノボタン・刺実の狐の牡丹 (キンポウゲ科 キンポウゲ属)
キツネノボタン・狐の牡丹 (キンポウゲ科 キンポウゲ属)
キンポウゲ科の、こんな黄色い花をチラチラ草の中に見かけるようになると
春だ! 春 はる と、気合いを入れられた気持になります。
オニノゲシ (キク科ノゲシ属) オニタビラコ (キク科オニタビラコ属)
黄色の花が続きますが、豚菜 とか タンポポモドキ とか言われても
そんなに嬉しくはないんじゃないかと思える黄色い花が
ときわ湖の土手一面を埋め尽くしていて思わず足を止めました。
ブタナ・豚菜 (キク科 エゾコウゾリナ属)
やさしげでいいでしょう・・・・ と言う割には写真の色がマズかった><;;
ノヂシャ・野萵苣 (オミナエシ科 ノヂシャ属)
こうして写真を撮り始めるまでは、気にも留めたことのない
草むらに埋もれてしまってる目立たない花です。
トウバナ・塔花 (シソ科 トウバナ属)
アカバナユウゲショウ赤花夕化粧 (アカバナ科 マツヨイグサ属)
↓ 下の2種も、同じ(アカバナ科 マツヨイグサ属)の花です。
コマツヨイグサ と ヒルザキツキミソウ
ハルジオン (キク科 ムカシヨモギ属)
野にあればほぼ嫌われ者の雑草ですが、写真にとってながめると
こんなに繊細な花びらのハルジオンです。
これに見た目そっくりなのはヒメジョオンですが、咲くのはこれからですね。
自然の景色も その移り変わりも すばらしい・・・・・ノ
カスマグサはこれまでまったく認識がありませんでした。これから、注意して見ようと思います。このまえ、常盤公園を一周した時、ブタナとチリアヤメが沢山咲いていました。とくに、ブタナの群生は見事でした。
なつかしいなあ、湯谷の棚田!
実は 最初に見たのが fujimさんの 2007年の映像ではなかったかと思います。
それで、これはきっと山口県の日本海側か北部にお住まいの方に違いないと思っていましたですよ。
野草が出たのも、このあたりと比較的似ていたので、山口県のお方だなあと思っていました。
それが、飛行船を見たのですよ。ちょうど私もその頃に飛行船を見たので、ありゃりゃ・・・。これはもしかしたら、もうすこし近いのかも?なんて思っていました。
そんなことを 懐かしく思い出していました。
野草のどの写真も綺麗になりましたね。以前とは格段の違い。どれも鮮やかで美しく撮れています。
油谷の棚田に行かれたんですね!
2007年版と同じ位置じゃないでしょうか?
今回の夕陽の棚田は少し靄っているようですが、それがまたいい感じですね~!@
田んぼに夕陽が綺麗に映ってますね。
19:39の漁火棚田は少し明るいですかね^?^
私も一度は行きたいと思っていますが、
この時間までいたら帰れませんのでね・・^^;
それにしても5年経っても変わらぬ棚田の風景でほっとしますね^^。
野草はいいですね!
野山で綺麗な花を見つけると嬉しくなります。
でもブタナという名前は可哀相すぎませんか!?
カタカナ表記ならまだしもですけどね・・^^。
ハルジオン!この花もよく見かけます。
ですが、花の名前は覚えきれないですからね~^^;;またその節は?よろしく~
さりげない蝶もいいですよ~^@^
いえいえいえ野草に詳しくなんかなってません。
ネットで調べては書いています。
まぁたしかに、写真を撮り始めた頃に較べると、野草の名前を多少は覚えたでしょうか^^。
チリアヤメ というのは見たことがないような・・・? ただ小さいだけでなく、花が変わってるような? 一度みて見ないといけませんね。
今日は墓参の日で白石公園(?)に行ったのですが、あそこにもいたるところに ブタナ が咲いていました。 繁殖力は旺盛なんでしょうね。 雑草とは言っても本当に見事です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました。
今の写真のきれいなこと! fujipaの棚田の写真より綺麗だよ。そう思ってよくよく見たら、D70とD90の差だね。こればかりは、腕じゃないブツのせいだ。
お道具はともかく、fuさんの腕は格段に上がったね。もう、風景だって、花だってお手の物だね。野草類のきれいだこと。こんなに綺麗に撮って貰ったら、雑草(雑草って言うなって。悔しいもん、雑草・雑草、、、、野草なんて言うもんか)だって本望よね。わちきは置いて行かれたけど、いいよ。僻まないよ。この頃はボラに燃えているから、ちょっくらそっちで頑張るね。
いよいよ来週の6日(水)が本番だよ。施設にプログラムと歌詞集を置いて来て、最後の詰めをした。40分の持ち時間だけど、1時間まで延長OKになった。これでトークの時間がとれる。トークはお手の物だからね。
(信じないかも知れないけど、本当はわちきは内気でシャイなのじゃ。 でも、やる時はやる。腹を括った時は別人に変身することにしてる。二重人格者だったのよ)
って、自分のことより、ここは写真だろう!
(17:48) うまく田に映った夕陽とらえたね。
(19:39) fujipaよりきれいだよ。
雑草は妬けるから、全部よしと言っておこう。大井川越したんでないの。マクロ 要らん 要らん
そうそう、蔵に復帰したよ。ぼちぼちね。
いったい初コメントをいただいたのはいつだったろう と探してしまいました。
渡辺翁記念会館の記事を書いた時でした。 あそこで演奏されたことがあるとはねぇ・・・ たぶん聴いていない のが・ざ・ん・ね・ん・・です。。
そう、飛行船、そんなこともありました。 よく覚えてますね@@。 ウチの真上を通ったのです。 照れまんさんも見たと、どこかのコメントで読んで、あ~んなところから飛んできたんだ~ と思ったものです。 懐かしいですねぇ^^。
同じ山口県の人なんだ、ととても親しみを感じ、嬉しかったですよ。 あれから5年なんですね。 幾多のイクサをともに勝ち抜いてきた戦友^^のような気がしてるのですが、・・・・ その間、いろいろ支えていただきました。 し、いろんな面で感化されて、一回り大きくなりました(^ー^)ありがとうございます。
ナニがって? まずは「ヨロピク」、だったか^^?うくく
これ、ナニを言い出す! そんなことを言うと真面目に感謝してるのが伝わらんじゃろ
いえいえオオ真面目ですとも。 まだまだこれからもどうぞよろしゅうおたの・・・・よろよろヨロピクおたの申します m(u_u)m。
漁火の写真はもっと暗いのも沢山撮ってますが、どうせ漁火そのものの数が少なかったんで、手前の草の色がわずかでも分るように明るくしてアップしました。
もしここに行かれるなら、この時期、田に水が張られて、苗が伸びきっていない五月が一番いいようですよ。 それと土曜日はイカ漁がお休みだそうです。
野草は知らないものも多いので驚きもあって、なかなかいいですよね^^! 野草研究者ではないので、花をつけていないと無視したくなりますけどね^^。
ブタナ とか シリヌグイ とか ママコ とか、ケッコウひどい名前がついていますね。 博士と名の付く人たちが、大真面目につけたのかと思うと可笑しくなります^^。
さりげない蝶がいいですか~~アリガトさん、さりげなくにしか撮れなかったモンでねぇ
日本全国で棚田が見直されてはきてますが、私はどうしても限界集落という言葉が浮かんでくるんですよ。いずれは皆消えていってしまうのではと危惧してます。お米を作ることで農業生活が成り立てば何時までも残るのでしょうが、現状は違いますからね。棚田の風景がいくら素晴らしくても耕作してる人々はそれだけでは生活は成り立たないですから。
福島の野の花達も皆元気な姿を見せてました。原発の影響は全くないのでは思わせるほどに・・自然の強さを見る度に人の心の弱さをより一層感じてます。
繁殖力の強い野の花は外来種が多いようですね。ほっといても咲いてくるようなので我が家の狭い庭に植えてみようかなんて考えてますが・・(笑)
さりげない蝶が・・・には私も同感ですよ。先日さり気なくカワセミを撮りに行ったら姿は見れたんですがレンズの枠内に捉えることが出来ませんでした(苦笑)
広角で撮って、ブログに揚げるだけの大きさなら、ガンデジもコンデジも大差ないのが悲しいところよねぇ(ーー;
fujipaが D70だったんだけど、D90とは解像度は全然違う。 しかも三脚を持って行ってないからねぇ・・・
周りのカメラマンさんたち、あの二人は手持ちでなにしてるんや、と呆れてたでしょうね^^あははは
腕あがった!? Puさんにそう言われると嬉しいけど「格段に・・・」それはないでしょう。 いくら調子のりの私だってそれは違うぐらいは分るゾ^^。
「野草なんて言ってやらない、雑草だ雑草・・・」と言いたくなる位うまくなったってこと?^^あははは Puさんらしいや。
焼きもちなら私だって負けてないから安心して^^v 僻むこともないよ、 似たもの二人だからイケるでしょう^^。 私があまり写真に興味なくて、ただカメラが写したもので満足してる人間だったとしてみ? 面白くないよね^^?
「わちきは置いて行かれたけど・・・」 なんて、ナ~ニをおっしゃいますやら、 置いていかれないようにアタフタ追いかけてるのはコッチでしょうが! なにしろ脳みそが違うからねぇ、Puさんについて行くのは、ヤワイこっちゃない^^よ。
でもね、似たところがあっても同じじゃないから楽しいよね。 置いてかれないように真似をしてみてるだけで、同じように撮れるわけではない。 結局お互い自分は自分・・・ ってことで(^^)。
なになに、実は 内気でシャイ・・・? はいはい分りました m(u!u)m
まあ実際、そういうことでしょうね。 鉄の心臓のように見える人は、一瞬のうちに腹を括って変身することが出来る人なんでしょう。
Puさんもそういうことが出来る人なんですね、尊敬するよ。 その特技?^^も生かしてのボランティア、きっと成功すると思う。 準備も整ったようで、あとは当日を待つばかりね。
子供さんのお泊りは続いてるの ? ウチはただいま味覚障害でご飯粒が食べられないらしい。 パンと玉子焼きと言う朝食バージョンの夕食にして、ダベくって今帰って行ったよ。
暗い海の中に、ぽつぽつと灯りが灯ってくると、それだけでも 命、生活、があり、地球は生きている! ナンテいうような言葉が浮かんでくるような^^ 雰囲気に包まれます。
棚田をやっていく人たちはだんだん高齢になり、減って来てるのでしょうね。 この油谷の周りにもほかにまだたくさんの棚田がありますが、草ボウボウになってるところも少なくありません。
稲作に興味のある人たちを募集して、集ってきた人たちの記事も、前に読んだことがあります。 そんなことも行われているようですが難しいところですね。
自然の草花は強いですね。 私は庭仕事があまり得意ではないので、飛んできた野草は大事にしてますよ^^。 ツメクサ、ジシバリ、マツバウンラン、タンポポ、コマツヨイグサ(これは植えたんだったか?^^)、タカサゴユリ、父子草、母子草 ・・・・ ^^雑草、野草だらけです。
春には花をつけていますが、秋には自然にほとんど姿が見えなくなって、分らなくなっています。 そしてまた春には青い芽を出します。