富士市議会9月定例会で下記の内容で一般質問いたします。
お時間が許せば、市役所10階傍聴席までいらしてください
平成26年10月8日(水)午前10時から1時間程度 富士市役所10F
「共に生きる社会は共に学ぶ学校から」―介助員制度創設について
分けない社会は分けない教育から
日本では、障害児は障害を改善したり克服する教育がなされるべきと、地域から離れた養護学校に分けて教育してきました。ところが「障害があっても近所の友達や兄弟と同じ学校に通いたい!」親や本人の切実な願いがありました。
しかし普通学級を望むと、なかなか許可されずに、どうしてもというなら親が付き添うようにと言われてしまいます。
教育は障害のある子どもとないこどもが共に学ぶことが基本とされました。
本人や親の意に反して、普通学級に入れなかったり、必要な配慮をしないのも差別となります。
そこで、障害があって移動やトイレ介助等々が必要でも望めば地域の学校に行けるよう、そのために家族や教員の負担がないように、富士市でも介助員制度を創設するように一般質問で求めます。
国連の障害者権利条約が今年1月批准されました。国際条約は憲法の下位に、国内法の上位に位置づけられます。
第24条は、教育の様々な段階で、障害のある子どももない子どもも一緒に学習できることを意味しています。
2項(b)では、自分の住む地域でインクルーシブな教育が受けられること、
同項(c)では、個人の必要に応じた「合理的配慮」を行うことを求めています。
合理的配慮とは、過度な負担がない限り、障害者が障害のない人と実質的に平等に全ての権利を行使し、享受できるための、特定の場合の変更や調整のことです。重要なことは、権利条約では合理的配慮が行われないことは「差別」と規定したことです。
① 教育現場では、インクルーシブ教育をインクルーシブ教育システムとして小・中学校における通常の学級,通級による指導,特別支援学級,特別支援学校という連続性のある「多様な学びの場」のそれぞれの充実を図るとし、特別支援教育と置き換えている。
これは、本来インクルーシブ教育とは違うと問題視されているが、見解を伺います。
② 富士市の就学指導において、障害のある児童は、親の強い希望があっても通常学級に入ることは望ましくないのでしょうか。
③ 国連の障害者権利条約が今年批准されました。合理的配慮違反は差別である、違法だと定義づけられました。普通学級に障害のある児童が入学した場合の合理的配慮の考え方はいかがでしょうか。
④ 親の付き添いを求める事が問題視されてきた。特に障害者権利条約批准後は、条約違反にあたり、さらに問題が大きく取り上げられてくることが考えられる。
親の付き添いを求めることについてどう考えるか。周りの子どもたちへの影響はないのでしょうか。
⑤ 平成15年10月、親の会から4000人以上の署名をつけた「障害児の普通学級での教育体制整備についての請願」という介助員制度創設を求める請願が出され文教民生委員会で協議され、11月議会で採択されている。11年経とうとしているが、未だに介助員制度はできていない。採択後からこれまでの市の対応を伺いたい。
⑥ 肢体不自由特別支援学級を伝法小学校に作ったが、肢体不自由児は、伝法小の特別支援学級に行かなくてはならないのでしょうか。地域の普通学級には入学できないのでしょうか。
お知らせ
11月2日(日)「フォスター(実施でない子を養育する)セッション」
富士宮市総合福祉会館9:30~16:30 里親や児童養護の現場の濃い内容です。
「来場すればわかる。心が奮える1日!」10:00から小沢もパネリストとして参加します。
11月15日(土) 広見地区桜ヶ丘公会堂(伝法88-15)でら~と(茶畑)北側にて
13:30~「普通に生きる」の上映会があります。(車の方はでら~とに)
富士市議会報告会を開催します。議員が6班に分かれて報告します。
それぞれのまちづくりセンターで、午後7時からです。
浮島11/10(月) 松野11/10(火) 神戸11/11(火) 丘11/12(水) 富士南11/13(木) 原田11/14(金) 青葉台11/17(月)
小沢は浮島と原田のまちづくりセンターに参加します。いらしてください。
「愛する富士市を、愛せる富士市に」小沢映子公式ホームページ