なぜ女性議員が増えないの

「なぜ　女性議員が　増えないの？」そんなシンポジウムが行われました。富士市議会は、定員36名中、たった3人しか女性がいません。8.3％の割合です。
県立大学の犬塚先生（ジェンダーの社会学専門）制度では不平等はない。なぜ増えないのか　
①　有権者に女性に何ができるんだという差別意識がある。女性が自己抑制してしまう。
②　家事・育児・介護等女性の負担が多い。また家庭での生活が長いので、自信がもてない。
③　特に地方議会では、家族・親族の抑制要因が大きい。
では、どうすればいいのか。
○　ブレーキをかけるジェンダー意識を変える。
○　社会のシステムそのものを変えていく、例えば、男性の働き方の問題も。
○　政党や組合の意識も女性も男性を、同等に登用していく考えを持つ。
○　地方議会では、ネットワーク作りが必要、県でも国でも広域のネットワークが必要。
先生のお話の他に女性議員たちから、出るといったら、町内会長の第ブーイングにあった。夫が出るなら離婚してから出てくれといった。政治は難しいんじゃないかという思い。人材でも子育て中の人には声をかけられなかった。具体的な奮闘振りを細かに聞くことができてとっても有意義でした。
結局、日本は男性中心の政治だったために、置き去りにされたものがいっぱいあります。政治＝生活です。男性は小さいときから、男は外、所有、権力と価値観を持ちます。女性は、育児、優しさ、配慮をと育てられます。その結果、男性は軍事・外交・建設・土木等にどうしても目が行きがちです。教育・環境・福祉の視点は女性でなければ進んでいきません。
これだけはやりたい！という問題意識が大切なのです。
福祉のことをやってきた前女性議員が私に声をかけてくれたとき、
施設作りもめどが立っていました。最高の施設長を迎えられ、安心して任せられました。
重度の脳性まひの娘に教えられ導かれここまできました。どんなにハンディがあっても切り捨てない、娘に教えられたことを今度は市政の場で活かすチャンスかもしれないと思いました。幸い世の中は地方分権がこれから進んできて権限が市町村に下りてくる。障害者も高齢者も大きな制度改正で市のやる気と知恵で大きく差がつく時代がやってくる。私の出番があるかもしれない。　高いハードルを抱えているにもかかわらず、その思いが立候補につながりました。強い思いを持った女性はたくさんいます。ハードルを乗り越えて挑戦して欲しいと思います。


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