一週間を二か所に分けて住んでいるようなものなので、自宅はもうカオスである。庭なんて!もうジャングルですよ。しかし何もしなくともちゃんと咲くものは咲いてくれる。じょうぶだねえ。
そして、トゲの痛い剛直な枝がどんどん伸びて持て余す ロング・ジョン・シルバー にも花が咲いた。
さすがに家に入るのにもジャマな枝は切ろう、と重い腰を上げて切り落とした中に、まだ見られる花が含まれていたので写真を撮ってみた。
パウダリーな大人っぽい香り。フルーツ香の混じる華やかな ブルボンクイーン とは趣きがだいぶん異なる。ブルボンクイーンは早く咲いてもう終わっちゃったが(今年はブルボンクイーンの花の写真を撮りそびれた)、ロング・ジョン・シルバーは遅いので今ごろ咲いている。
花と香りだけならロング・ジョン・シルバーはかなりレベルが高い品種だと思う。
日比谷ダイビルの顔などを観た あと、日比谷公園を突っ切った。
日比谷公会堂もなんとなくゴシックで古色でおもしろいとは思ったが、なんかちと汚らしく感じて写真には撮らず。公園では何かイベントの準備をしてはいたがそこもスルーで丸善を目指す。
日比谷公園は時間が経過した味のある、つまり、生長した植物もそれなりにある公園であった。
↑↓しゃれたレストランのあるあたりの噴水。
対の白いペリカン像もかなり個性的だが、それに負けない存在感のあるリュウゼツラン。しかも斑入りとそうでないものを組み合わせている。グラスも斑入りで青白っぽい。
小花は薄紫に薄い黄色。リュウゼツランの斑もクリーム色だし、リュウゼツランの葉の色も粉っぽく青味がかっているし、形や大きさだけでなく色の組み合わせも相当キメている。
噴水に背を向けて反対側を振り返ったらこんな景色。ワオ!
花壇の真ん中にはユッカ、その向こうの赤い花の樹はデイゴ、白い花の高木はタイサンボク、その左のもこもこした常緑樹はクスノキ。クスノキのてまえ、デイゴの左の2本のヤシはは種類が違うんだろうか。デイゴやヤシのてまえはアカンサスモリスが白っぽい花茎をいくつも上げていて壮観。普通の家の庭ではなかなかできないようなダイナミックなデザインだ。そして、借景の何層もある空中庭園が不思議な感じ。
もっとひいて見るとさらに迫力がある。すっくと伸びたヤシと空中庭園の円柱がパラレルな効果。
こういうのは都会に出てこないと見られない。
東京に出てきてぷらぷら歩くだけで色々面白いのは、圧倒的な建造物や付随する植物のデザインが凝らされているからだと思う。
こういうのは独りでできるものではない。建築とか環境デザインとかって知らず知らずのうちに人に大きな影響を与えているんだなあ。もっと若いころに気付いていればそちらに進もうとか思っただろうか?(いや、ない)
出口付近に変な実をつけた木があった。コブシかな
ぷらぷら歩くだけこんなに面白いものがたくさんあったよ。
コリーヌ・ベイリー・レイのライブ のあと新橋に宿をとって、そこから丸の内に歩いている途中に見つけた。なんか素敵な四阿(あずまや)。
いざなわれるままに入ってしまうと
こんな景色が見える。 なんですかこれは!?
ゴシック建築のガーゴイル風? ワクワクする。
では、右の壁にカマボコ型に空いている窓を、四阿を出て回りこんで外側から検分。
12星宮か干支か ? でも9個しかモチーフがないの。
ずずいと近寄って左から
ヤギ、イヌ、ワシ ?
アーチの中央は
インパラ、ナマズ、ピューマ ?
右は
ブドウを食べるリス、鳥(種は、うーん、分からない)、サル。
アップを撮り忘れたが、アーチの両方下を支えるのはヒツジ。
アーチの両側にガーゴイル風の頭が並んでいた。
ブタとトラ ?
なんかユーモラス。ヨーロッパ風というよりは、なんかアジアンでカートゥーンな雰囲気。
顎の渦巻きなんか、『ゼルダの伝説 風のタクト』を思い出された。
霧雨の中 興奮しながら写真を撮っていたので、壁全体の配置の分かる写真を撮り忘れてしまった。日比谷ダイビルはインパクトも由来もあるので検索かけるといっぱい出てきます。
日比谷ダイビルその2 へ続く
日比谷ダイビルその1 より続く
もう一方の四阿(あずまや)。さっきこちら側を見ていた四阿が見える。ガーゴイルの壁も少しだけ。
再掲。反対向き。
というわけです。
今度は四阿の内側。四方のアーチの上にレリーフがある。
ネズミ
キツネザル?
ブドウを採るリス
鳥、としか言いようがない。
これらのモチーフは反対側の四阿も同じだった。
日比谷ダイビルについて軽く調べた。
ざっくりウィキペディアによると、1926年に大阪商船が建てたビルが前身で、戦争でも残って米軍に接収されたこともあったらしい。80年代に取り壊しか保存か検討されたが結局壊し、モチーフだけ保存し建物に配する形となった。
「大阪ビル」の「大」が音読みで「ダイビル」なんだね。大阪商船は三菱地所から土地を取得したらしい。そういえば 三菱一号館美術館に行った な、歩いて行ける距離だな。
ダイビルは2棟あったらしい。壊してしまったそれらについてよく分かるブログを見つけたので貼っておく。なんでも取り壊されるまえにご自身で撮られた写真だそうで、これはかなり貴重な資料だ。 『ぼくの近代建築コレクション』より「大阪ビル1号館(2)/内幸町1丁目」
建物そのもののデザインやそこにどのようにモチーフが配されていたか等面白い。また、ダイビル1号館のデザインと日比谷公会堂との類似を感じたよ。
流一氏のブログには大阪ビル1号館2号館について合わせて4本記事があるのだが、それらの見出しがいっぺんに見られるページもリンクする。 ★
日比谷ダイビルその3 に続く
もう一方の四阿(あずまや)。さっきこちら側を見ていた四阿が見える。ガーゴイルの壁も少しだけ。
再掲。反対向き。
というわけです。
今度は四阿の内側。四方のアーチの上にレリーフがある。
ネズミ
キツネザル?
ブドウを採るリス
鳥、としか言いようがない。
これらのモチーフは反対側の四阿も同じだった。
日比谷ダイビルについて軽く調べた。
ざっくりウィキペディアによると、1926年に大阪商船が建てたビルが前身で、戦争でも残って米軍に接収されたこともあったらしい。80年代に取り壊しか保存か検討されたが結局壊し、モチーフだけ保存し建物に配する形となった。
「大阪ビル」の「大」が音読みで「ダイビル」なんだね。大阪商船は三菱地所から土地を取得したらしい。そういえば 三菱一号館美術館に行った な、歩いて行ける距離だな。
ダイビルは2棟あったらしい。壊してしまったそれらについてよく分かるブログを見つけたので貼っておく。なんでも取り壊されるまえにご自身で撮られた写真だそうで、これはかなり貴重な資料だ。 『ぼくの近代建築コレクション』より「大阪ビル1号館(2)/内幸町1丁目」
建物そのもののデザインやそこにどのようにモチーフが配されていたか等面白い。また、ダイビル1号館のデザインと日比谷公会堂との類似を感じたよ。
流一氏のブログには大阪ビル1号館2号館について合わせて4本記事があるのだが、それらの見出しがいっぺんに見られるページもリンクする。 ★
日比谷ダイビルその3 に続く