≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

コリーヌ・ベイリー・レイ ライブに行った。

2018-06-17 10:25:53 | 音楽


コリーヌ・ベイリー・レイはデビュー当時から知っている。
ちょっと微笑みを含んだ歌声が可愛らしい。

1年に1枚、とかそういうギラギラしたペースでアルバムを出すタイプではなくって、2006年にセルフタイトルを出してから、それを入れてまとまったのは3枚、ライブが1枚、あとカバー集が1枚。
ゆっくり味わうのに向いている。

初めて聴く彼女の生演奏はどんなのだろう?




始まるまえのステージ。
あれっ? ドラムスない。 ギターがやたらとある。
あとは写っていないけれどローズにシンセを乗っけたものだけ。
さあ一体どんなステージになるんでしょう?

男性が二人ステージに上がってから、コリーヌが客席の階段を下りてきた。
ああトリオでやるんだな。

2010年に出した2枚目のアルバム The Sea の Closer から始まった。
アルバムと違ってコリーヌのギターともうひとりのギターあわせて2本とキーボードだけにコリーヌの歌が乗るので、ずいぶんシンプルでそれぞれの音がよく見える。ああでもさすが!少ない音色でも歌声で世界が ぶわっ と広がる。

声量がすごい、とか、ハイノートがびりびり出る、とか、ギターが速弾きだ、とかそういうのではない。
デビューしたときには「オーガニック」とかいうわけの分からない形容詞がついて回って、何だい?と思ったものだが、まああれはなんていうかレコード会社が苦労してつけたんだよなあ、というのも分かる。
どうよ!? って感じじゃないんだよね。なんか身近なものから取り出したオリジナルな感性っていうんですか。
聴いていてなんか じーん くるのよ。

まあそういうわけで当然、リズムがタイトでバリバリきてうおおおカッコイイ!みたいなことにはならなかった。
もちろん!各々の力量はかなりのものです。と蛇足で付け加えておく。むしろそういう遅めのテンポのは難しいんです。さりげなく高い声だってきれいに出していたりする。

正直いうと最初はドラムスがいなくて寂しいかも、と思ったのだが、むしろコリーヌの歌を活かすのにはその方がいいんじゃないか、と思いなおした。
2006年の動画 を見たときに何かドラムスと違和感を感じたことを思い出した。

エスペランサ・スポルディングを観たときも思ったが、コリーヌも出てくる音も動きもすべて音楽になる。
コリーヌの音楽は宝だな。

そういえば、1曲チャカ・カーンの Sweet Thing を演奏したよ。それが翌日のラジオ番組バラカン・ビートで引き合いに出されたのでびっくりして嬉しくなった。
他の曲はコリーヌの曲で、3枚すべてのアルバムから演奏された。


曲順。



参考までに、2016年に Tiny Desk Concerts にコリーヌが出ている動画を貼り付けておく。 
ギターとキーボードは今回のステージと同じ人です。
また、ビルボードライブの HP によいレビューがあったので貼っておく。 




聴いたのは土曜日の1stステージで早い時間だったので、食事は頼まずドリンクだけ。
手前はやたらと濃いグレープジュース、奥はハミングバードというカクテル。

これでビルボードライブ東京は3度目だ。
毎回思っていたことを今回初めてうっかりいってしまおう。テーブルと椅子は良くないです。せめて高さが合っていればまだしも…。せっかくいい音楽を楽しみに聴きに行って美味しいものが出てくるのだから、そこらへん興ざめしない程度にはしてほしいです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジーン・ウルフ『書架の探偵』 | トップ | 日比谷ダイビルその3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事