
夏休み中ずっと子供達の気配を感じていると、もう居ても立ってもいられなくなる。
(我慢ならん、という意味、この場合。)
それで、3人で留守番をさせて、夫と二人で観にいった。
インセプション ←公式HP 大盤振る舞いなので、もし興味があるなら見ない方がいいかも。
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙の出ている映画、といえば分かるだろうか?
要するに、夢の話なのだ。
どの映画を観たときか忘れたけれど、予告編で、
パリの街並みがぐんぐんせり上がっていくシーンを見て、
これは観んと! と心に決めたわけだ。
折りしも 『パプリカ』 の今監督が亡くなったニュースを知ったばかりだった。 (うう、早すぎる。

和製の夢の話はこのようになって、あちらでは 『インセプション』 みたいになるわけねー。
『Dr.パルナソスの鏡』 もそういう話だったなぁ。
『トータルリコール』なんてのや『マトリックス』やらはたまた『JM』という映画もあったなぁ。
あ、『マトリックス』や『JM』は、夢ではないか。似たようなもんだけど。
映画の中で不思議なことが起こるのを、
CGがどうしたとか特撮がどうしたとかそういうことを一切考えたりせず、
もう自然に受け入れてしまえるようになってきた。
それだけ技術が進んだともいえるけれど、
夢のようなことを描けるのが映画の真骨頂なのだ。
特に感心したのはキャスティング。
主役がディカプリオ、一緒に行動するのが男5人女一人、合計7人が画面にいる。
ディカプリオと渡辺謙と紅一点は見分けがつくとしても、
もし残りの男4人が混ざると、話がちっとも分からなくなるのだが、
それぞれがとても見分けやすいのだ。
ちゃんとキャラが立っていて、それぞれが魅力的でよい。
とくに、ディカプリオ扮する主役コブの相棒アーサー役の、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがいい!!
あのさっぱりしたおしょうゆ顔のやさおとこ風情は、日本人好みだろう。
やさおとこ風情なのに、鉄砲を撃ったり殴ったり、ミスマッチ感がまたたまらん。
おばさん (わたくしめでございます) はすっかり気に入りました。
紅一点の役名が、アリアドネ。 一瞬アラクネと勘違いした。
まあ、どっちも糸には関係あるけどね。
役回りを大きく示唆した名前で、話の先を予感させるようになっていた。
ストーリーは、まあまあだ。
特段素晴らしいと挙げる部分もなければ、これはあんまりだ、という部分もない。
まあ、こうでもしないと話は収束しないよねぇ。
とかいいつつ、ああいう形で話を終わらせたのは、本当にほっとした、よかった。
↑写真は しばらく前の月。 月にかかる雲がよかった。
夢の話、好きです。
うう、わたしってばやっぱりダメ出しのイメージなのね、しくしく。
(否定できないけれど。 ブログでは控えているつもり、これでも。)
ノーラン監督では『メメント』という映画あります。
ヒッチコックの『めまい』も面白いと思うのですが、どちらの作品もオススメの理由を説明すると興ざめになってしまいます。
ゾーイ・デシャネルも気に入ってたんで、そのうち見よーと。
『めまい』は見ました。 男の執念を感じます。
『メメント』は、ちょっと辛そうですね。 元気のあるときに見るかもしれません。
『メメント』は観ると、かなり疲れます。
『(500)日のサマー』も、男の執念をテーマにしていると言えますけど・・・・。
『(500)日のサマー』に関しては、これだけで99%ネタバレしたと言う気がします(ちなみに脚本家の実話の元にしているそうです)。
(^^;)
『インセプション』は、男の執念ですが・・・。
『『(500)日のサマー』は、男の未練です。