≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

ヤマハ イノベーションロードに行った。その5

2023-03-26 16:23:58 | 音楽
ヤマハ イノベーションロードに行った。その4 よりつづく

ものづくりウォーク という展示のなかの バイオリンコーナー。
バイオリンは見るからに木から出来ているな。


ピアノに比べるとパーツが少ないなあ。




その1 でもアップしたエレクトリックバイオリン。あれは5弦だったが、これは4弦。





色々な楽器に使われる木の種類。軽くてよく響く響板用とか、硬くて緻密な指板やキーの表面用とか、文字通り適材適所です。


その例。ピアノなどの響板にはアカエゾマツ。クラリネットにはグラナディラ。
えっ?響板はスプルースじゃないの?と思うも、そういえば その3 の写真には響板の材について「スプルース(マツ科の木)やエゾ松」と書いてあった。
スプルースはマツ科の中でもトウヒ属に含まれるし、アカエゾマツもエゾマツもトウヒ属だ。なんだ、近縁種じゃないか。エゾマツは名前をエゾトウヒかなんかに変えてほしいよ。えっ?エゾトウヒはすでにある !?





ものづくりウォーク という展示のなかの マリンバコーナー。
木を削ると音が低くなる。にわかには信じられない。弦や管は太く長くなるほど低くなるからね。


叩くと分かる。


キャプション。まず基音を削り出し、それから倍音を加える。




マリンバ YM-5100A 
これはものづくりウォークコーナーじゃないが、マリンバつながりということで。
鳴らすことが出来る。中学校の音楽室にあったマリンバとはレベルが違う。
高音と低音でマレットを使い分けるらしい。
上のキャプションにもあるように、基音の5度上の倍音が鳴るように削られているのだが、鳴らしたい音が4度になる間隔で2つの音を鳴らすと倍音がすごくジャマになる気がした。たとえばCを叩くとその上のGの倍音がよく響くのだが、最低音がCに転回したFのコード(C,F,A)を鳴らす場合などだ。作曲や演奏ではどのように解決しているのだろう?


低音の共鳴パイプが幅広だ。
HPによると、「楽器を持ち運ぶ機会の多いソロマリンバ奏者が、ストレスなく楽器の組み立てや分解の作業ができるよう、機能性を重視」だそうだ。開発秘話 に詳しい。製作者と演奏者の対話が重要なんだなあ。




   ヤマハ イノベーションロードに行った。その6 へつづく




 

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