≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)

2023-03-09 20:28:22 | 音楽
浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2) よりつづく

これは浜松市楽器博物館では唯一のクラヴィコードだ。
ペール・リンドホルム Pehr Lindholm 1788 ストックホルム 

蓋が開いた状態。


アップ。クラヴィコードは音の小ささを少しでもカバーしようとしてか複弦だ。一つのキーで同じ音程の2本の弦を鳴らす。
だが このクラヴィコードは低音2オクターブ弱がユニゾンではなくて 1本の弦が1オクターブ上になっているのが特徴だ。響板の鍵盤に近いところに細いブリッジがあるのが見える。低音の太い弦が上を通り過ぎている。
そこのキーをひとつ押すと2つの音に聞こえても 曲の中で鳴らせば上の倍音が多めの音色に聞こえるんだと思う。そういう発想はパイプオルガンに親しんでいれば普通に出てくると思う。


黒いナチュラルキーの手前側が少し見える。この装飾は初めて見るタイプだ。


ラベル。ギターとかのように楽器の中に貼らないんだなあ。



キャプション。 楽器にはさわれないけれど、キーをさわれる模型があって音の出る仕組みが見て分かる。それは前回にアップした。
ギターでいうタッピング奏法というのか、ちょっと変わった音の出し方だ。音量も小さい。





今回に博物館に行ったときは、チェンバロ と クラヴィコード と クリストフォリのピアノ のギャラリートークを聴くことができた。どちらもヘンデルのハープシコード組曲第2集第4番のサラバンドを演奏してくれた。
検索したらいろいろな楽器の演奏が見つかったので、チェンバロクラヴィコード の演奏動画を貼りつける。どちらも細い金属弦が張られた鍵盤楽器だけど、違いがよく分かると思う。





   浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1) へつづく


 

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