風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

喉の不調

2020年07月10日 | 体を整える
今日初めて、喉不調について、先生に言いました。
あれこれやってみるけれど、このまま声がもとに戻らないかもしれないと。

声がかすれて出にくいので、余計に喉声になって、悪循環となっていることを話題として出したのです。
先生は、たちどころに、その解消法を教えてくださいました。

体操というのではなく、「引き合い」という方法なのだそうです。

確かに、喉を起点として、あっちとその反対へと、引っ張りあって、ふっと力を抜くのです。

あれと、これとの引っ張りあう角度とタイミングを、計りながら、手を添えて、教えてくださいました。

このとてもかんたんなのだけれど、微妙な角度の引きあいのため、私の表現力では、表せないので、誤解を生じないように、どの部分であるか書きません。

ほんのちょっとのことなのですが、直後の10分くらいは、すっかり違和感が消えました。

喉が、固まってしまったのには、いろいろと理由と原因があり、せんせいは、「この数年というものいろいろとたいへんだったからねぇ。。。」とおっしゃいました。

一番、気にしているところ、大事なところ、酷使しているところに、滞りが起きるものだそうです。
まず、それは、整体で何んとかできるものではないとなぜか思い、声の問題は、何とか一人で解決できる、しなくてはならない。
私だけの問題としていたことに、問題がありました。
発声法を見直して、正しく調整して、今までよりも、スキルを上げることだと、思っていました。


もっと早くに、先生に話をしていれば、もっと早くに気が楽になっていたはずなのです。
こんなかんたんなことで!と、驚く。
ただし、なおすには、悪くなっていった時間の倍をかけねばならないと、以前聞いたことがあります。
ほんの10分ほどは、1回の引きあいで、改善されましたが、いつも、快調な喉にするには、努力しかないと、分かります。



勝手に、どうにもならないと思いこんでいて、相談もしなかったのだから、勿体ない。
たまたま、会話として、出したところを、先生がうまく掬い取って下さったというわけ。

先生といっぱい話をしているつもりだけれど、まだまだ、話してないこと、話題に載せないこと、整体の問題ではないと思っていることどもが、たくさんあることに気が付く。


井本整体といえども、井本先生ではないから、「黙って、横たわれば、ぴたりとあたる」わけではないのです。
そんなことが、わかってきたものだから、先生とのコミュニケーションのこと、施術のこと、人体力学のこと、まだまだ、知らないことばかり、まだまだ、重ねていかねばならないことばかりです。

そして、山田先生自身の側にも、気が付いていて、口に出さないってこともあるらしいと、気付く。

私自身が気がつかないことには、もろもろのことを自主的にやるはずがないからね。
と、私は勝手に思う。

この引きあいの動きは、一日に何回でもすればよいとのこと、気が付いたら、その動きをやってみるが、先生とほんのちょっとでもサメ[トしてもらって、やって頂いた時とは、心地よさの持続時間が、断然短い。

やり続けて、ちょうど良い角度、ちょうど良い力、そして、何よりも、最後の「ふっと力を抜く」ことが、出来るようにならなくては。

次に、きっちり声を出さねばならい時までに、どのくらい、喉が整うのだろうか。

気が付けば、咳ばらいをしたい気分が、消えてるよ。

不完全な「引きあい」でも、これだけ効くのだから、慣れて、「うん、これ!」と思えるくらいスキルアップすれば、これもまた、私の体のコントロールの技が増えることとなる。

道具も、薬も、場所もいらない。なんて、良い、健康法なのだろう。

これが、『人体力学』と言う所以なのだねぇ!うちに帰って、この本を、出してみたら、先生とは違った方法が載っていました。

「井本整体」では、操法をなさる先生の見たてによって、よりふさわしい方法を教えてくださるのが、「オーダーメイド」と呼ぶ、所以なのですねぇ。



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