風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

蘇嶐窯の涌波まどかさん

2016年09月08日 | 出会った人
 
京職人24人の業と出会う  9月1日 ~9月27日

8日は、涌波まどかさんご本人がいらっしゃると友人に教えられて、行ってきました。
数年前、黄色の落ち着いた色に魅せられて、我が家にやってきた湯のみ、第一印象よりも、どんどん好きになって、お茶の友として、そばに居る作陶です。

購入の時は、ちょっと高いかな、日常使いにしてもいいのかなと思っていました。
何しろ、食器は、「明治生まれの母の近所の荒物屋さんで買う」と言う丈夫さ一辺唐ナしなえらびをしていたのですから、「作陶」という言葉と共にある、食器と言うよりも作品なのだと思うと、生活からほど遠いと思っていましたからね。


そして、今日、青山フレックスAの会場に行って、ご本人にお目にかかりました。



      

 













~二つが出会い 新しいかたちがうまれました~


青磁と飛鉋(とびかんな)この二つが出会って、今に至るまでに、どんな物語があったのでしょう。


飛鉋の手法は、それ以前に出会っていましたが、テレビでも放映されるほど有名な九州の窯元の特殊技法です。


特殊な形をした鉋でひっかくという手法が、痛い感覚を呼び覚まして、ちょっと私には受け入れられなかったのですが、今日、二つが融合した作品には、その手法から受ける痛みが奥に引っ込んで、味わいの深さ、色の深みを出していました。
老眼の目には、それとわからなかったのです。

「飛鉋」です。と説明されて初めて、手に取ってみたら、飛鉋が飛んでいました。
そして、その青磁と飛鉋は、今家に来ました。




この写真では飛鉋の手法が表れていません。HPあるいは実際に手に取ってご覧くださいね。
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