風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

伴吟のお稽古

2016年09月06日 | 詩吟
大輪神道流 小西如泉先生のお稽古場へ、行きました。

「近江八景」で、伴吟をさせていただくので、今日が、二度目の練習です。

前回から、練習ができてないと言っていた舞手のSさんでしたが、格段に舞が滑らかになっていたので、驚きました。

前回は、「遠くからわざわざ来てくださって。。。」と恐縮しきりだったので、体が固かったのかもしれませんが、それを引き算したとしてもの進歩です。

そして、今日は、頼まれたからではなく、本気で、伴吟をしたいとの思いを汲んでくださったのかもしれません。

回を重ねて、舞が滑らかになり、詩吟とのタイミングがあってきます。
もともと、大輪神道流の詩吟で、舞の振付ができているものですから、関吟とは違う箇所があって仕方のないことです。
他流の吟者と合わせる時は、吟者の音源を手にして、それに合わせるというのが、一般になされている方法です。
今回は、思いきり大輪の舞を舞って頂きたいし、練習にも出ることができますから、如何様にも吟じますとお伝えして、この伴吟が始まりました。

ここはゆっくり、ここは、早目にとの打ち合わせもどのくらいに調節するのかが、お互いにわかってくると、合吟の時のような、心地よさに満たされます。

舞と合わせる心地よさを、初めて、味わいました。

小西如泉先生、お誘いいただいて、ありがとうございます。

来月も、お伴させていただきます。

10周年の舞台のために、小西如泉先生にわがままを言って、「月夜三叉江に舟を浮かぶ」を超法規で教えていただいたときの、ご恩返しが、わずかでもできます。

その時は、自分の舞うことにしか神経が届いてなかったので、伴吟をしてくださった方が、どのように思っていたのか、お聞きする知恵もありませんでした。

その節は、ありがとうございました。


11月3日の舞台で、心配なのは、舞台の構成で、舞手の見える位置に吟者の立ち位置が決められるかどうかがわからないことです。

吟者が、後ろで、吟じる場合と、吟者が、下手前で、立つ場合と。
後者の立ち位置にマイクが来ると、舞手を見ることができません。そうすると、吟者は自分のペースで、吟じるほかなくて、せっかくの練習が生かされません。

吟ありきの舞舞台の時、いかに自分に自信をもって吟じ、舞手を信じることができるかにかかってきます。
そのためには、もっと、合わせて練習を重ね、お約束を忘れないで、吟じることです。


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