風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

モンゴルでは

2006年03月07日 | チンゲル亭裏日記

私だけではなく、モンゴルスイッチと、日本スイッチがあって、その地に到着したとたんに、自然にスイッチが切り替わるのことが分かりました。

にほんに生まれ育って身に備わった感覚は、モンゴルに来るとことごとく覆され、いわゆるカルチャーショックを体験します。
それで、モンゴル基準と、日本基準が出来上がります。

モンゴル基準が出来上がって、かなり、感覚がどちらかにずれるのですが、その感覚は飽くまでもモンゴルのものであって、日本に帰るとまた元に戻るのです。

それぞれが、それぞれのバランス感覚を持って、日本人やモンゴル人と袖触れ合うわけなのです。

              ☆

今日、夫の研究室に泥棒が入りました。
二重ドアをバールで抉じ開け、二枚目の扉は、下の半分を打ち破りその穴から、プリンターだけを持ち去りました。

教室を除いてほとんどの部屋がスチールに取り替えられているのに、数少ない木製の二重扉の部屋だったそうです。

木製とはいえ、破るには相当時間がかかったことでしょう、警備員さんは気が付かなかったのでしょうか。
パソコンは、大きくて目立つため持ち運びやすいプリンターにしたようです。もう少し探せば、壊れかかっているとはいえ、ラップトップもあったのに、よほど急いだのか、欲がなかったのか。(笑)
しかし、もう一つ有る故障中のプリンターはもって行かなかったのは、そのことを知っている人だったのか。

おかげで、スチールのドアに取り替えてもらったと、夫は喜んでいましたが。。。
たまに、置いて帰ることの有る夫のノートパソコンは、今日は持ち帰っていました。大事なデータの入っているパソコンに被害がなくてよかった。

鍵がかかるとはいえ、おいて帰る行為、車の中に貴重品をつい置いて離れる行為は、犯罪を誘発する行為だから、止めましょうよと話をしたところでした。

物を取られるのはショックだったでしょう。
教授が、心配しないように私にまでご配慮頂いたそうです。

ご心配は有り難いのですが、盗難があると良く聞いていたので、それが、夫の昼間いる部屋だと聞いても、さほど驚きませんでした。
日ごろ、ここにあるものが盗まれないものだと思ったこともありましたから、想定の範囲内のことでした。しかし、モンゴルスイッチに入ったこの感覚は恐ろしいかも。
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