火力発電所で活躍されているシニアの計らいで、第四火力発電所を見学させていただきました。
巨大な設備に驚いたのですが、日本では、一つの企業(例えば、王子製紙のようなところ)が自家発電している供給量に等しいと聞き又驚きました。
50ヘルツの電力を39万キロワットの供給をしています。
その、供給はコンピューターせいぎょされているのですが、その、オペレーターはほとんどが女性で、24時間体制の仕事をしています。
日本からの有償、無償を含めた円借款が120億円を超えているそうですが、今年からその返還が始まったそうです。
昨年から赤字が黒字に変わり、更に今年は黒字が10倍に増えたということです。
そこには、まもなく2年間の任期を終えて帰国するシニアの大変な努力が、黒字を1億から10億に増やした原動力になっているのです。
この発電所から生まれる熱湯が、UBをめぐってパールという暖房装置の中をめぐり、給湯のための水を熱交換装置によって温めているのです。
昨年からは、発電所由来の停電はほとんどなくなったそうです。
私が、UBに来て何度か経験した停電は、配電会社の問題であったり、配線工事のためだったそうです。
今年の2月に重大な事故が有ったそうです。
3時間機械停止が続くと、UB中が停電となり、暖房が停止し人の命にかかわるほどになるのだそうです。
午後10時過ぎから、2時間半をかけて、マイナス30度の中を大変な復旧作業が行われたそうです。
生死にかかわるとなったら、モンゴルの人も深夜であろうが、極寒であろうが、文句も言わずに作業をするんだとわかりました。
この巨大発電所の石炭は、国内の生産でまかなっているそうです。
石炭を満載した、貨車が毎日発電所に到着すると、貨車ごとひっくり返して、地下の施設に落とされ貯炭場に運ばれ、備蓄分と粉炭にする分とに分けられます。
石炭は、蒸気機関車のように塊のまま燃やされているのかと思ったら、小麦粉よりも細かい粉状にされて空気で炉に送り込まれるのです。
燃やされた煙の95%は化学処理されて無害になります。
そして、燃えカスは人工池の中に捨てられます。
発電所のおかげで、テレビを見、パソコンでインターネットをし、明け方のマイナスの冷え込みを知らずにぐっすり眠ることが出来るのです。
ありがとうございました。