Little by Little

慌てず騒がず

三月十九日

2018年03月19日 | 日記
今年で十八年目の子どもミュージカル劇団「にこっとちゃ茶」の脚本と演出と振付を担当している。小学四年生から高校三年生で構成されている。
今日は、稽古をつけながら、チェーホフ、スタニスラフスキー、アクターズスタジオ、メソッド演技、などについて話した。小学生たちは、当然、ポカンと見上げている。高校生だって。
けれど、分からなくても食いつている。見ている、聞いている。こっちも、真剣に話している。大切なことは何度でも話す。そのうちに、それぞれのレベルに応じて理解していくだろう。それでいい。
子どもだって、舞台から一般の方々と勝負する。演技をする以上、知っておかなければならないことは、大人と同等なのだ。

三月十八日

2018年03月19日 | 日記
稽古を重ねていけば、自然に良くなっていくだろうと僕などは思っているのだけれど、決してそうじゃない。これでいいんだと、同じ場所で停滞したままの俳優いる。そのたびに、その先その先のアイディアを提供するのだが、

三月十七日

2018年03月19日 | 日記
本はいろいろなものを読みたいと思うのだけれど、やはり、仕事に関係のあるものを読むことになる。まあ、新聞は必ず読むから、毎日、三十分から一時間はものを読む時間になっている。
読んで吸収している方が好きだけれど、書いて吐き出すことに時間を振り当てることになる。

三月十六日

2018年03月19日 | 日記
オリンピックなどを見ていると、ここまで練習を積んできたのだから、あとはその時の運しだい。風や雪や氷や声援や対戦相手などなど、自分の力ではどうにもならない要素があるんだもの、なるようになれとスタートする。
「三人でシェイクスピア」などいくつかのレパートリーを公演する場合には、そういった心境になれる。けれど、ほとんどの場合、もっと改良できるのじゃないか、稽古が足りなかったかもしれない、喉や体力はもつかしらん、相手役はいいタイミングで台詞を言ってくれるかな、など、不安を山のように抱えて、スタートする。
けれど、その緊張感が舞台に力を与えてくれることがある。舞台初日にはよくある。

三月十五日

2018年03月19日 | 日記
学生と接していて、いつも疑問に思う。かれらは、真剣に劇作家や演出家や俳優になろうと思っているのだろうか。うまくいったら、なんて考えているのじゃないだろうか。そんなんじゃ、並大抵じゃない運と才能がない限り、なれっこない。ただでさえ、文化に対して意識の低い国・日本だ。そんな中で、劇作家や演出家や俳優として存在することは困難を極める。でも、聞いてみたい。そんな中で、基本労働時間としての八時間を劇作家や演出家や俳優として働いているのだろうか。さらには、ブラック企業並みの労働をしているのだろうか。アーティスト以外の方々は、それでなんとか生きている。ましてや、アーティストならば、