1月9日

稽古も残すところあと2日。ことは思うようにすすまないのが、世の常。こちらがイライラしたとて、相手は自分じゃない。もどかしい心を織り畳んで、丁寧に説明して演技やスタッフワークを促す。当たり前、役割として当然のことですが、時々、涙ぐんで、自分をヨシヨシしてあげたくなる。

1月8日

客席も組まれて、本番仕様。けれど、内容はまだまだ練られていない。なんたって普段の十倍の速度で、芝居作りが進んでいる。照明も音響も装置の転換も、そして演技も、渾然一体となって突き進んでいる。