frou*frou

未確認飛行SHO年記

炎陽の・・

2009-02-23 | 2008 バッテリー
最近、バラエティとか舞だとか(それはそれで魅力的なんですケドww)に夢中過ぎてフッと原点の(真面目に原点だと思ってマス)役者である翔くんをさて置いていたなぁ~~と「ラスイニ」を読んで思い知らされました。

特にあさのさんの豪への想いが詰まった(?)「炎陽の彼方から」は最後の<初出>に平成19年9月・DVD(映画)初回限定版のための書き下ろし小説となっていましたが、てっきり今回のドラマBOX版のための書き下ろしかと思うほど、ドラマの豪そのものとして読んでしまいます。

孤高のピッチャー巧の投げる球を見て
「捕りたい」
「受けたい」
「捕りたい どうしても」
と、強く願った豪の熱い想いが何であるか‥ドラマの豪が笑顔の間にふと見せる真摯な眼差しのその意味がこの小説を読むと、それにほんの少しだけ触れられたような感覚になります。
そしてその後の現実を受け止めなければならなかった豪の「心に焼き付いた跡」に触れるような気さえします。

「何でだよう」
歯噛みしそうになる。
「何でちゃんと捕ってやらんのじゃ」
おれなら・・おれなら、あんな真似はしない。どんな球でも必ず受けてやる。

運命の出会い。運命のバッテリーを組む。
手に入れたモノは残酷で容赦ない。
それでもそれを譲ることは出来ない。

ラスト、マウンドでの二人。
巧:「どうした?何、ぼけっとしてんだ?」
豪:「いや‥‥」
巧:「おまえ、この頃‥‥」
豪:「え?」
巧:「たまにだけどさ、ぼけっとしてること、あるよな」
豪:「そうか?」
巧:「うん、何考えてんだって思う」
豪:「知りたいか?」
巧:「いや、別にいいけど」
    ・ 
    ・
    ・
ココっ!ここをショウくんとユーマくんで見たかったデス。
特に「知りたいか?」をショウくんならどんな眼差しで言ってくれただろう・・と思ってしまいます。

容姿のイメージが小説どおりだったらそのキャスティングは成功なのでしょうか?
あさのさんの原作はそんな甘っちょろいもんではないと思うのです。

ラスイニの瑞垣先輩と豪とのラストのやり取りも同キャストで見てみたいです。
「永倉」「はい」「おまえ、笑うてるか?」「は?」「おまえな、笑うてた方がなんぼか可愛いで」
ギャヒィンもうダメだぁ~~瑞垣センパイ(川原さん)素敵過ぎる~~(壊)。
翔くん、川原さん、ユーマくん、キャストの皆さん、そしてあさのさん素晴らし過ぎる~~

視線を感じた。
顔を横に向けると、永倉が固く口元を引き結んで見つめている。
笑えよ。永倉。おまえには、笑った顔の方がずっと似合ってるんだぜ。
指を空に向ける。
「天藍テイエンラン」
「え?」
「今日みたいな空の色を天藍って言うんや」





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