一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

薬物あれこれ

2004-12-06 | Weblog
【友人宅】
先週末訪れた友人宅で某有名ミュージシャンのライブDVDを見た。非常にライブ自体は一体感のあるものに見えたが、同時にその楽しそうな観客に不満も覚えた。というのも、このミュージシャン、数年前に薬物で捕まっている。この人に限らず、芸術家で薬をやって捕まった人というのはなぜかしらその後作品をそれまでどおり作ることを許され、発表の機会も与えられる。それも、薬をやってたことなどなかったかのようなあっさりとした流れで復帰している。私はそれがとっても気に入らない。仮にも犯罪者なのである。出てくるならそれ相応の覚悟を持っていてほしいし、それを見る側にも、そういう経歴のある人の作品なんだということを理解した上での対応が必要だと思う。どんな犯罪でも犯したら社会復帰の際に色眼鏡で見るくせにアーティストだからという理由でオッケーというのはどうにも納得がいかない。

【こういう場合】
だからこういう場合は意味が違ってくると思うのだ。われわれは薬物中毒者でした、で、今やめてこんな風に活動しています、っていう前提でのものなら、みんなそれぞれにそういう事実を踏まえたうえでの見方になるだろう。だが件のアーティストをはじめ、日本の薬物経験者に対しての見方は結局寛容であり、それこそが薬物に対しての社会全体が持つ甘さを示しているように思う。罪を一生背負え、という意味ではない。見る側がそういった認識を持った上で彼らを評価できるかということが問題だと思うのだ。

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