一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

二子山親方死去

2005-05-31 | sports
【スポニチ一面】
今朝わざわざコンビニに出かけて買ったスポニチの一面見出しは、あえて「二子山親方」ではなく「貴ノ花」という表記であった。私は彼の「貴ノ花」時代は知らないし(子供のころ相撲好きで、雑誌とかを読む中で藤島親方がもともと貴ノ花という力士で、大関在位記録を持つ人だ、というぐらいの知識しかなかった)、いわゆる若貴が出てくるまでは決してイメージの強い人ではなかったが、やはり私より10年ぐらい上の世代以上になると「貴ノ花」という名前のほうがしっくりくるのであろう。今朝映像で昔の取り組みを見たが、確かに線は細く見えるが体幹がしっかりした体だなという印象を持った。あの取り口で、大関上がるぐらい強かったら、そりゃ人気が出るなとも。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2005/05/31/01.html

【それにしても】
親方としての実績も十分で、横綱2人、大関1人を育てたわけだし、藤島部屋時代有名だった激しい稽古も水泳選手だった自身の経験が生きたトレーニング法だったのかもしれない(連続した申し合いは数多く相撲をとるという意味だけでなく心肺機能を高めることにつながったはずである)。土俵外のマネジメントがあまりうまくなかった印象があるが、入門した当時から大横綱の弟として、そして引退後は兄弟横綱の父として、(今後貴乃花親方の息子が入門したりしない限り)貴ノ花 - 藤島 - 二子山という人生を歩んだ花田満氏は相撲界でもっともマスコミから注目を浴び続けた存在であったと考えられるわけで、決して彼が私生活を省みなかったのではなく、注目の中で親方として稽古を見て、そして自分の生活も、というのは難しかったのであろうなぁとなんとなく同情してしまう。

【何よりも】
今日現役時代の取り組みの映像を見ていて、こういう力士がまた出てこないかなぁという願いを強く持った。やはり相撲はアンコ型の人たちばかりがぶつかっていても面白くないなと。

最新の画像もっと見る