またも銀河の散歩の催促で更新が遅れちゃいましたが、先日「陶彩画展」を見に行ってきたんですよ。
そもそも美術・芸術作品というのは、作った本人がどんな物を「面白い・美しい・カッコイイ」と感じているか、またそれをどれだけ忠実に作品として表現出来ているかというものだと思うので、同じもの・あるいは近いものを「面白い・・・」と感じている人でなければ、まず「素晴らしい」とは思えないという、ある意味端的なものだと私は思ってるんです。
でも人の感じ方ってそれこそ十人十色どころではなくて、まず1人1人全てが違ってるといってもいいぐらいのものだし、何を見てきたかどんな生活を送ってきたかでも変わってくる部分もあると思うので、万人受けする美術や芸術ってほぼないと思っていいと思うんですよ。
まあ、美術・芸術は考えるものじゃなくて、経験の積み重ねから導き出すものでもなくて、完全に感覚(直感)だけだと思うんだけど、だからこそ私は所謂誰でも知ってるような画家の作品とか見ても、全くピンと来ないし(感覚的に)、素晴らしいとも思わないんですが。
例え大多数の人が「この作品は素晴らしい」と言ったとしても(本心かどうかは全くわからんけどね)、私が「素晴らしい」と思うツボは全然違うんですよ。
だから、えらそうな事書いてるけど自分でお金払って美術館とか行かないし、凄い高い絵の価値とか全く理解出来ないんです。
で、何が言いたいのかというと、私はどっちかというと芸術家脳タイプなんですが(あと研究者脳タイプでもある)、他人の芸術感覚ってほぼ同調出来ないんですね。
私が好きなのは、例えば「写真みたいな絵」とか「光で描く絵(残らないヤツ)」とか、手がけてるのがほぼ開発した本人だけっていう、「唯一無二」な感じなんです。
生半可な事じゃ真似出来ない、二番煎じとかじゃない「本物」っていうか・・・。
感覚で「素晴らしい!」って思えるんですよ。
なので、普通の美術作品とか全然興味なくて、見たりもしないんだけど、たまたまニュースでこの「陶彩画」をやってまして。
「これは凄い!」と、私のアンテナにきた訳です(笑)
それで、雨の平日におかんと行って来ました。
おかんも丁度芸術文化センターの隣に用事があったし。
頂いてきた陶彩画のパンフレット。
作品を写真に撮る事は出来ないので、スタッフさんの許可を得て、頂いたチラシをブログで紹介してもいいという事なので、写真に撮ってアップです。
ニュースで紹介されていた「虹色の龍」。
「見る角度によって色が変わる」というのは、正に私が好きな石の条件と全く同じで、しかも「虹色」って、これはもう見に行くしかないでしょう!っていうね(笑)
アップで写してみた。
これだと地味だけど、本物はめっっっさ綺麗だから!
どうしても写真を紙に印刷すると、上手く表現出来ないのだ。
下の部分のアップ。
印刷物なので、アップにするとどうしてもモアレがー
こればっかりはどうにもならない
しかもこれって絵のようで実際は焼き物なので、立体なんですよ。
だから面白いっていうか、素晴らしいんだけど。
いやまあ、何回も何回も釉薬を重ねて塗っては焼き、出したい色が出るまでコツコツと積み重ねて頑張るしかないんだよねー。
もう1つの龍のアップ部分。
右側から見るとブルー系になって、
左側から見るとピンク系になるのです!
自分が動かなくてもライトの当て方によっても変わるし、当然自然光でも変わるし、とにかく微妙な色の変化が素晴らしく美しいの一言なのです!
鱗の1枚1枚から色が違っていて、ホントに生きている龍が飛び出してくるんじゃないかと思える程!
ちょっと立体になってるから、余計にそう思えるんですよ。
ただの2次元絵だと、壁近くから見ると正面が素晴らしくても横からじゃ全然のっぺりなのが、横から見てもちょっと盛り上がってるので、龍が閉じ込められてるように見えるんですわー!
写真じゃ全然伝わらんけどな!
なので、これは生で見ないとダメだとすぐ思って、調べたら日にちちょっとしかないので、慌てて行って来ましてん。
この龍の絵のポストカードか何か欲しかったけど(特殊な複製でもとても買えん・・・)、ただの紙にはちゃんと表現出来ない仕様になっている為、売ってなかったんですよー
もし売ってて買えたら、それをアップしたかったんだけど。
ご本人が納得いく状態じゃないと、発売出来ないそうで・・・。
そりゃそうだわな。
私でもそう思うよ。
この色の変化を出す釉薬を作るのに20年も研究に研究を重ねたという事なんですが、鉱物を使ってるそうなんです。
まあ私が描くとかじゃなくて、純粋に鉱物好きだから
「秘密ですよねー」
と聞きながら、どんな鉱物か知りたいですって聞いてみたんですけど、やっぱ秘密でした(笑)
なんだろうなー、どの石使ったらあんな色の変化出せるのかなーって、鉱物マニアとしては気になりますがな!
この「鉱物」って部分も、私を惹きつけた要因の1つなんですよ。
やっぱり、ちゃんと好きな部分が共通してるんです(笑)
私がオパールやラブラドライト、アンモライトを好きになるのと同じ感覚なんですよ。
超納得。
そんな石を使っているのかもしれません。
あとね、龍だけじゃなくて他の作品も当然見たんですけど、色が変化するのはこの龍だけなんだけど、他の作品というか、草場さんが使ってる釉薬なのかな、その釉薬が出す色がとても好みなんです。
これは感覚なんで上手く言葉に出来ないんだけど、パステル調といえばそんな感じだけどそれだけじゃなくて(もっとビビッドな色もバリバリあるし)、色の付け方もあるのかな、ふわーっとしたグラデーションが何とも言えず美しく、特に私が好きなブルー系だけじゃなくて、どれもホントに「美しい」なと感じるんです
私が芸術作品に、ここまで「凄い」というか「美しい」という感覚を持ったのは初めてかも。
モチーフは多分なんでもいいんです。
たまたま天女とか龍とかちょっと仏教っぽいのが優雅に感じるのかもしれないけど、多分何でも私は惹かれると思います。
で、これはもっと大勢の人に見てもらうべきだと思い、これからの個展のスケジュールとか聞いたんですが、何故か公式ページに東京載ってないんだけど
確か名古屋の後に東京があったはずで、銀座で3日間しかなくてって聞いたんです。
公式サイトに載ってない~
↑こちらから、ブログとかも全てリンクがあるので、興味ある方は是非1度ご覧下さい。
何と、猫ちゃんの陶彩画もあるって、さっき知ったよ
私ももっと若かったら、こういうのやっていきたかったなー
美術大学も出てないし(美術も音楽もそうだけど、「決まったお稽古事」みたいなのが長いと、どうにもヤル気が失せるのです私は自分が描きたいものを描きたいし、弾きたい曲を弾きたいので、大学で興味のない課題を課せられたりとかいうのが、多分性に合わないのです)、若さも体力ももうないからなー
この歳から一発逆転の冒険は無理ですね
まず生活出来ないしのう
私だったら、石を使って石を描きたい(笑)
ギリシャ神話とか星座とか、世界の神話モチーフもいいなあ
あと、動物は猫だけじゃなくて、鳥が1番美しいと思うので、鳥とか。
猫科の肉食獣も大好き&美しいと思うので、そういったもの描きたいなあ
まあ、夢みるだけやったらタダですよ
好きな事は多いけど、仕事にならんのがどうにもね
それで生計立てられないって事は、生粋の芸術家肌なのかもしれない(笑)
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そもそも美術・芸術作品というのは、作った本人がどんな物を「面白い・美しい・カッコイイ」と感じているか、またそれをどれだけ忠実に作品として表現出来ているかというものだと思うので、同じもの・あるいは近いものを「面白い・・・」と感じている人でなければ、まず「素晴らしい」とは思えないという、ある意味端的なものだと私は思ってるんです。
でも人の感じ方ってそれこそ十人十色どころではなくて、まず1人1人全てが違ってるといってもいいぐらいのものだし、何を見てきたかどんな生活を送ってきたかでも変わってくる部分もあると思うので、万人受けする美術や芸術ってほぼないと思っていいと思うんですよ。
まあ、美術・芸術は考えるものじゃなくて、経験の積み重ねから導き出すものでもなくて、完全に感覚(直感)だけだと思うんだけど、だからこそ私は所謂誰でも知ってるような画家の作品とか見ても、全くピンと来ないし(感覚的に)、素晴らしいとも思わないんですが。
例え大多数の人が「この作品は素晴らしい」と言ったとしても(本心かどうかは全くわからんけどね)、私が「素晴らしい」と思うツボは全然違うんですよ。
だから、えらそうな事書いてるけど自分でお金払って美術館とか行かないし、凄い高い絵の価値とか全く理解出来ないんです。
で、何が言いたいのかというと、私はどっちかというと芸術家脳タイプなんですが(あと研究者脳タイプでもある)、他人の芸術感覚ってほぼ同調出来ないんですね。
私が好きなのは、例えば「写真みたいな絵」とか「光で描く絵(残らないヤツ)」とか、手がけてるのがほぼ開発した本人だけっていう、「唯一無二」な感じなんです。
生半可な事じゃ真似出来ない、二番煎じとかじゃない「本物」っていうか・・・。
感覚で「素晴らしい!」って思えるんですよ。
なので、普通の美術作品とか全然興味なくて、見たりもしないんだけど、たまたまニュースでこの「陶彩画」をやってまして。
「これは凄い!」と、私のアンテナにきた訳です(笑)
それで、雨の平日におかんと行って来ました。
おかんも丁度芸術文化センターの隣に用事があったし。
頂いてきた陶彩画のパンフレット。
作品を写真に撮る事は出来ないので、スタッフさんの許可を得て、頂いたチラシをブログで紹介してもいいという事なので、写真に撮ってアップです。
ニュースで紹介されていた「虹色の龍」。
「見る角度によって色が変わる」というのは、正に私が好きな石の条件と全く同じで、しかも「虹色」って、これはもう見に行くしかないでしょう!っていうね(笑)
アップで写してみた。
これだと地味だけど、本物はめっっっさ綺麗だから!
どうしても写真を紙に印刷すると、上手く表現出来ないのだ。
下の部分のアップ。
印刷物なので、アップにするとどうしてもモアレがー
こればっかりはどうにもならない
しかもこれって絵のようで実際は焼き物なので、立体なんですよ。
だから面白いっていうか、素晴らしいんだけど。
いやまあ、何回も何回も釉薬を重ねて塗っては焼き、出したい色が出るまでコツコツと積み重ねて頑張るしかないんだよねー。
もう1つの龍のアップ部分。
右側から見るとブルー系になって、
左側から見るとピンク系になるのです!
自分が動かなくてもライトの当て方によっても変わるし、当然自然光でも変わるし、とにかく微妙な色の変化が素晴らしく美しいの一言なのです!
鱗の1枚1枚から色が違っていて、ホントに生きている龍が飛び出してくるんじゃないかと思える程!
ちょっと立体になってるから、余計にそう思えるんですよ。
ただの2次元絵だと、壁近くから見ると正面が素晴らしくても横からじゃ全然のっぺりなのが、横から見てもちょっと盛り上がってるので、龍が閉じ込められてるように見えるんですわー!
写真じゃ全然伝わらんけどな!
なので、これは生で見ないとダメだとすぐ思って、調べたら日にちちょっとしかないので、慌てて行って来ましてん。
この龍の絵のポストカードか何か欲しかったけど(特殊な複製でもとても買えん・・・)、ただの紙にはちゃんと表現出来ない仕様になっている為、売ってなかったんですよー
もし売ってて買えたら、それをアップしたかったんだけど。
ご本人が納得いく状態じゃないと、発売出来ないそうで・・・。
そりゃそうだわな。
私でもそう思うよ。
この色の変化を出す釉薬を作るのに20年も研究に研究を重ねたという事なんですが、鉱物を使ってるそうなんです。
まあ私が描くとかじゃなくて、純粋に鉱物好きだから
「秘密ですよねー」
と聞きながら、どんな鉱物か知りたいですって聞いてみたんですけど、やっぱ秘密でした(笑)
なんだろうなー、どの石使ったらあんな色の変化出せるのかなーって、鉱物マニアとしては気になりますがな!
この「鉱物」って部分も、私を惹きつけた要因の1つなんですよ。
やっぱり、ちゃんと好きな部分が共通してるんです(笑)
私がオパールやラブラドライト、アンモライトを好きになるのと同じ感覚なんですよ。
超納得。
そんな石を使っているのかもしれません。
あとね、龍だけじゃなくて他の作品も当然見たんですけど、色が変化するのはこの龍だけなんだけど、他の作品というか、草場さんが使ってる釉薬なのかな、その釉薬が出す色がとても好みなんです。
これは感覚なんで上手く言葉に出来ないんだけど、パステル調といえばそんな感じだけどそれだけじゃなくて(もっとビビッドな色もバリバリあるし)、色の付け方もあるのかな、ふわーっとしたグラデーションが何とも言えず美しく、特に私が好きなブルー系だけじゃなくて、どれもホントに「美しい」なと感じるんです
私が芸術作品に、ここまで「凄い」というか「美しい」という感覚を持ったのは初めてかも。
モチーフは多分なんでもいいんです。
たまたま天女とか龍とかちょっと仏教っぽいのが優雅に感じるのかもしれないけど、多分何でも私は惹かれると思います。
で、これはもっと大勢の人に見てもらうべきだと思い、これからの個展のスケジュールとか聞いたんですが、何故か公式ページに東京載ってないんだけど
確か名古屋の後に東京があったはずで、銀座で3日間しかなくてって聞いたんです。
公式サイトに載ってない~
↑こちらから、ブログとかも全てリンクがあるので、興味ある方は是非1度ご覧下さい。
何と、猫ちゃんの陶彩画もあるって、さっき知ったよ
私ももっと若かったら、こういうのやっていきたかったなー
美術大学も出てないし(美術も音楽もそうだけど、「決まったお稽古事」みたいなのが長いと、どうにもヤル気が失せるのです私は自分が描きたいものを描きたいし、弾きたい曲を弾きたいので、大学で興味のない課題を課せられたりとかいうのが、多分性に合わないのです)、若さも体力ももうないからなー
この歳から一発逆転の冒険は無理ですね
まず生活出来ないしのう
私だったら、石を使って石を描きたい(笑)
ギリシャ神話とか星座とか、世界の神話モチーフもいいなあ
あと、動物は猫だけじゃなくて、鳥が1番美しいと思うので、鳥とか。
猫科の肉食獣も大好き&美しいと思うので、そういったもの描きたいなあ
まあ、夢みるだけやったらタダですよ
好きな事は多いけど、仕事にならんのがどうにもね
それで生計立てられないって事は、生粋の芸術家肌なのかもしれない(笑)
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