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高齢期のすまいと介護をメインテーマに、高齢者施設・住宅の最新情報、見学記、セミナーのお知らせや趣味の旅行記を書いています

最期を自宅で迎えられますか?

2013年11月16日 | FP
町田で活動しているグループで、セミナー&寸劇を行いました
町田市広報で参加者を募集しましたが
2日で満席、キャンセル待ち多数…
大変関心が高いテーマであることがわかりました

タイトルは
『高齢者に知ってほしい3つのこと』
その中で
『最期を自宅で迎えられますか?』
というセミナーを担当しました

内閣府の調査(55歳以上)では
最期を迎えたい場所
・第1位:自宅(約54%)
・第2位:病院などの医療機関(約26%)
・第3位:特養などの福祉施設(約6%)
・第4位:有料老人ホーム(各約5%)

しかし、現実は
・第1位:病院(80%以上)
・第2位:自宅(10数%)
です

核家族化が進み、家族の介護力がなくなってきています
高齢者がいる世帯の54%は高齢者独居、老老夫婦世帯のため
自宅で最期を迎えることが困難なのが現実です

今回は
*最期を自宅で迎えるとはどういうことなのか
*最期まで自宅で暮らすためには、どのような準備や覚悟が必要か
を中心に、医療面、そして介護や生活面からもお話しました

ポイントは
『在宅療養支援医』を確保しておき
もし、経管栄養など延命治療を望まないなら
いざというとき、救急車を呼ばず
在宅療養支援医に往診してもらうような態勢を整えておく必要がある
という点です

しかし、どのようなケースでもこれが可能とはいえません
家族がいて、家族の協力があってこそ可能なのであり
認知症で独居のようなケースでは、残念ながら難しいでしょう

これは死生観にも関わる、とても難しい問題です
いざという時、延命治療を希望するのか緩和治療でいくのか
選択を迫られるケースがやってきたら……

判断能力があるクリアなときに、意思や覚悟を決め
それを家族など周囲の人々に、確実に伝えておくことが必須
周囲の協力がなければ、思いを貫くことはできません

いつか必ず死を迎えるわけですが
どのように生き、どのように終幕を閉じたいか
じっくり考えておくことが必要ですね


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