ファイナンシャル プランニング オフィス  FPリフレッシュのブログ

高齢期のすまいと介護をメインテーマに、高齢者施設・住宅の最新情報、見学記、セミナーのお知らせや趣味の旅行記を書いています

スペインに行ってきました!

2011年05月29日 | 旅紀行
震災で3~4月のお花見もままならず、5月の新緑を思いっきり十分に深呼吸することもなく、早くも梅雨入りしてしまいました。
ブラウス1枚で颯爽と走り回れる5月末から6月上旬の予定がまんまと崩され、うっとうしい雨との付き合いが始まったのです。

さて、もう日にちがたってしまいましたが、スペインを旅行してきました。
私が好きなことは旅。
知らない街を興味津々歩き回り、その街特有の文化を膚で感じることに、ひと一倍幸せを感じます。
小学生の時から地理が大好きで、大学でも人文地理を専攻した変わりもの。
そのルーツはTVで見ていた「兼高かおる世界の旅」にあります。

2月に予約していたスペイン旅行。
地中海をわが庭に、広大なメセタ(台地)が広がる、明るく暖かい情熱の国、スペイン。
エネルギー漲る地中海の風に当たりたく、スペインへの直行便がなくちょっと遠いのですが、思い切って行ってきました。

ところが、私がイメージしていたスペインの情熱は、フラメンコ以外はほぼ空振り。
「ヨーロッパのいなか」という表現が適切でした。
巷ではポストギリシャの候補の一つでもあり、停滞気味で、勢いが感じられませんでした。
しかし、それがスペインモード。
元々ラテン系で、商売熱心なところはなく、ゆったり、のんびりのお国柄。
午後の2時から4時まではシェスタで、お昼寝、休憩タイム。お店も締まります。
夕日が落ちるのが9時過ぎで、サマータイムもあり、全体的に2時間ほど時間感覚がずれています。
これだけのんびり暮らせるのは幸せかもしれません。
帰国後、私もまったりモード。
いまだ、エンジンがかかりきれずにいます。

スペインの観光地で驚いたことは、フランスやドイツなどヨーロッパ系の高齢者バスツアー客が多かったこと。
杖をついた高齢のご婦人、ゆっくり歩いている高齢の紳士、あちこちで遭遇しました。
彼らには、地続きで便利なスペインはのんびりしていて暖かく、同じユーロ圏ということもあり、格好の旅行先なのでしょう。

震災後の沈んだ気持ちをスッキリさせてくれる陽気さに出逢えなかったのは残念です。
同じラテン系でもイタリア人の方が明るく朗らかで、洗練されています。
(イタリア大好き人間です。)

今回楽しみにしていたグラナダのアルハンブラ宮殿や、コルドバのメスキータは、ウゥ~ン、素晴らしかったです。
特にメスキータは感動しました!
一昨年訪れたトルコを彷彿とさせられ、イスラム文化とキリスト教文化が混じり合い織りなす異国情緒はトルコ同様琴線に響いてきました。
イスタンブールのブルーモスクで、初めてイスラム文化のすばらしさを認識しました。
イスラム教に対する見方が変わりました。
インデンさんというインテリなトルコ人ガイドさんが、1週間ずっと適切で明解な話をしてくれたのが発端です。
西洋と東洋が混ざり合い織りなす文化はとても魅力的です。
このあたりのことは2年前に他のブログで書いていますので、よろしかったらご覧ください。

http://ameblo.jp/fptea/theme-10015378285.html

私がモスク(イスラム寺院)を初めて訪れたのは、35年ほど前。
神戸トアロード近くの、由緒ある「神戸ムスリムモスク」でした。
阪神間に在住中でしたが、異様な雰囲気だと感じたことを思い出します。
しかし、今ではその感覚はなくなりました。
アラブ人は高い技術水準でを有しており、モスクは阪神淡路大震災でも被害を受けなかった位です。
理数系に強いアラブ民族とでもいうのでしょうか。

スペイン旅行の概要を書いてみましたが、この続きはまた次回にします。


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震災後の高齢者施設探し

2011年05月01日 | くらし
今日から5月となりました。
新緑が美しい、アウトドアが心地よい季節です。

ところが、東日本はまだまだ落ち着かない毎日。
関西以西の西日本と東日本では、人々の心の中が異なっている…と聞きます。

震災時、高齢者の方々は逃げ遅れたり、犠牲になられた方が多かったようです。
被災後も、慢性疾患の薬が手に入らなかったり、衰弱されたり、不安が募っていらっしゃることでしょう。

首都圏においても、動きが出てきています。
3月11日の地震以降、先が読めないことから高齢者施設への問い合わせはほとんどなかったそうです。
ところが、少し時間が経過し、考え方や行動が両極端に分かれてきているようです。

一つは、これからどのような事態になるか分からないので、資金は手元に置いておこう…というグループ。
もうひとつは、生々しい震災の映像による不安や、治まらない余震の恐怖から、すぐにでも有料老人ホーム
に入り、少しでも安心してくらしたい…というグループ。

4月に入ってから、有料老人ホームへの問い合わせや、入居者が増加しているという報告です。
先週伺いましたホームでも、入居者が急増しているとのことでした。
まさに「高齢者の不安が増強され、高齢者施設入居により安心感を買いたい」という緩和策が感じられます。

しかし、「ご自身にとってベストな施設を選択する」という基本は忘れないで下さい。
いくら気持ちが早やっても、多方面からじっくり検討し選んでいく、見学・体験入居して決定する…
この基本ルートは省略しないで戴きたいのです。

ちなみに、震災直後から、昼間は各自の居室で一人すごすのではなく、食堂やリビングでスタッフや仲間の
皆さんとご一緒にすごされる方が増えた…という施設があります。
いずれにせよ、身体の動きの取りにくくなられた高齢者の方々が安心してすごせるよう、一日も早く
落ち着きを取り戻してほしいと願います。

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