ファイナンシャル プランニング オフィス  FPリフレッシュのブログ

高齢期のすまいと介護をメインテーマに、高齢者施設・住宅の最新情報、見学記、セミナーのお知らせや趣味の旅行記を書いています

介護保険における地域区分

2014年10月15日 | 世界の中の日本
先日、北は北海道から南は沖縄県までの方々が出席された研修会で
「介護と高齢期の住まい」についてお話をさせて戴きました
お住まいのエリアにより、介護や住みかえにかかる費用、状況が
異なるため、違和感を持たれないよう、ちょっと気を使いました

介護の世界では、介護保険サービスの保険者は市区町村であり
1割負担で利用できる上限額も、お住まいの地域により異なります

通常ネットなどに掲載されている「要介護度別区分支給限度額
(各要介護度別に、自己負担1割で利用できるサービス利用限度額)」は
基準値といわれる地域の金額で、日本で一番安い金額です

日本全国が「1級地」から「その他」地域まで7段階に分けられています
一番高い「1級地」は東京23区です
人件費や輸送コストなども一番高いためでしょう
基準地の18%増しです
2番目が「2級地」で、東京都多摩市、稲城市、西東京市、
神奈川県鎌倉市、大阪府大阪市で、基準値の15%増しです
そして、「3級地」「4級地」「5級地」「6級地」までの市区町村が
明記され、それ以外の市区町村が「その他」の地域となっています

お住まいの市区町村における区分支給限度額がいくらなのかは
HPで見ることができます
また、市町村ごとに「介護保険のしくみ」などの名称で
介護保険サービス利用に関する冊子が作成されており
それぞれの地域の区分支給限度額も記載されています

もし、隣の市に引っ越して同じだけの介護保険サービスを
利用したとすると、少し金額が異なるケースもあるでしょう

また、高齢者施設の入居一時金などは、施設ごとに設備や
居室面積などにより金額が異なります
しかし、不動産の要因が強いため、東京23区など地価の高額な
エリアの施設は家賃が高い分、全体的に高額になっています


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