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循環と工程とワタシ

2021-12-05 06:00:00 | 43

エンジンの仕組みとして4ストロークというのは
かなり完成形に近い


なぜかといいますと
密閉して燃焼して、潤滑することができるから
エンジンは燃焼に始まり潤滑に終わる。
ポータルサイトのQ&Aでエンジンの熱
(熱対策としてのDOHC)
の話をしたら
オーバーヒートの話をする人がいまして
だけどオーバーヒートwikipediaによりますと
「性能低下(熱ダレ)にはじまり、各部に一層の熱変形や潤滑切れが進み、
ガスケット抜け、カジリ、焼きつきを起こすほか、火災に至ることもある。」
ここまでのこと
彼らが言うオーバーヒートってのは熱ダレのことなんですな
発熱すると何がまずいかというと
油膜を保てなくなって潤滑が上手くいかなくなる
んでかじったり、焼き付いたりするわけです。
逆に潤滑はうまくいかないと発熱量が大きくなる。

最近では本は読んでないから何が書いてあるかしらないけど
BT55が発熱に悩んだのは



横倒しにしたエンジンの潤滑不良だと思う
でもBMWはボクサーエンジンの潤滑のノウハウは持っているはずだけど
ターボだとまた違う問題が出るんでしょうなぁ
ターボといえばハイブリッドで電気使ってコンプレッサー回したらどうでしょうか

ターボじゃなくてスーパーチャージャーだけど
機械損失ないし、熱対策いらないし
いいことづくめだと思うんですが
で、ロータリーの話

クランクシャフト1回転に1爆発
これ変形の2サイクルだよね
まあ新気と排気が混じらないから
2サイクルには分類されないのか
でこれに何が問題かというと

吸気して

圧縮して

点火(爆発)

排気
何が問題かというと

爆発した時にこの部分(緑のライン)の油膜は全部燃えてしまうんですね
まあ、通常の4stも燃焼室は同様なんですが
ロータリーの場合はローターがこの面を摺動していくわけです。
潤滑がなければ金属かじることありをりはべりいまそかり(当然の助動詞)
T先生がロータリーを天に唾するようなものだというのは
こういう理屈です
で、MAZDAはローターの頂点のアペックスシール を研究し
実用化しました。
でもそんなことするなら従来品型の改良したほうがよくない?
新しいことに挑戦するってのは、素晴らしいことだけど
これは根本的な問題だと思う。
水素エンジンに適しているといわれるのは
水素の場合熱が出ないからでしょう
で、模型

カペラは出てんだよね 43で

ミニレーからRX3も出ているけど
前期型なんだよねぇ

後期型のこの、いかにも悪い顔のやつほしいですな

おまけ
以前も取り上げた。
HONDAの回転弁

結局 廃棄側の潤滑が上手くいかず放棄されたらしい
でね、これ、87年ごろの開発なんですよ
F1でターボが禁止されて、楕円ピストンも禁止
笑っただろうなぁHONDAのスタッフ
これが上手く行ったら充填効率はターボ並みだったというから
ターボ禁止しても意味ないし
特許で押さえているから他メーカーは作れない

というわけで一部の人のみわかる
オフ会でする話でした。

こいでさま
その話を脇で聞いていました。懐かしいですね。


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