ちょっぴりありえないおはなし

地方で慎ましやかに家庭菜園や日常のお話

「備前」展を観て来ました

2020-10-21 17:37:35 | 日記

岡山県立美術館で開催中の、「備前~土と炎から生まれる造形美~」を観て来ました。

予約制なのはは前回の高畑展と同様ですが、当日でもすぐできました。

 

備前焼は地元のもの、という認識で、焼き物の中ではひいきに見る気持ちはあるのですが、

展示会として並んだときに、自分にそれを楽しめる素養があるのかな?って、不安が。

つまんない、とか思っちゃったらどうしようかなって。

 

会場入ってすぐに、16C~17Cの桃山時代の古備前が並んでいます。

パンフレットに丸い敷物みたいなのがあり、何なのかなと思ってたのですが、

それはタイヤほど大きな円盤~陶板でした。ものすごく大きな土の塊。

そのボリュームを見たときに、あーもう、こういうものを作ろうって発想が自分にはかけらもないな、と。

それは、作陶した人の持つエネルギーなんですよね。

生きる力というか。そういう言い方しか浮かばないけれど。

そういう備前の土地力にまずやられました。

 

1メートルはありそうな大壺コーナー。こういうものが必要な時代ってどんなだろうって思う。

見るほどに、私はだめだわ、きっと暮らせなかったかも、というような気持ちがどんどん増し、

圧倒されていきました。

 

 

現代作家さんの部屋は、なんと写真全部OK!です。

そこに入ったときに、なんだか、なんというか、ほっとしました。

自分に沿う空気が共有できる、そんな作品が見えたからです。やっぱり私は現代にいきているんだわ。

付いていけないと思うことも多いけれど。ほんとよかった。

 

 干支の置き物。手前に遅れてきたネコもいる。

 

 鳥好きにはたまらない。すいません、作家さんのお名前控えておらず。

 

  ひねりパンみたいな素材感がいい。

 

  

 

 材質は同じだが材質の違いというような、多様な作品は見ごたえがありました。

 

 兼重さん作 手のひらに載る茶入れ?でしたか。

これが一番欲しかったです。ってね、どこか外国の美術館に入ってるの。

 

 

コロナですっかり出不精になってましたが、行ってみてよかったです。

 

 

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