2009年 | フランス映画 |
監 督 | トラン・アン・ユン |
出 演 | ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ、サム・リー |
あらすじ | ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけだった。彼の名はシタオ(木村拓哉)。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという、不思議な力を持つ。彼の父の依頼により、元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は、シタオ捜索の旅に出る。 (ちらしより) |
感 想 | ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホンばかり騒がれてるけど、ショーン・ユーも出てます! 日、米、韓、香港のいい男たちの競演。そして、サム・リーも出てます。(笑) クライン(ジョシュ・ハートネット)は、シタオ(木村拓哉)を捜して香港へ。刑事時代の仲間、メンジー(ショーン・ユー)と再会。 クラインは、殺人犯を追ううちに殺人犯と同化してしまって精神病院に入院。警察を辞めていた。 メンジーがマフィアのボス、ドンポ(イ・ビョンホン)を挑発するシーンがおもしろすぎ~~。 すぐ捕まえてやる。 お前のリリと10ドルでやってやる。 ドンポは冷酷そうで、怖いよ~。 ドンポの手下が、ドンポの女、リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)とお金を持って逃げた。そして、いろいろあってリリはシタオに助けられた。リリは薬物中毒だったけど、シタオが治してくれた。 リリはドンポのところに戻るけど、またシタオの小屋を訪ねる。 シタオは何で自分の体を犠牲にしてまでみんなを救ってるんだろう、と思いつつ。 リリは、もうシタオが他人を救うのを止めさせたい。 もうやめて。 彼らが…、 やって来る。 クラインは、射殺した殺人犯の悪夢にまだ悩まされている。 肉体の完成には 人類の苦痛が必要だった。 監督は何をやりたいのかよく分からないよ~、と思いながら、でも監督を信じて見てた。(笑) ドンポがシタオを殺しにやって来た。 僕を恐れないで。 恐れてない。 惑わされないで 俺は地獄を見てきた。 お前など怖くない。 父よ! あなたを許す。 愚かさゆえに。 許しなどいらん。 あなたを許す。 ああ、そうか! シタオはキリストだったのか? ドンポは、シタオの両手を板に打ち付けて、シタオはまるで十字架に磔にされたみたいだった。 ここで、最初の方でチラッと出てたMonk Artist(サム・リー)が再び登場。(笑) 痛い。 人類のため苦しむ。 放してくれ。 放す? どこへ行く? 主はどこへでも行く。 誰も止められない。 福音を広めていくよ。 やっとクラインがシタオを見つけて、 あなたは? クラインだ。 父の使いで来た。 父の? シタオが孤児院をやろうとしたり、今度は自分を犠牲にしてまで人を救おうとしたのは、父への反発、父のしてきたことへの罪滅ぼしのつもりだったのかな? アクション映画だと思って見てたらキリストの話だった。 |
2007年 | フランス=香港映画 |
監 督 | ウォン・カーウァイ |
出 演 | ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン |
あらすじ | 失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)を慰めてくれたのは、カフェのオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)が焼く甘酸っぱいブルーベリー・パイだった。それでも別れた彼を忘れられない。彼が恋人といる部屋を見上げ、エリザベスは旅に出る。 (公式サイトより) |
感 想 | 映像や雰囲気、ストーリーはウォン・カーウァイなんだけど、何かいつものウォン・カーウァイとは違った。ノラ・ジョーンズはすごくきれいで、おもしろかったんだけど。私は2046の方がもっと好きかな。 せりふがちょっと間違ってたらごめんなさい。ノベライズ本を買えばいいんだけど。 彼が私を捜しに来たら 鍵を返して。 エリザベスは別れの理由を知りたかった。知らない方がいいのかもしれないけれど。 ジェレミーが作るブルーベリー・パイは、いつも売れずに残ってしまう。それは、ただ選ばれなかっただけ? 待って。 一切れもらうわ。 おいしい。 ほんと? このブルーベリー・パイを食べるシーンの色彩が本当にきれい!! 鍵たちの物語を聞かせて。 なぜここに置き去りにされたのか。 防犯カメラのテープを見て泣くシーンは、天使の涙みたい。ショーケースも恋する惑星や天使の涙みたいだった。 その夜、鍵を残して 彼女は消えた。 大切な人に どうやって別れを告げる? 私は何も告げずに その場を立ち去った。 NYから1120マイル メンフィス エリザベスは昼も夜も働いてる。体を動かしてると失恋の辛さを忘れられるからかな? そして、アーニー(デイヴィッド・ストラザーン)と親しくなる。 珍しいな。 いつもは話したがらないのに。 そこへ、アーニーの妻のスー・リン(レイチェル・ワイズ)が登場。雰囲気がカリーナ・ラウみたい! 時間はあるか? 話なんてないわ。 アーニーは、まだスー・リンとは別れたくない。 あんたとは終わり! このまま出て行く気なら殺してやる。 それでどうなるの。 終わったのよ。 感情表現がすごく激しくて、こんなにはっきり言うなんて。何かいつものウォン・カーウァイとは違うな~。 憎んでたのね。 憎んでなんかない。 ただ私のことを放してほしかった。 こうして絆が切れると たまらなく心が痛むの。 これ以上の悲しみはないわ。 ここで出会ったのよ。 エリザベスは、NYの時とは逆に相手の悩みを聞く立場になってる。 彼女から定期的に便りが届いた。 あなたにとって私の思い出は ブルーベリー・パイの好きな女の子? 恋に破れた女の子? あの鍵の中にはジェレミーのもあったんだ~。 今も自分でタバコを巻くの? 吸うか? 朝、飛行機で立つの。 あなたはもういないかと。 って、恋する惑星のフェイ・ウォンみたい。 NYから5603マイル ラスベガス カードをする人は不思議。 勘と運に全てを賭ける。 エリザベスは女ギャンブラーのレスリー(ナタリー・ポートマン)と親しくなる。 なぜこんなところへ? たまたまバスで。 ニューヨークからバスで? キツそうね。 レスリーはポーカーに負けて、かけるお金をエリザベスから借りる。 もし負けたらあの車をあげるわ。 ナタリー・ポートマンはいつの間にこんなにかっこ良くなったんだろう? どうだった? 車をあげる。 乗せてって。 どこへ行くの? ベガスよ。 ベガスにはレスリーの父親がいる。 例え人を信じても最後はカードを切れ。 これが父親の教えよ。 お金でも何でも頼める人だけど、 頼まない。 お父様が入院してると。 死ぬ前に会いたいと 何度も騙されたわ。 でも、…。何てかわいそう。 エリザベスも、やっと車を買った。 エリザベスとレスリーが別れるシーンがかっこいい! 300日目 NY え、こうなるのか。 いつまでも同じ私でいたくなくて。 生まれ変わりたかった。 道を渡るのは難しくない。 反対側で待つ人次第なのよ。 って、ウォン・カーウァイ監督がこういうハッピーエンド?? 恋する惑星もハッピーエンドだったっけ? 新聞に載ってたウォン・カーウァイ監督のインタビュー。 ノラが『最後はどうなるのですか』と聞いてきたので逆に彼女に尋ねたところ、『もちろん、私なら絶対に戻る』と答えました。 エンドロールの最後に流れたのは欲望の翼のテーマだったっけ? |
2005年 | イタリア、フランス映画 |
監 督 | カティア・ルンド、ジョーダン・スコット/リドリー・スコット、スパイク・リー、エミール・クストリッツァ、ディ・カレフ、ステファノ・ヴィネルッソ、ジョン・ウー |
出 演 | フランシスコ・アナウェイク・デ・フレルタス、ベラ・フェルナンデス デヴィッド・シューリス、ケリー・マクドナルド、ジョーダン・クラーク、ジャック・トンプソン、ジョシュア・ライト ロージー・ペレス、ハンナ・ホドソン、アンドレ・ロヨ ウロス・ミロヴァノヴィッチ ビラ・アダマ、ハノウラ・カボレ ダニエリ・ヴィコリト、エマヌエーレ・ヴィコリト、マリア・グラッツィア・クチノッタ ザオ・ツークン、チー・ルーイー、ジャン・ウェンリー、ワン・ビン、ヨウ・ヨン |
あらすじ | 両親の別離、ストリートチルドレン、HIV胎内感染、少年兵など、7つの国の子供たちの現実を、7つの国の監督たちがドラマチックに描く。 (ちらしより。) |
感 想 | 1.タンザ (ルワンダ) 監督 メディ・カレフ ニュースなどでも見たけど、少年兵というのは残酷すぎる。 教室に爆弾を仕掛けに行くなんて。本当は勉強したそうに見えた。 2.ブルー・ジプシー (セルビア・モンテネグロ) 監督 エミール・クストリッツア 少年院を出たら理容師になろうと思ってたのに... 外ではずっといい子でいないとな。 親が息子の更生の邪魔をするなんて、ひどすぎる。 3.アメリカのイエスの子ら (アメリカ) 監督 スパイク・リー これも、親のせいでかわいそうすぎる。 ママたちのこと、 本当だったのね。 でも、ラストは少しだけ救いがあった。 4.ビルーとジョアン (ブラジル) 監督 カティア・ルンド この話だけは少しだけほっとした。力を合わせて空き缶などを拾う兄妹がいいなあ。サッカーゲームがすごく楽しそう。 でも、公式サイトの監督のインタビューを読んだら、見方が甘かった。(汗) 5.ジョナサン (イギリス) 監督 ジョーダン・スコット&リドリー・スコット 俺は誰一人救ってない。 写真を撮るだけだ。 現状を見せないと。 平和を知らない子どもたち。何てかわいそうな。友情では解決しない現実。それを伝えるために、写真を撮る。 6.チロ (イタリア) 監督 ステファノ・ヴィネルッソ やらせてる親をぶち込まないと。 全然罪の意識もなく盗みをしてしまう子どもたち。遊園地で遊んでる姿はごく普通の子どもなのに。 7.ソンソンとシャオマオ (中国) 監督 ジョン・ウー 最後にこの話を持ってくるのがうまいなあ。 お花買って。 きれいなお人形ね。 あげる。 ソンソンとシャオマオがお母さんを救った! 子どもは、世界を変える希望。そして、一番大切なのは学校。 ラストはあの子を探してや初恋のきた道とダブって見えた。 |