お気に入りの映画 2

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

2009-06-10 | ヨーロッパ映画
2009年 フランス映画
監 督 トラン・アン・ユン
出 演 ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン、トラン・ヌー・イェン・ケー、ショーン・ユー、イライアス・コティーズ、サム・リー
あらすじ ある男が失踪した。手がかりは、名前と年齢、数枚の写真だけだった。彼の名はシタオ(木村拓哉)。他人の痛みを身代わりとなって引き受けるという、不思議な力を持つ。彼の父の依頼により、元刑事の探偵クライン(ジョシュ・ハートネット)は、シタオ捜索の旅に出る。 (ちらしより)
感 想 ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホンばかり騒がれてるけど、ショーン・ユーも出てます! 日、米、韓、香港のいい男たちの競演。そして、サム・リーも出てます。(笑)

クライン(ジョシュ・ハートネット)は、シタオ(木村拓哉)を捜して香港へ。刑事時代の仲間、メンジー(ショーン・ユー)と再会。

クラインは、殺人犯を追ううちに殺人犯と同化してしまって精神病院に入院。警察を辞めていた。

メンジーがマフィアのボス、ドンポ(イ・ビョンホン)を挑発するシーンがおもしろすぎ~~。

すぐ捕まえてやる。
お前のリリと10ドルでやってやる。

ドンポは冷酷そうで、怖いよ~。

ドンポの手下が、ドンポの女、リリ(トラン・ヌー・イェン・ケー)とお金を持って逃げた。そして、いろいろあってリリはシタオに助けられた。リリは薬物中毒だったけど、シタオが治してくれた。

リリはドンポのところに戻るけど、またシタオの小屋を訪ねる。

シタオは何で自分の体を犠牲にしてまでみんなを救ってるんだろう、と思いつつ。

リリは、もうシタオが他人を救うのを止めさせたい。

もうやめて。
彼らが…、
やって来る。

クラインは、射殺した殺人犯の悪夢にまだ悩まされている。

肉体の完成には
人類の苦痛が必要だった。

監督は何をやりたいのかよく分からないよ~、と思いながら、でも監督を信じて見てた。(笑)

ドンポがシタオを殺しにやって来た。

僕を恐れないで。
恐れてない。
惑わされないで
俺は地獄を見てきた。
お前など怖くない。

父よ!
あなたを許す。
愚かさゆえに。
許しなどいらん。
あなたを許す。

ああ、そうか! シタオはキリストだったのか? ドンポは、シタオの両手を板に打ち付けて、シタオはまるで十字架に磔にされたみたいだった。

ここで、最初の方でチラッと出てたMonk Artist(サム・リー)が再び登場。(笑)

痛い。
人類のため苦しむ。
放してくれ。
放す?
どこへ行く?
主はどこへでも行く。
誰も止められない。
福音を広めていくよ。

やっとクラインがシタオを見つけて、

あなたは?
クラインだ。
父の使いで来た。
父の?

シタオが孤児院をやろうとしたり、今度は自分を犠牲にしてまで人を救おうとしたのは、父への反発、父のしてきたことへの罪滅ぼしのつもりだったのかな? アクション映画だと思って見てたらキリストの話だった。

ラスト・ブラッド

2009-06-03 | 香港映画
2009年 香港、日本、フランス映画
監 督 クリス・ナオン
出 演 チョン・ジヒョン、アリソン・ミラー、小雪、リーアム・カニンガム、JJ・フィールド、倉田保昭
あらすじ 先が見えない混迷の時代を迎えた日本で、オニたちが暴れ始める。オニ壊滅のために秘密裏に創られた組織の頼みはもはや一人の少女だけだ。サヤ(チョン・ジヒョン)、16歳。父を殺したオニゲン(小雪)への復讐だけを目的に、たった一人で生きてきた。 (公式サイトより)
感 想 もっとスカッとする映画だと思ったのに。予想と違ってダークな映画。

アクション監督は、コーリー・ユン。チョン・ジヒョンは初のアクション映画なのに、クローサーのヴィッキー・チャオを超えたんじゃないかな? 日本刀でオニを斬りまくるシーンがすごい!! 目の強さが最高!! でも、血がドバッと出たり首が飛んだりしてちょっと残酷。

サヤ(チョン・ジヒョン)は、アメリカ空軍関東基地に潜入。セーラー服姿がかっこいい! そこで、オニに襲われてるアリス(アリソン・ミラー)を助ける。そして、すごいワイヤーアクションの連続!!

サヤは、ずっと殺された父の敵をとるために生きてきた。

人生はもっと意味がある。
私にはない。

サヤはオニと人間のハーフだった。アリスがサヤに言うせりふがいいなあ。

自分を疑わないで。
あなたは人間よ。

途中でオニゲン(小雪)の正体は予想が付くと思うけど、サヤは何てかわいそうな!

殺せば殺すほど
お前はオニになる。

小雪さんもきれいで、かっこよかった!!

このラストは救いがなくて、ちょっとやり過ぎなような。

そして、サヤは、

捜し続けてる。
こちら側に戻る道を。